夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『映画 ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』

2016年01月04日 | 映画(た行)
『映画 ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』
監督:高木淳
声の出演:TARAKO,屋良有作,鈴木みえ,島田敏,飛田展男,菊池正美,渡辺菜生子,
     中友子,茶風林,中川大志,劇団ひとり,パパイヤ鈴木,渡辺直美,ローラ他

天皇誕生日の23日にTOHOシネマズ梅田にて2本ハシゴ。

気づけば四半世紀、25周年を迎えた“ちびまる子ちゃん”。
25年前にすでに大人になっていた私にさほど思い入れはないものの、
予告編を観れば“ドラえもん”と並んで鉄板の雰囲気。

花輪くんの家にやってきた世界各国の子どもたち。
アメリカのマーク、イタリアのアンドレア、インドのシン、
ハワイのネプ、ブラジルのジュリア、香港のシンニーらは、
日本に10日間滞在の予定だという。

花輪くん宅はまとめて面倒を見られるほどの豪邸だが、
同じ家にホームステイしていたってつまらない。
もっといろんな暮らしや文化を知るためには別々の家で預かるほうがいい。
花輪くんはそう言って、ほかのホームステイ先を募る。

それぞれのホームステイ先が決まりつつあるなか、
イタリアの少年アンドレアがなぜかまる子のことを気に入り、
どうしてもまる子宅に滞在したいと言い張る。

言葉も通じない外国人の少年をどうもてなしてよいかわからないから、
両親はなんとか断ろうとするが、おじいちゃんが「まかせておけ」。
こうしてアンドレアはまる子宅にホームステイすることに。

意外に日本語を話せるアンドレア。
彼のおじいちゃんが日本のことが大好きで、日本にいたこともあるらしく、
おじいちゃんから日本語を習ったのだと言う。
そしてアンドレアにはどうしても日本で会ってみたい人がいた。
わずかな手がかりを頼りに、アンドレアの願いを叶えようとまる子たちは思うのだが……。

「ら抜き」ではない日本語が使われていて、およっ。さすがです。
まる子たちが訪れるのが大阪と京都なのが関西人にとっては嬉しい。
しかもみんないい人に描かれているから、おだてに乗せられてしまいそう。
中田カウス・ボタン、笑福亭仁鶴、間寛平が“なんば花月”に登場、
トータス松本は大阪のおっちゃんの声を担当し、エンディング曲はウルフルズ

私はやっぱり“クレヨンしんちゃん”のほうが好きだけど、鉄板であることにはまちがいなく。
安心して観られるアニメというのはいいものです。

言葉なんて通じなくても、ちゃんと通じることがある。

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