9月14日
湾曲するアーレ川に囲まれた土地を生かして、1191年ツェーリンゲン公
ベルヒトルト5世によって造られた町がこの地の始まりで、
13世紀から神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世によって帝国自由都市となり、
さらに発展していった美しい旧市街は、
1983年にユネスコの世界文化遺産に登録されたとのこと。
言い伝えによると、公爵が殺した熊に因んでベルンと名づけられたという。
このベーレン広場には、マーケットが並び、いろいろな食材が並んでいた。
この他にも、魚や肉、香辛料、
日常生活に必要な食物は何でも揃っている。
ヨーロッパではどこに行ってもこのような市場があるが、
日本ではお祭り以外あまり見られない風景である。
時計塔
13世紀に造られた城門に、1530年、据え付けられた天文時計で、
以来、人々の生活の基準になっているという。
中に入ってみると、若い人達がたくさんいて何かを学んでいるような、
カルチャーセンターのような雰囲気の部屋があり、
その横に時計を動かしている機械があった。
水飲み場
街のあちこちに、彫像が美しい泉(水飲み場)が10以上も点在している。
ここは公共の水場で、かつては馬に水をやったり、
洗濯をする姿が見られたそうだ。
そして、かの有名な物理学者アインシュタイン博士が
1903年~1905年の2年間を過ごした家があり、
特許局に勤務する20代だった彼は、
ここで特殊相対性理論を生み出したのだそうだ。
あまり大きくはないが、彼がベルンで最も美しい通りと
たたえたクラム通りに面していて、窓からの眺めがすばらしい。
(前述の水場のある通り)
若かりし日の彼と妻ミレーヴァ。
私の思い浮かべる顔は、後年の彼。
1955年、75歳で帰らぬ人になった。
名前しか知らない人だったのに、
偶然彼の家を訪れ、ここでいただいた資料から、
彼がユダヤ人であったこと、
聡明で寡黙なセルビア中産階級家庭出身のミレーヴァ・マリッチと、
親の反対を押し切って結婚したこと、
1933年、政治上の理由からアメリカに出国して、
プリンストンに研究の場を見つけたことなどを知り、
大いに勉強になった。
熊公園
ベーレン広場から歩いて15分、ベルンと熊の関係は古く、
この公園では2組の熊の夫婦とその子供達を放し飼いにしている。
アーレ川に掛かる橋から美しい旧市街地を見ていると、
橋を渡り切った辺りに高い木がたくさんあり、ふと見ると、
30~40mの木に熊が登って行くのが見えた。
あっという間だった。
公園の傍のレストランで昼食を取り、
夜は全員でホテル近くの中華店で
盛り上がったが、これは割愛・・・
ベルンもすばらしい街だった。
ご無沙汰ばかりでごめんなさい。
何とか今月中に帰国しなければと思っているのですが・・・
書きたいことがいっぱいあって、なかなか筆が進みません。
夜中の内職?で、目もショボショボ・・・
いっそのこと、明日帰国しちゃおうかな。
春頃になったら、お正月になるかしら(笑い)
楽しんで、懐かしくて、参考になって、感心しています。
いつもパソコンに向かうのは夜中。
少しずつ書き溜めているので、4ヶ月も遅れていますが、
飽きずにお訪ねいただき、本当にありがとうございます。
また、チョコッと遊びに伺いますね。
どうぞお体をお大切になさって下さい。
随分凝ったブログ、いくらかお暇が出来ましたか?
ぽっぽちゃんと「御元気かしら?」と案じていました。お遊びにいらしって・・