マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

妙顕寺(京の寺)

2014-01-16 | Weblog
俵屋吉富へ和菓子を買いに行ったついでに近くの妙顕寺が公開されていたので、
行ってみました。(重要文化財の寺宝等も公開中)

手元のパンフレットによれば、
「・・・1321年(元亨元年)日蓮の命を受けて、日像は後醍醐天皇より寺領を賜り、
今小路に妙顕寺を建立。
度々比叡山衆徒に襲われて移転。
さらに幾度も乱や火災に巻き込まれて焼失し更に移転を繰り返し、
1584年秀吉の命により現在地に移転。
1778年に天明の大火で焼失するが直ぐに再建され・・・現在に至る・・・」

京都の街中には普段公開されていない寺がたくさんあって、
たまに入るとその広大さと立派さにびっくりします。
この寺もなんと1万坪、周囲に塔頭が九つあります。
その広い中にチリ一つありません。
巨大な建築物が幾つもあって、柱も廊下もピカピカに磨かれています。
配置された樹木と建物がどこから見てもぴたりと構図が決まります。



それぞれのお堂がいくつもの橋で結ばれています。
3つの趣の違った庭があります。
写真は白砂を川に見立てた枯山水です。
その人工美に圧倒されます。



京都の大地には京都の町の波乱万丈の歴史が幾層にもなっているわけですが、
このような寺に入るとあまりにきれいすぎて嘘っぽく感じるほどです。
今、京都の多くの大きなお寺はこの寺と同様に博物館か美術館のようになっています。
でも、見方を変えれば、
日蓮上人の教えにすがるしか、死後の世界に救いを求めるしかない位
つらい暮らしをしていた庶民が膨大な人数いた時代だった、
そんな時代とは現代は少し変わったのかな、と思います。
(今でもお題目を唱えることで権力にすがり自分を守ろうとする人も大勢いますが、、、)
とは言えこのようなお寺が京都の町にはいっぱい!
どうやって維持されているのか謎です。

和菓子屋さんに茶点が併設されていたので、
ちょっと一休み。

・・・とここまで書いて思いました。
今はまさに「金教」「金宗教」の全盛時代!
寺や神社や教会に替るのが、高層ビルや原発なのかも。
いつか時代が変わり、未来の人が、
「世界中の多くの人が『金』を拝みあがめて『金万能教』に狂って、さまよった時代があった。」と、
廃高層ビルや、廃原発を、観光して回ることになる?かもしれません。



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