夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『母と暮せば』

2016年01月12日 | 映画(は行)
『母と暮せば』
監督:山田洋次
出演:吉永小百合,二宮和也,黒木華,浅野忠信,加藤健一,
   広岡由里子,本田望結,小林稔侍,辻萬長,橋爪功他

29日(火)は大学のプチ同窓会で、カタギの人は出てきにくいであろうその日、
当初は4人だけ参加の予定がなんだかんだで7人集合。
京都で飲む前に映画をできれば2本、せめて1本は観たかったけど、
連日の宴会でさすがに身が持たず、映画はあきらめました。
京都シネマで『善き人のためのソナタ』(2006)を観るつもりだったのに。(;_;)

で、翌30日(水)、この日は高校のクラブの忘年会。忘年会もこれで打ち止め。
せっかくのレディースデーだから2本観たかったけれど、やはりしんどい。
お正月に倒れるのも嫌なので、この1本だけにとどめました。
大阪ステーションシティシネマにて。

1945(昭和20)年8月9日、長崎。
助産婦の伸子(吉永小百合)は夫と長男を戦争で失ったが、
次男の浩二(二宮和也)の明るさに救われて元気に暮らしている。
ところがこの日、長崎に原爆が投下される。
大学で川上教授(橋爪功)の講義を受講中だった浩二は還らぬ人となる。

以来ひとりつましく暮らす伸子のもとへ、3年経った今も、
浩二の恋人だった町子(黒木華)がずっとかよってくれている。
町子は浩二ひとすじ、ほかの人と結婚するつもりはないと言う。

そんなある日、伸子の目の前に浩二がひょっこり現れる。
あまりに嬉しくて「浩ちゃん、元気だった?」と問う伸子に、
「元気なわけがなか。僕は幽霊なのに」と笑う浩二。

それからしばしば浩二は出没、伸子と思い出話に花を咲かせるように。
しかし、会話の行き着く先は必ず町子のこと。
町子の幸せを願う浩二は、いい人を見つけて結婚してほしいと
伸子から町子へ伝えてくれと頼むのだが……。

途中、いや終盤までかなり退屈です。寝そうになったことも何度か。
やっぱり吉永小百合だしと思わなくもありませんでした。
が、こんな最後が待っていようとは。しばし放心。

これも静かな反戦映画
2015年に観た最後の作品が本作でした。戦争は、絶対駄目。

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