こんばんわ。
年を追うごとにネタが無くなりつつある鉄道趣味。
そんなこともあって、最近は模型のネタを口にすることが多くなってきました。
このところ模型的発想から古い鉄道写真を語ることが増えています。特に最近のトレンドはKATOのスポーク車輪です。
旧型国電、特に飯田線シリーズが発売されるようになってから、後を追ってスポーク車輪がパーツとして発売されました。しかし、如何せん値段も高い上に購買欲も無くなり、肝心のKATOは飯田線シリーズを続ける気がさらさら無いという状況も有り、買い控えると共に関心もそれほどなかったのです。
コロナ禍で外に出る自由度が無くなり、購買欲がなくなった今、お小遣いが減らないことも重なり、遅ればせながらスポーク車輪の導入を決意しました。
ただ、今までどおりだと購入しては仕舞い込んで活用されず、負の遺産になるばかり。人生を折り返してしまった今となっては何かしら活用しないと勿体ない。そんなこともあって、このスポーク車輪をどう活用するか考える機会が多くなった訳です。
しかし、このスポーク車輪というのも非常に厄介。
JR世代からすれば無用の長物であり問題ないのですが、古い車両だからと言ってすべてに利用できるかというところに問題がある。
【電車】
このスポーク車輪を履いていたのは大まかには戦前型なら問題なさそう。しかし、車両によっては昭和40年代に新しいものに交換されたものが多く存在するようです。この辺りを詳細に解説・記録した資料はまずないと思われ、実車の写真でしかもサイドから床下がキレイに写っている写真から判断するしか無さそうです。交換した時期によりどちらの写真も出てくる可能性がありそうです。
【気動車】
気動車では10系以降でスポーク車輪を使っていることは無さそうなので、あまり気にしなくて良さそうです。
【客車】
やはり国電の戦前型と同じことが言えそうで、個体差があり難しそう。オハ35系やスハ32形が該当しそうですが、TR47に交換された車両は対象から外れそうでしょうか?
【貨車】
これが一番厄介かもしれません。時代による個体差が激しそうです。タンク車等は私有貨車が殆どであり、これも個別に写真を探すしかありません。しかし、タンク車などは車体の形状から車輪の状態が判りやすいので、写真記録さえ手に入ればいじれそうです。
特に面白いのが、一つの台車に違うものを取り付けているものも存在したこと。写真が見つからなくなってしまったので、そのうちご紹介できればと思います。
現在はまだスポーク車輪が手に入っていなかったのですが、いつもの通販で思ったより簡単に見つかりました。時間は掛かりそうですが、実車を検証しながら交換を施工し、ネタになりそうだったら順次ここでご紹介していこうと考えています。
今回は一つだけネタを振っておきます。
貨車の中でも比較的後期に製造されたとび色の車体をもつワム80000やトキ25000、ワキ50000などがスポーク車輪を使用しているとは思えないのですが、ここにそんな思いを覆す写真を見つけました。
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※写真はクリックすると大きくなります。
ワム80000が繋がっている貨車の車列。EF81のちょっと左側に見えるワム80000にご注目。
積雪で全体が白いため、この1両だけ車輪が透けて見えるのが良く判ると思います。
ワム80000の初期車は昭和36年頃のようですが、新製からスポーク車輪が使用されていたのか不明です。画像の車両を良く見ると反対サイドにもブレーキてこ案内が見えますのでまったくの初期車というわけでもなさそう。
ネットで調べてみてもワム80000でスポーク車輪を履いた車両は出てきません。とすると、何らかの事情でわざわざスポーク車輪に取り替えた?可能性もあるかもしれません。
遠い写真なので番号も不明。実態が知りたくなる車両です。
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