蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

家庭の中の女性、家庭の外の女性 【1】

2009-03-29 | 仕事
家族のために・・・・
そう思って、一生懸命頑張っていることは、実は、自分のためだったりする。

家族のために、家を美しく整え、美味しいご飯を作り、衣服を整え、
完璧なハウスキーピング。

きちんと規律正しい生活。
子供の学校への提出物や忘れ物もない。
完璧、完璧、完璧。
家族は、気持ちよく、清々しく家庭生活を送ることができる。
まさに主婦の鑑。

これは、専業主婦でなくても、時間や体力のない人でも、
人の力、お金の力を借りればできるとも言える。
それどころでないギリギリの生活をしている家庭にとっては、
また別のところに問題が山積されているが。
それはそれで、子供は逞しく育っている例もある。

昨今のマスコミは、
専業主婦は、「外で仕事ができない人」という扱いが多くなってきている。
「無職主婦」。
「奥様」は、奥にいなくなり、「有閑マダム」は死語化し、
もはや憧れの対象ではなくなっている。
「自分の力で行動する女性」が、注目を浴びる。

もちろん家庭の事情で、働きたくても働けない人もいる。
働きたくなくても、働いている人もいる。
自分の事情で、働けない人、働きたくない人、反対されても働く人もいる。
働くのは、息をするのと同じで、なんの意識もせずに自然体で働いている人もいる。
かたや、働かないことに、なんの疑問も抱かない人もいる。
世の中、いろいろな家庭があり、いろんな人がいて、一様には、言い切れない。
だが、話が広がりすぎると、焦点が絞りきれなくなるので、論点がぼける。

仕事と家事との両立に疲弊した有職のお母さんを見て、
専業主婦に憧れる若い女性も増えたとか。(揺り戻し復古現象)
中には、専業主婦のお母さんに憧れて、専業主婦を希望する娘さんもいる。
経済能力のないお母さんを、働かない社会性のない人だと憐れみ蔑んで、
自分は自立の道を目指すケースもある。

(つづく)