伊勢街道は、今も普通に、町と町、村と村を繋いで、
人や車が利用する便利な道として存在しています。
道は舗装され、道幅が広げられたところもありますが、
驚くほどむかしのままの集落が残り、人が暮らし、行き来しています。
その伊勢街道を、少しずつ、車で、あるいは自転車で辿ってみようと思っています。
この日は車で、櫛田川の、かつて「渡し」のあったところから出発、ということにしました。
土手を登れば櫛田川です。
街道には、方々に道標や石燈籠が残っているので、分かりやすいです。
『右さんくうみち(参宮道)』の道標、横には『左けこうみち(下行道)』と彫られています。
力強い文字です!
↑ 右端は散髪屋さん、ガラス戸越しに髭を剃ってもらっているおじさんが見えました。
↓ 和菓子屋さん、営業中!
街道沿いは、新しい家や、美しくリフォームした家も多いのですが
ついつい古い建物や廃屋などに目を奪われます。
↓ 『禁酒の神様』いろいろな神様がいるもんです。
街道は軽自動車向きの細い道が多く、すれ違うのはちょっと大変、
昔はそれでも十分広かったのだと思います。
現在は大抵近くの田んぼの中などに新しい広い道路(バイパスなど)があり、
大きな車はそちらをを利用しているようです。
そのことが集落の姿を昔のまま保つことが出来た理由ではないかと思います。
この日は雰囲気のある『神戸(かんべ)神社』と堂々とした立派な建物の『信楽寺』の隣りの ↑『閻魔堂』あたりまで辿りました。
町の古い案内図がそのまま残されていました。
次回は、この辺りから出発したいと思います。
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