蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

ヒマ人の逆切れ

2015-07-16 | ブログ

ヒマな層、人々は、確実に存在している。
そのボリューム・ゾーンは、一日の大半を自分のために使っている。

ヒマというのは、時間がたっぷりあることだ。
自分の時間が確保できる、というと聞こえがいいが、ヒマをもてあましている場合が多い。

膨大な自由時間を「有効に」使っている人は、おそらく、あまりスマホやら、パソコンにかじりついていたりしない。
1時間以上(だったか?)、インターネットでうろうろしている人は、依存症だそうだ。
もし1時間なら、わたしも依存症になる。


無職。
これは、仕事をしていないということ。
仕事のために費やされる時間がないと、膨大な時間を確保できる。
というか、時間が余る。

仕事をしていない状態にも、いろいろある。
リタイアした人々も、その中にもちろん入る。
専業主婦も。
失業中、仕事がない人も。
仕事をしたくない人も。
したい仕事しか、しない人も。
病気やなんらかの事情で、仕事ができない人も。

どの国も、失業率で、国の、ある一面の実態が浮き彫りにされる。
ちなみに、この失業率は、気に入った仕事しかしない人のことは、カウントされているのだろうか。

とにかく、仕事をしていないと、育児や要介護の家族でも抱えていない限り、ヒマである。
退屈。

退屈との対峙は、各人、いろんな方法で取り組まれているようだが、
インターネットは、もっとも安易で手軽なお遊びとなっている。

と、じつのところ、ここまでが、今日の記事の序章、リード部分である。
じつに、じつに長いのが特徴だ。
さて、ここからが、本題。

 

わたしの参加している「ブログ村」、各カテゴリーの閲覧数(ブログ村のポチ、INやOUT数)を見てみると、
時間がたっぷりあるだろうと思われる人々の参加するカテゴリーの各ブログは、とてつもなく閲覧数が多い。
他のカテゴリーと同じような内容、濃度、質でも、桁が一つや、二つ、多い。
とりわけ、特段、極めて稀で特異な内容でもない、普通の一般的な場合であっても。

まあ、それはそれでよかったね、の話であるが。
その中で、今日、はじめて読んだブログがある。
夫との生活を嘆く主婦の愚痴ブログだが、おそらくこの夫は、モラルハラスメントの加害者にあたると思う。
部分的に感情移入できる記事もいくつかあり、なかなか興味深い内容に惹きつけられ、次々記事を読んでいった。
が、どんどん読み進み、何箇所かのところで、ぴたっとわたしの感情が止まってしまった。
と同時に、クリックする人差し指も止まった。

記事内に時々入る、商品の詳細。(広告が大きく、べたっと貼り付けてあるものではありません)
記事と思って読んでいると、自然な成り行きで広告に飛んでいく仕組みのパブ広告。

記事は、薄々で、「いかにも広告目的」というブログは見え見えで、読まないが、
今回のブログは、そうとう巧妙だった。
内容がよかっただけに、落胆も大きかった。
一回目の広告登場には、それまでの記事が、まじめな内容だっただけに、
ふう~ん・・・よほど、ご自分のおススメのお気に入りグッズがあるのね、と思っていたが、
二回目の記事を発見すると、こころのシャッターが下りた。
落とし穴が、突然、ぽっかり口を開いていたので、その不意な仕掛けに驚いた。
(このブロガーさん、文章、上手だし、うまく利用すると、資本主義経済は、うまく回る・・・
能力と時間と趣味を活かして、お小遣い、欲しかったのは、わかるけれど)


自分の人生時間は無限ではない。
ちょっと目に留まり、わたしの時間を少しでも割き、ほんの短い間でも興味深く読んだ。
それは、無駄ではない時間だった。が・・・。

あのブログは、もう二度と読まない。
惜しいブログである。

 

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貴重な時間、返せーと言いたい気分。。。。
いい線いきそうだった、お気に入りの人にフラれた人が、
「プレゼントや、飲み食いに使ったカネ、返せ~」と、
悪態をついている風か。