『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』
監督:増井壮一
声の出演:石川界人,瀬戸麻沙美,久保ユリカ,東山奈央,種崎敦美,内田真礼,雨宮天他
イオンシネマ茨木にて。
スルーするつもりでしたが、ほかに観るものがないのよ。
さすがに“美少女戦士セーラームーン”は観ないでしょ。と言いつつ、過去には観ているのですが。
セーラームーンはもうええわと思って、こっちを選択しました。
4年前にTOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポートで観ました、
『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』(2019)。
何にも知らずに観に行って、よくわからないところもあったけれど、
何にも知らずに観に行って、よくわからないところもあったけれど、
意外と良かったと思ったことは覚えています。
しかし鑑賞後に調べることもなく今まで来ましたから、またイチからのスタートです。
誰これ、そもそも青春ブタ野郎って何!?って感じです。
そんなイチからのスタートの私が観た感想は、やっぱり想像していたよりずっと良い。
登場人物の名前をどう書くのかしか調べずに、わからないまま書きますので、
いろいろ誤りがあったらごめんなさい。
梓川咲太(さくた)は峰ヶ原高校の2年生。
同校に通うひとつ上の先輩で売れっ子女優の桜島麻衣とつきあっている。
ある日、咲太の妹で中学3年生の花楓(かえで)が、峰ヶ原高校を受験したいと言い出す。
長らく不登校の時代があった花楓は外出することすら億劫なときがあるのに、
普通の高校への通学に耐えられるだろうか。
スクールカウンセラーから通信制の高校へ行くことを勧められて、花楓は落ち込む。
咲太は花楓には内緒で通信制の高校を見学に行ったものの、決めるのは花楓次第。
本人がやる気があるのならと、咲太、麻衣、麻衣の妹も花楓の勉強を見るように。
自分で願書を出しに峰ヶ丘高校までやってきた花楓を見て、大丈夫だと思うのだが……。
花楓のことをただの内気な少女だと思っていましたが、そうではない様子。
作品中では思春期症候群と呼ばれている病に以前罹っていたらしく、
それはいわゆる解離性同一性障害(多重人格)を指しているようです。
記憶をなくす前とか後とかいう台詞が会話の中に出てきますが、
ほぼ初見の私にはもともとの花楓がどんなふうで、
いま私が見ている花楓はどっちの花楓なのかがわかりません。
ただ、普通高校に進学したいと言っている花楓は別人格のほうで、
別人格のほうが人に好かれる性格だと考えている花楓はそっちに寄ろうとしている。
咲太はそれも含めて何もかも、妹のことを理解しているよう。
すごいお兄ちゃんだなぁと感心するよりほかありません。
通信制の高校をどう思うか花楓から問われた咲太が
「学校に毎日行かなくていいなんて最高じゃん」と答える。
それを聞いた花楓が笑いながら、「それって普通に登校できる人は言っちゃ駄目なやつ!」と言うのを聞いて、
ああ、そうなんだなぁと思いました。
さて、本作は原作の第8巻に当たるそうです。
第9巻がまた映画化されるようなので、次も観に行こうと思います。
次作を観る前に原作を読んでみようかしら。
えっ、原作は漫画じゃなくて小説なのか。んじゃ読んでみます。
だけど、手を出しづらい表紙だなぁ。西尾維新のときと同じく、ちょっと躊躇。(^^;