マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

SFの悪夢

2015-09-13 | Weblog
マイナンバーはまるでSFの悪夢だ。

20年位前から、プライバシー保護ということで、
子どもたちの学校のクラスの名簿も名前だけになった。
町内会の名簿はずっと前に無くなった。
どこにお年寄りが居るのか子どもが居るのか、
住んでいるのかいないのか、か同じ町内にいてもさっぱり分からない。
聞いたりすればプライバシーの侵害になる。
プライバシーはお上だけが握る、ということらしい。

マイナンバーによって、
年金や健康保険の情報だけでなく、
また、貯金等の財産の情報だけでなく、
やがて、スーパーで何を買ったか、
図書館でどんな本を借りたか、
レンタルDVDでどんな映画を借りたか、
どこに旅行したか、
どんな病気でどこの病院でどんな治療をしたか、
全部お上の「お見通し」になっていくだろう。
ハッカー、詐欺師にとって、さぞやりがいが出来るだろう。

こんな管理社会が私が生きている間に出現するとは思わなかった。
これは、まるっきりSFだ。
しかしすぐに慣れて「こんなもんだ」と思うようになるのだろうか。
カードはやっぱり便利と思うようになるのだろうか。


マイナンバーカードの受け取りを拒否しても、
既に私にマイナンバーが付けられていることに変わりなく、
マイナンバーカードを持たない人は生活に不便を強いられることになるだろう。

「自由」がどんなに素晴らしいことか、
「自由」こそ「生きる」に値する。
「自由」でなければ生きている意味が無い。
マイナンバーで
「自由」は危機に頻する。


コメント
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