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『新・三茶のポルターガイスト』

2024年07月09日 | 映画(さ行)
『新・三茶のポルターガイスト』
監督:豊島圭介
ナレーション:東出昌大
 
観るつもりはほぼなかったのですが、上映スケジュールを見るとこれしかない。
もうホラー苦手とも言えない、後で思い出してゾッとせずに済む鑑賞要領も習得しましたから(笑)、
とりあえず押さえておこうかと思い直してイオンシネマ茨木へGO。
 
豊島圭介監督による『三茶のポルターガイスト』(2023)の続編。
と言われても私は未見なので、どういう作品か全然知らず。
冒頭、東出昌大のナレーションで各国の心霊スポットの名前が挙げられます。
ウィンチェスターハウスは私も知っていますが、ロンドン塔、人形島、ポヴェリア島などは知りませんでした。
幽霊屋敷と呼ばれるものは世界各地に存在しているのですね。
本作に登場する心霊スポットは、いまやそれらに匹敵するほど有名らしい。
 
芸能事務所“ヨコザワ・プロダクション”は三軒茶屋に稽古場“ヨコザワ・アクターズ・スタジオ”を併設。
幼い頃から自身の霊感の強さを認識していた横澤丈二氏。
三茶のビルに稽古場を設けてみたら、すぐに心霊現象に見舞われるようになったそうで。
 
役者たちの全身を映す鏡から水が溢れ出てきたり、積まれた物の隙間から手が出てきたり。
透けた人間の形をしたようなものが上から垂れ下がってきたり。
心霊現象を再現すべく集まり、手に名前まで付けて呼びかける皆々さん。
 
これらを直視すると私の睡眠に影響が出そうなので、当然ほぼ目を伏せながらの鑑賞でした。
でもね、前知識なく観ていたものですから、これはモキュメンタリーだと思っていたのです。
え、違うの!? マジでドキュメンタリーなのですか。
スルスルと出てくる艶めかしくすらある手の動きに失笑していたのに、笑うとこちゃうの!?
 
専門家の方々を呼んできて科学的に解明しようと試みても無理で、
結局は「何なんでしょうね」と終わります。
ドキュメンタリーならそこで終わないでよと思ったりもするけれど、
何だかわからないのだからこれ以上続けようもないか。
何だかわからないのだからこれ以上永遠に続けるのもありだし、まだ続編可能でしょうね。
 
これは次があっても観ません。だって私はほとんど直視できないから(笑)。

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