『マルセル 靴をはいた小さな貝』(原題:Marcel the Shell with Shoes On)
監督:ディーン・フライシャー・キャンプ
出演:ディーン・フライシャー・キャンプ,トーマス・マン,ローサ・サラザール,レスリー・スタール他
声の出演:ジェニー・スレイト,イザベラ・ロッセリーニ他
母と京都まで出かけた日、夕方には大阪へ戻ることができたので、シネ・リーブル梅田へ。
3本ハシゴの1本目。
その感想の前に、この日たまげたことを書きます。
梅田スカイビルの3階に到着したら、ロビーもトイレも大混雑している。
しかも普段は見慣れない若い客層。友だち同士で来ている様子。
なんじゃこりゃ、何か話題作を上映していたっけと思ったら、
誰も彼も『プー あくまのくまさん』の客ではないですか。まさかの大ヒット!?
そんな客を横目に、予告編を観て気になっていた本作を鑑賞。
2010年から2014年にかけてYouTubeで公開されて話題となった作品を長編映画化。
ストップモーションアニメと実写を融合した作品です。
体長2.5センチの小さな貝マルセルは、祖母のコニーと暮らしている。
隣家に引っ越してきたのは映像作家ディーン。
ディーンがマルセルの日常を撮影してYouTubeにアップすると、たちまち話題に。
やがてマルセルは、生き別れた家族がいることをディーンに打ち明ける。
ディーンの協力のもと、家族を捜し出すために視聴者に情報提供を求めるのだが……。
ごめんなさい。疲れていたということもありますが、めっちゃ寝ました。
そもそもこの貝が可愛いとは思えない。貝に目と口が付いてもねぇ。
それは予告編を観たときからわかっていたことですが、
本編を観てもやっぱり可愛いとは思えなくて、愛着わかず。
めちゃめちゃ面白かった『JUNK HEAD』(2017)と比べてしまったりもして、
あっちのほうがグロテスクだったはずなのに、私にはこっちのほうが受け入れがたく。
感動をおぼえるストーリーなのでしょうが、爆睡してしまいました。
貝という変わり種を主人公にしただけのように思えて、個人的には無し。
でもその「だけ」というのが凡人にはなかなか思いつけないものだから、
思いついたことがもう凄いというべきなのでしょう。
睡眠時間をじゅうぶんにとったあとなら面白いと思えたかなぁ。
きっとそれでも寝ただろうなぁ。本当にごめんなさい。