雨がやんで、少し明るくなってきました。
秡川辺りをぶらぶら、
夕べからよく降った雨のせいで水は濁っていますが、たっぷりとした水が川辺の草を揺らし、
木々の間から漏れる光が水面に踊る様子はいつもの秡川、
この小さな川の岸辺に立つたびに、西洋の印象派の画家が描く景色を感じるのです。
行ったことも無いヨーロッパ、気候も違い、木々の種類も違う、歴史も違う。
なぜでしょう・・・
川辺にボートが3艘
秡川は、櫛田川から分かれて、伊勢湾に注いでいる短い川(全長14キロ)です。
過去に何度も氾濫を繰り返しているそうです。
元々はこちらが本流で、大氾濫で、川の流れが変わり、
秡川が支流になってしまった、という経緯もあるそうです。
(斎王がみそぎをした頃はもっと川幅が広かったそうです)
氾濫域はとても広くて、田畑が広がる平地となって今に至っています。
川はうねうねと平野を蛇行しながら流れ、川の両岸はコンクリートで固められることなく、河畔林の帯が続いています。
川岸の木々が川を守っていることを実感します。
↑ 河畔の林
農業用水路として、この地域の重要な水源でもあります。
コンクリートと違って、河畔の管理が大変だろうと思いますが、
生きている川、という感じがします。
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