夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

2022年6月に読んだ本まとめ

2022年07月01日 | 映画(番外編:映画と読み物)
2冊しか読めなかった月なんて、何十年前まで遡ってもそうそうないと思います。
が亡くなった悲しく寂しい月。今月はいっぱい読みたいです。

2022年6月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:985ページ
ナイス数:393ナイス

■ハケンアニメ! (マガジンハウス文庫)
読み始めたのは5月末でした。その途中で弟がホスピスに転院。余命わずかということで付き添いを許され、読書する時間は多かろうとアホほど文庫本を携えて行ったのに、1冊どころか1頁も読めず。文字が頭に入らなくて。弟が亡くなって今日で2週間。やっと読了。頁を開けば弟を思い出す切ない1冊になりました。映画版を観た折には弟との連絡専用にしていたスマホがブルッと来たんだったなぁ。映画版は斎藤監督メインだったけど、原作の並澤さんの話も面白い。サバクとリデルライトの対決じゃないとは驚いた。原作、映画版共に行城がカッケー。
読了日:06月17日 著者:辻村 深月

■ギブ・ミー・ア・チャンス (文春文庫)
弟の死後まだ日も浅いので、ヘヴィーな話は読む気になれません。「少しだけ生きる気力が湧いてくる短編集」の「少しだけ」というのが控えめで良い感じ。冴えない人生を送っている人ばかりが主人公。元関取の探偵、売れない歌手や漫画家、国際線の客室乗務員から転職したローカル列車の車内販売員、着ぐるみを被るはめになった市役所職員などなど。表題作は誰かと組んで芸人になりたいのに相方が見つからないコンビニ店員の話。少しの運と機会があれば風向きも変わったろうに。「夢は叶う」と言うのは夢が叶った人がいう言葉。でも夢は持ち続けたい。
読了日:06月23日 著者:荻原 浩

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6回目の『トップガン マーヴ... | トップ | 『劇場版 からかい上手の高木... »

映画(番外編:映画と読み物)」カテゴリの最新記事