夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『SALAAR/サラール』

2024年07月18日 | 映画(さ行)
『SALAAR/サラール』(原題:Salaar)
監督:プラシャーント・ニール
出演:プラバース,プリトヴィラージ・スクマーラン,シュルティ・ハーサン,
   ジャガパティ・バーブ,イーシュワリ・ラーオ,シュリヤー・レッディ他
 
109シネマズ大阪エキスポシティにて。
 
“バーフバリ”シリーズのプラバーステルグ語映画界のスター主演です。
しかしボリウッドのスターって、なんでこんなに濃い顔の人が多いのか。
濃すぎるやろ!ないわ~と思って最初は観ているのに、
3時間近くこの顔を観続けていると、不思議とかっこよく見えてくるのです(笑)。
 
登場人物が多すぎて名前が覚えられない。女性の顔がみんな同じに見える。
そして話自体、ほんとはシンプルかもしれんけど、ややこしい気がする。
それでも174分、一度も眠気に襲われなかったのですから、やっぱり面白いんだよ。
 
「ややこしい気がする」ので、ちゃんと書けるかどうかわかりませんけれど。
 
ニューヨーク在住の実業家クリシュナカントの娘アディヤが、
ある日、父親の許可を得ずにインドへと帰郷。
クリシュナカントに恨みを持つオブランマの指示により、
インド中に広がる手下たちがアディヤを捕らえるべく行動を開始する。
 
娘を守れるのはアイツしかいないと、クリシュナカントはインドの知人に連絡。
監視カメラはもちろん電話もない辺境の村に身を隠すようにして母親と共に暮らす男デーヴァは、
アディヤを守ってほしいという依頼を極秘に受ける。
 
自分が狙われている理由を知らないアディヤは困惑。
しかし、オブランマらの本当の狙いはデーヴァ。
アディヤの行く先に必ずデーヴァが現れると考えていたのだ。
 
で、話が適当に進んだところで、デーヴァが何者かがわかる話が出てきます。
 
盗賊を生業とする部族によって建国されたカンサール。
かつては3つの部族が良い関係を築いて共存していましたが、諍いが起きて殺し合う。
 
10歳の少年デーヴァは、ちがう部族の王の息子ヴァラダと親友で、
ヴァラダのためならどんな奴にも立ち向かい、倒してきました。
そんなデーヴァがヴァラダの属する部族から殺されそうになったとき、
ヴァラダは自らの領地を犠牲にしてデーヴァとその母を救います。
デーヴァは「名前を呼べば、必ず駆けつける」とヴァラダに誓ってカンサールを去ることに。
 
長い年月が経ち、カンサールでは誰が大領主になるとかならんとか、王位を奪おうじゃないかとか、
すべての人が腹黒く、骨肉の争いを繰り広げようとしています。
25年前に領地を手放したせいで小領主に据え置かれていたヴァラダも
そろそろ許してもいいのではと思い至った父親ラジャ・マンナルから呼び出されます。
ヴァラダが大領主になれば、大領主から下ろされる者がもちろん出る。
ラジャが国外に出て留守にしている隙にヴァラダを殺してしまおうじゃないか。
 
そんなこんなでそれぞれの大領主が海外の傭兵部隊を雇って戦いに備えるなか、
ヴァラダが呼び寄せたのはただひとり、あのデーヴァ。
 
こんな感じでしょうか。
 
デーヴァは怒りに燃えると自分が手をつけられないほど暴力的になることを知っている。
母親もそれを知っているから、デーヴァの暴力を封じてきましたが、
アディヤが拉致されそうになったときに封印を解き、最強のデーヴァ降臨。
 
めっちゃ強いんですよ。まったく心配要らないくらい。
濃すぎる顔だけど筋肉美しく、そのアクションには惚れ惚れしたりも。
 
これ、第1部なのだそうで。
話を忘れないうちに第2部を公開してもらえないでしょうか。頼んます。

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