弟が亡くなってもうすぐ2ヶ月。
そろそろちゃんと本を読めるかなと思いましたが、全然無理。
父が要らんことして転倒&入院しましたからねぇ。
今月こそ、こんなに読めたでぇと弟に言えるくらい読みたいけど。
2022年7月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1311ページ
ナイス数:497ナイス
■ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (角川文庫)
去年の5月から6月にかけて勢いつけて第4弾まで読んだ後、1年も放置してしまいました。『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』とか『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』とか、ホラー苦手なくせして好奇心に抗えずに観ておいてよかった。もうめちゃくちゃウィンチェスター(笑)。私は第2弾のお人形さんのほうが怖かったようにも思うけど、映像化するとこっちのほうが断然怖そうです。隠された血まみれの処刑室なんてゾワーッ。安原くんの肝すわりすぎ。麻衣と真砂子のやりとりが結構好きです。去年並みに続けて読みたくなった。
読了日:07月03日 著者:小野 不由美
■ラブノーマル白書 (文春文庫)
人目に触れるところで広げるのは不可。単行本の出版時のタイトルは『人生エロエロだもの』だったそうで、それよりはマシだけど、なにしろ全話書き出しが「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」。各話の太字タイトルも恥ずかしいし、挿絵にいたっては絶対に見られたくない。この本の読者の中で『変態だ』を劇場鑑賞した人はそんなにいないと思うから、それは私の自慢かも。でも自慢にはならないかしらん。絶賛公開中の『トップガン マーヴェリック』でデヴィッド・ボウイの曲がかかったら思い出してしまうじゃあないか。嫌だわ、もおっ。
読了日:07月04日 著者:みうら じゅん
■ハニー・ハンター 憑依作家 雨宮縁(祥伝社文庫な25-3)
最も楽しみにしていた“よろず建物”が終わり、“藤堂比奈子”もとっくにいなくなり、“フロイト”も消えて“けっぺー”すらもうじき去ってしまいそうな今、それほどには楽しみじゃないけれどそれなりには楽しみにしているシリーズです。雨宮縁のような変装の達人が本当にいるのならば会ってみたいもの。彼(彼女)と秘書の庵堂の過去に触れる箇所もあり、少しは謎が明らかになってきました。すべてのハンターを操っているとおぼしき人物が怖すぎて、自分の想像力が乏しいことに安堵する。あんなシーン、まんま想像できる能力があったら眠れない。
読了日:07月12日 著者:内藤 了
■白昼夢の森の少女 (角川ホラー文庫)
『夜市』を読んだとき、その妖しい光景が目の前に広がるようで魅了されました。本作の第1話『古入道きたりて』でそれを思い出し、1冊まるごと没入間違いなしだと思ったけれど、この第1話より気に入る話は最終話までついぞ出て来ず。ノスタルジーを感じるホラーというよりも、もう少し新しい印象を受けます。あとがきを見てみると、著者の意向のみで書いたというよりは、テーマを与えられて書いたものが多いよう。『夜市』のほうが好きとはいうものの、やはりこの著者の文体には引き込まれます。昭和、平成、それぞれのキャッチフレーズを考える。
読了日:07月28日 著者:恒川 光太郎