夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』

2016年01月26日 | 映画(な行)
『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』
監督:松山博昭
出演:小栗旬,柴咲コウ,向井理,藤ヶ谷太輔,水原希子,古田新太,濱田岳,
   高嶋政宏,でんでん,勝矢,阪田マサノブ,阿部進之介,山田孝之他

いつものとおり、土曜日にしこたま飲み、翌日曜日の朝。
サッカーに行くダンナを起こさなければならないから、ゆっくり寝てはいられません。
早起きしたついでに梅田まで映画を観に行くつもりだったけど、寒い、寒すぎる。
予報のような雪模様ではないものの、気温は氷点下。
うだうだしているうちにどんどん過ぎてゆく時間。

日曜日は16時に晩ごはんという掟があるから、
梅田で2本観ることをあきらめるか、そもそも梅田に出ることをあきらめるかの二者択一。
もっとうだうだしながら悩んで、箕面で2本観ることに。
車で行けば5分とかからない距離だけど、ダンナが車を使用中。
わが家は阪急箕面駅とみのおキューズモールとの中間点よりだいぶん箕面駅に近い地点にあります。
箕面駅まで歩いてそこから千里中央行きのバスに乗るつもりが、
うだうだしているうちにバスにも間に合わなくなり。

とりあえずキューズモール方向に向かって歩きはじめ、
もしも上手い具合にバスが来たら乗ろうと思っていたのに、バス来ない。
結局てくてく25分かかってキューズモールに到着。
109シネマズ箕面にて、貯まったポイントを使って鑑賞しました。

石井あゆみの同名コミックで、TVアニメ版もTVドラマ版も大人気。
私はすべて未読の未見です。
映画版の冒頭でざっとドラマ版のあらすじ説明があって親切。

勉強苦手、日本史にももちろん疎い高校生サブロー(小栗旬)は、
ひょんなことから戦国時代にタイムスリップ
たまたま通りかかったのが織田信長(小栗旬の一人二役)で、サブローと瓜二つ。
病弱な信長から頼まれて、サブローが信長になりすますことに。

戦乱の世に平和をもたらしたいと思うようになったサブロー。
正室の帰蝶(柴咲コウ)と喧嘩をしながらも仲睦まじく、
家臣の池田恒興(向井理)、柴田勝家(高嶋政宏)、丹羽長秀(阪田マサノブ)、
前田利家(藤ヶ谷太輔)、佐々成政(阿部進之介)らからの人望も厚い。

安土城を築城して天下人へと駆け上がりつつあった日、
サブローと同じくタイムスリップしてきた松永弾正久秀(古田新太)から
日本史の教科書に記載された衝撃の事実を聞かされる。
まもなく信長は死ぬ運命にあるということを。

そんななか、顔を隠し、明智光秀としてサブローを支えると誓った本物の信長が、
帰蝶や家臣、領民らを虜にしているサブローに嫉妬心を抱く。
そんな光秀の思いに気づいた羽柴秀吉(山田孝之)は光秀にサブロー暗殺を持ちかけて……。

サブローほど勉強嫌いではなかったけれど、私も歴史の勉強は適当だった口。
時代劇や時代小説があまり得意でないのはそのせいなのか。
だけど、こういう切り口で歴史に触れることができたら楽しいですね。

小栗くんって凄い男前というわけではないのに、なんか好感が持てます。
主演クラスの向井くんもこういう脇役が多くなり、そこにハマっている感じ。
こんなふうに手堅く演技ができれば、ずっと需要があるでしょう。
山田くんは悪役を演じているときも悲哀を感じさせてくれます。さすが。

期待度から言うと、もっともっと笑えるシーンが多いのかと思っていました。
大笑いできたのはわずかで、徳川家康役の濱田岳と小栗くんとの掛け合いがそう。

意外に残虐なシーンが多いので、子どもさんにはどうか。
でも、万人が楽しめる作品だと思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする