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『犯罪都市 NO WAY OUT』

2024年03月10日 | 映画(は行)
『犯罪都市 NO WAY OUT』(原題:The Roundup: No Way Out)
監督:イ・サンヨン
出演:マ・ドンソク,イ・ジュニョク,青木崇高,國村隼,キム・ミンジェ,イ・ボムス,
   イ・ジフン,キム・ドゴン,ホン・ジュニョン,アン・セホ,コ・ギュピル他
 
109シネマズ箕面にて。
前週末に封切りになった作品はいろいろあって、どれを先に観るか迷いましたが、
やっぱりマ・ドンソクを先送りにするわけには行きません。
 
“犯罪都市”シリーズも第3弾。とにかく痛快で楽しい。笑えます。
 
前作から7年経過したという設定。
刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)は凶悪犯一掃の実績を買われて異動。
現在はソウル地方警察庁広域捜査隊で副チーム長を務めている。
 
ある日、麻薬を服用していたとおぼしき女性が転落死。
最近ちまたには新種の合成麻薬“ハイパー”が出回っているらしく、
ソクトはその流通経路について捜査を開始する。
 
どうやらハイパーはもともと日本の暴力団“一条組”が製造した麻薬で、
それを韓国に運び込んで一条組の韓国支部で密売していたが、
横流ししている者がいるということがわかる。黒幕はいったい誰なのか。
 
横流しを手引きして麻薬ビジネスそのものを横取りしようとしているのは、九龍警察署の麻薬捜査チーム。
チーム長のチュ・ソンチョル(イ・ジュニョク)はエリート捜査官として知られながら、
その実体はどっぷりと汚職に手を染め、部下たちもソンチョルに忠実に従っていた。
 
やがて、ハイパーの横流しが一条組の会長(國村隼)の知るところとなり、
激怒した会長は一条組きっての殺し屋リキ(青木崇高)を韓国に派遣。
一条組の韓国支部長のトモ(アン・セホ)は、これはまずいことになると、
ソンチョルにハイパーを横流しすることをやめる。
 
ハイパー20kgを中国マフィアに売ることが決まっていたソンチョルは、ハイパーを持って逃げたトモを追う。
トモを追うのはリキも同じ。
双方を一気に捕まえようと、ソクトたちは策を練るのだが……。
 
好きだな~、このシリーズ。
前作は相手が怖すぎてビビりましたが、本作は程よい感じ。
だけど、どんなに強い相手であろうがソクトは負けない。強い。めちゃくちゃスッキリ。
 
ソクトのチームはどのシリーズでも楽しい。
イ・ボムス演じるチーム長も可笑しいし、キム・ミンジェらが演じる部下や、
ソクトにいいように使われるヤクザ(その実、情報屋)役のコ・ギュピルは気の毒すぎて笑ってしまう。
 
第4弾も韓国では数ヶ月後に公開予定。早く日本にも来ないかな~。
マ・ドンソク、最高や!

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