霧のような雨が降っていましたが、
庭に出てみると「つくし」が出ていました。
見ると摘みたくなります。
ツクシは確かに筆の形に似ているけれど、
「土筆」を「つくし」と読むのは難しいな。
ツクシは、簡単に手でちぎれるけれど、根はとても強く、
何処までも続いていて(中央から下、黒い部分は土の中)
そこからスギナ(青い矢印)が伸びて大きく茂り、
どんどん光合成をして更に根を伸ばし、
来年またツクシを育てて胞子(緑色の粉)を飛ばします。
やがて地上はすべてスギナに覆われるのじゃないかと思うくらいすごい勢いだけど、
他の植物も皆、それぞれの種の繁栄のために、
それぞれ、途方もない戦略で生き延びるために工夫しています。
その植物にすべてを依存する動物も、同じように、生まれ、絡み合って、命を繋いでいる。
人間も同じだなと思います。
摘んだ土筆は、袴を取って、よく洗い水にさらすと、ピンク色になります。
さっと茹でて、もう一度水に曝してから、
甘辛味で煮詰め、佃煮にしました。