マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

出町で

2015-09-27 | Weblog
京都市上京区の出町商店街は、他のところに比べると個人商店がとても頑張っている方ですが、
でも、いつの間にか閉店してシャッターが下りたままになっているところもあって、
さびしいです。
もし生きていれば、110歳になりますが、
祖母が元気に毎日通っていた頃はそれこそ、
何でもそろう、とても活気のある場所でした。
髪結いさん、お線香屋さん、お餅屋さん、煎餅屋さん、お茶屋さん、
竹の皮店、呉服屋、傘・提灯店、金物屋、小間物屋、陶器店、
豆腐屋、手芸店、毛糸屋、魚屋、薬屋、化粧品屋、漬物店、八百屋、
文房具店、履きもの屋、鞄屋、米屋、乾物屋、酒屋、布団屋、ガラス店、
時計屋、衣類店、花屋、肉屋、かしわ屋、寿司屋、うどん屋…そして、鍛冶屋さん…
時代は変わる…
いい方に変わるのなら良いのですが、
昔の方が変化に富んでいたような気がします。
生活の仕方、人の姿恰好、顔も!段々平均化されて行くのは物理的にも当然なのかもしれませんが、
スピードが速すぎる気がします。
でもそれは、表面だけ、かもしれません。

写真の店は、ついこの間まで、
三つ前垂れやモンペ等の農作業用の衣類やてぬぐいや
いろいろな作業ズボン等を売っていました。
大原や鞍馬の産物を担いで、
出町までやってきた女性たちの服装も、
ここで揃ったのではないでしょうか?
今はもう店の中はほとんど空っぽでした。
店の前の段ボール箱に、木綿の細かいチェックの丈夫そうなズボンを
きれいに畳んで積み重ねて1000円均一で売っています。
私はほとんどスカートしかはかないのですが、
庭での作業用にと思って、一枚買いました。
家に帰ってはいて見たらシルエットもきれいで、
これなら普通に出掛ける時にも着られそうです。
やったー。
コメント
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