小学生男児、YとK。 小4と小2。
長女の上2人の孫たち。
うちに来るのは週2回。
今日はイレギュラーで親と下孫女児たちは来ず、(いつもは夕食も食べるが)今日は不要。
遊びと宿題。
弟Kのほうが先に来て、TV録画番組を観た。
兄Yは後から来て、せっせせっせと(プラレール=電車のオモチャ)1人遊びをした。
3日前は、2人で同空間=和室で恐竜シティを作っていた。
この2人、全く喋らず黙々と自分の遊びを同空間でしている。
弟Kは、日本酒(獺祭)の箱で巨大な恐竜作り、兄Yは線路で街の交通インフラ作り。
お互い、自分のしたいことに熱中するだけで、協力、共同で遊ぶことは意図していないと思われるが、そのうちに和室は恐竜シティの合作ワールドが出来上がっていた。
(その日は、保育所帰りの女児孫たちが、その巨大恐竜で遊んでいた)
兄は、まだプラレール遊び熱が続いていたが、弟は恐竜作りに飽きて、今日は最初からTV。
やがて、一区切りつき、宿題をする流れになった。
弟Kは、宿題をし始めると眠くなって、宿題が出来ない。
「眠いならちょっと寝たら?」と、わたしがタイマーで、最初は1分、次は3分測り、仮眠をさせた。
が、なかなか思うようにはいかない。
眠い→宿題をしなければいけない→机に突っ伏せる→宿題が進まない→目が半分閉まる→宿題義務→眠くてイライラ→
「甘い匂いで目が覚めるかも?」と、(中はほとんど残っていないが)強力な匂いを放つメイプルシロップフレバーのお菓子の袋をわたしが出してきて、弟Kの鼻のあたりでパカパカさせたり。
「頭が疲れた時は甘いものが効果があるらしいよ」とわたしの説明に、兄Yは、「それ、聞いたことある」と頷いてくれたり。
兄Yはそんなこんなを尻目に時間をかけて宿題を終えた。
が、弟Kは眠いままで、にっちもさっちもいかない。
「帰ってからおうちでしたら?
歩いているうちに、家に着く頃は目も覚めるよ」
とわたしが提案しても、宿題をしてから帰る、と弟Kは言い張る。
兄Yは自分はもう宿題は済んだので、早く家に帰りたいと言う。
弟Kは、宿題が済まないと帰らないと譲らない。
でも睡魔との闘いは続く。
早くして!と、兄Y。
ぐずる弟K。
家に帰ってしなさい、と教育義務放棄したがる、ばあちゃん。
だが、弟Kは、粘る。
3人バトル。
途中、算数計算プリント、数字の9が、どうも乱れていて、読みづらい。
「これ、読みにくいね」
と、わたし。
「そんな字だったら、ペケつけられるぞ」
と、兄Y。
「自分で丸付けするから、いい」
と、弟K。
「書き直すのが面倒だったら上からなぞったら?」
と(まったく指導になってない)わたし。
兄Yは、もう着替えてカバンも下げて帰る準備完了。
早く、早く、と急かす。
グズる弟K。
この2人、かわいいというか、成長した、というか、巻き込まれて疲れる、というか、、、。
どうにか宿題も終えて、やっと家を出たが外は暗くなっていた。
仕事から帰ってきた、おじいちゃん(=夫)と家のガレージで遭遇。
揚げパン専門店のカレーパンを一個、おじいちゃんが忘れものを取りに帰ってきた弟Kに、お土産に渡した。
(わたし、食べたかった、、、のに、、、)
カバンに入れたまま忘れると悪くなったら困るので、あとから長女にLINEでカレーパンのことを伝えた。
長女は、翌日の昼食に長女がいただく、とのこと。
在宅ワークだから、ちょうどよい。
ああ、わたしの(食べるはずだった)カレーパン。
見るからに美味しそうだった。
だが、長女が食べてチカラになるのなら、そのほうが良い、、、よね。
と、食意地の張る強欲な自分を慰め諦めるのだった。