『ドミノ』(原題:Hypnotic)
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ベン・アフレック,アリシー・ブラガ,J・D・パルド,ハラ・フィンリー,ダイオ・オケニイ,
ジェフ・フェイヒー,ジャッキー・アール・ヘイリー,ウィリアム・フィクトナー他
日本シリーズが始まったらまたまた映画を観ている場合ではなくなりますから、
映画の「観だめ」をしておかなければなりません。
ロバート・ロドリゲス監督の新作を公開初日だった先週金曜日のレイトショーにて。
仕事→実家→109シネマズ大阪エキスポシティに寄りました。
長尺作品も多いなか、20時半から上映開始でほぼ22時に終わる作品はありがたい。
刑事のダニーは、愛娘のミニーと訪れていた公園で、わずか数秒目を離した隙にミニーがいなくなる。
同じ公園内にいた青年が逮捕されるが、なぜか彼の頭からは記憶がすっぽり抜けており、
ミニーがどこへ連れ去られたのか、生死もわからないままで解決に至らず。
時が経ち、カウンセリングを受けながら復職することになったダニーは、
銀行強盗予告の匿名通報を受け、同僚のニックスと共に現場に急行する。
捜査車両から現場の様子を伺っていると、どこか見覚えのある男が不審な行動を取って銀行へ。
後を追うと、謎の男が言葉をかけた警備員も銀行員も警察官までも態度がおかしい。
全員謎の男のグルなのか、ダニーに銃を向けるありさま。
男を取り逃がしたもののニックスが調べた結果、匿名通報の主が占い師のダイアナだと判明。
ダイアナに話を聴きに行くと、男は催眠術の能力を持つレヴ・デルレインだという。
目を見つめて声をかけた相手すべてを意のままに動かすことができる。
ダイアナ自身も同じ能力を持っているが、レヴのその能力は極めて高くて誰も止められない。
ところが、ダニーにはなぜかそれを遮断する力が備わっているらしい。
娘の失踪にレヴが関わっていると考えたダニーは、
ミニーの行方を突き止めるべく、ダイアナと協力してレヴに接近するのだが……。
最初から騙されるみたいな触れ込みに、どうせ私が考えてもわからんし、
騙されてやろうじゃありませんかと鑑賞に臨みましたけれど、あんまり騙された感はないなぁ。
だってこんな催眠術師は何でもできそうじゃないですか。
相手が見るものすべてを操作して、違うものを見せることができるわけですし、
レヴとダイアナがそうなら、ほかにそんな仲間がいても不思議はない。
タイトルになっているドミノが果たして何を意味するのか。
これも『ザ・クリエイター/創造者』を観た翌日だったからか、あ、そう、てな感じで。
普通には面白いです。
エンドロール開始後にも映像がありますから、席はお立ちになりませんように。
でもこの映像、観ないほうがハッピーエンディング。
ホラー映画みたいな最後を付け加えなくてもええのにと思ってしまいました。
何でもありや!