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『FALL/フォール』

2023年02月13日 | 映画(は行)
『FALL/フォール』(原題:Fall)
監督:スコット・マン
出演:グレイス・キャロライン・カリー,ヴァージニア・ガードナー,
   メイソン・グッディング,ジェフリー・ディーン・モーガン他
 
109シネマズ大阪エキスポシティにて、公開初日の21:35からの回を鑑賞しました。
この時間にしては人が多いなと思ったら、同日から『鬼滅の刃』のワールドツアーとやらが公開になっていて、
おそらくそれ目当ての客。相変わらず人気があるのですねぇ、私もそのうち観に行きますけれど。
 
スコット・マン監督のことは知りません。
過去の監督作の出演者を見ると、ロバート・カーライルだとかロバート・デ・ニーロだとか、
ケイト・ボスワースだとかピアース・ブロスナンだとか、結構知名度の高い役者ばかり。
しかし本作には著名な役者は見当たらず。
ただ、“海底47m”シリーズの製作陣が関わっているとのことだから、期待できます。
なんといっても私の大好きなシチュエーションスリラーだし♪
 
ベッキーと夫ダンとベッキーの親友ハンターは、3人でフリークライミングに出かけた折、
ダンが滑落して亡き人となってしまう。
悲しみに暮れるベッキーは1年以上経ってもまったく立ち直れず、酒浸りの日々を送っている。
ベッキーの父親から相談を受けたハンターは、ベッキーを連れ出すことに。
 
SNSに“デンジャーD”の名前で自分の危険な挑戦動画をUPしているハンターは、
地上600メートルの旧テレビ塔にベッキーと共に登りたいのだと言う。
ベッキーはとても無理だと断ろうとするが、ハンターに乗せられて挑戦。
 
テレビ塔の真下まで車で行くつもりが、数キロ手前の門扉には鍵がかけられていた。
仕方なく車を置いてテレビ塔まで歩きはじめるふたり。
ようやく目の前に登場したテレビ塔。梯子を伝って慎重に登る。
 
エッフェル塔の高さは300メートル。そこから塔のてっぺんまであと半分もある。
恐る恐る足を踏み出しながら、なんとか頂上まで到達して万々歳。
しばし喜びを分かち合ってから地上に降りようとすると、なんと梯子が崩落して……。
 
もう嫌な予感しかないわけです(笑)。
車を駐めてからテレビ塔下まで歩く途中にはハゲタカがいる。
まだ生きている鹿か何かに嘴を突き立てて。怖っ。
 
テレビ塔に登り始めると、さびついたネジが外れかけていたり、外れて飛んで行ったり、
でもそれに気づいていないふたりの様子にこちらの不安は一層大きくなります。
 
不安はそのまま形になり、すぐにネジが飛んでハシゴが滑り落ちて行きます。
怪我をしたせいで血のにおいを嗅ぎつけたハゲタカが寄ってきますし。
そうか、海ならばサメに狙われるけど、地上ではハゲタカか。これは新しい。(^O^)
 
この手のシチュエーションスリラーで必ず起こるのが仲違い。
いやいや、喧嘩している場合やないんやけど、相手の恋人と浮気していましたっちゅうのが絶対パターン
本作でもハンターのタトゥーを見てベッキーは浮気に気づく。
信じてたのに~。好きになっちゃったんだからしょうがないでしょ~。というパターンですね(笑)。
そして必ず浮気していたほうが死ぬ。ま、あくまでもヒロインはあっちだから。
 
海とか陸なら何かしら食べるものがあるかもしれませんが、どうします?空の上だったら。
でもあるもんですねぇ、食べるもの。
 
もう笑うぐらい次から次へと不幸に見舞われるし、ムリムリムリと思うことの連続。
高所恐怖症の人は絶対に観られない作品です。
そうでなくてもおしっこチビりそうになりますから。足すくむすくむ。
 
ところで、ベッキーの父親役のジェフリー・ディーン・モーガンって、博多華丸に似てません!?

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