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『バッドボーイズ RIDE OR DIE』

2024年06月27日 | 映画(は行)
『バッドボーイズ RIDE OR DIE』(原題:Bad Boys: Ride or Die)
監督:アディル・エル・アルビ,ビラル・ファラー
出演:ウィル・スミス,マーティン・ローレンス,ヴァネッサ・ハジェンズ,アレクサンダー・ルドウィグ,パオラ・ヌニェス,
   エリック・デイン,ヨアン・グリフィズ,ジェイコブ・スキーピオ,レイ・シーホーン,ジョー・パントリアーノ他
 
封切り日に109シネマズ大阪エキスポシティにてポイントを用いて鑑賞。
ポイントは何の割引もない日に使わなきゃもったいないですもんね。
 
演じるほうも観るほうも歳を重ね、まだ頑張るかと思えるシリーズが増えました。
この“バッドボーイズ”シリーズも第1弾は1995年ですから、30年近い。
第3弾の『バッドボーイズ フォー・ライフ』(2020)からは4年。
第2弾の『バッドボーイズ2バッド』(2003)と第3弾が15年以上空いたことを思えば、
これくらいとっとと続編を製作してくれたのは嬉しい。
もっともまた20年近くも空いちゃったらその間に誰かがお亡くなりになっているなんてこともありましょう。(^^;
 
マイアミ市警のベテラン名物刑事コンビ“バッドボーイズ”のマイクとマーカス。
前作からたった4年、されど4年経っているから、私の記憶はあやふやです。
第3弾でいったい何が起こったのだったっけと思い出してみると、
そうでした、マイクには実は息子がいたけれど、いつの間に生まれていたのか知らず、
息子のほうも父親が誰なのか知らないまま、魔女のような母親に極悪人に育てられていたという。
いやはや、思い出すのに苦労しましたが、4年ならわりと早いうちに思い出せる(笑)。
 
ある日、マイクとマーカスの上司だった故ハワード警部の汚職疑惑が報じられる。
ハワードが麻薬カルテルと癒着していたという証拠があるとのことだが、
信頼のおける上司がそんなことに絡むわけがないし、第一、取引口座に名前を残すはずもない。
やがて、署内にもぐらがいる、誰も信用するなという遺言メールがハワードから届き、
ハワードの無実を信じるふたりは、口無しの死人ハワードに代わって捜査に乗り出す。
 
黒幕の顔を唯一知っているのが、収監中のアルマンド。
前作でマイクと因縁の対決を果たしたマイクの息子だ。
裏組織に詳しいアルマンドの協力を得るべく、面会に出向くマイクとマーカス。
その後、刑務所内でアルマンドが命を狙われる事件が起き、
マイクはアルマンドを他の刑務所に移すよう、次期市長と目される地方検事ロックウッドに依頼。
それが叶ったというのに、今度はマイクとマーカスまでもが罠に陥れられて……。
 
“あぶない刑事”シリーズもそうですが、こういうシリーズの良いところはテンポ。
細かいことは知らずとも、初見の人が誰でも楽しめるように作られています。
マーティン・ローレンス演じるマーカスがたまにうざいくらいにやかましいけれど(笑)、
ウィル・スミスは50代なかばの今も動きにキレがある。
アクションスターとしてではなく演技派として認められたい気持ちがあっても、
結局あなたにはこういう役のほうが合っていると思うのです。自分でそれを認めよ。
 
アルマンド役のジェイコブ・スキーピオがめっちゃカッコよくて。
『エクスペンダブルズ ニューブラッド』(2023)にも出演していたようなのですが、知らんし。
彼はその顔からしていろんな役ができそうなので、もっと見たいです。
それと、デニス・グリーン演じるマーカスの義理の息子レジーが可笑しすぎる。
ゲームオタクのマスオさんっぽいのに、侵入者をいとも簡単になぎ倒す。笑った。
 
もうやめておけば〜と思う半面、まだまだやれそうにも思うので、
体力が続くかぎり続けてほしいシリーズです。

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