きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

ささがき牛蒡の炊き込みごはん・・・朝餉

2015-10-28 | 朝ごはん・昼ごはん

とにかく「たっぷり」ささがき牛蒡を炊き込んでみた
煮汁は甘辛の「そばつゆ」を使ったんで、とても簡単

すご~く美味しく炊けた♪


◆有機つや姫

 ・研いで笊にあげておく



◆ささがき牛蒡(たっぷり)

 ・削りながら水に落とし
 ・1回だけ水をとりかえて晒し、笊にあげる

◆人参(ふと繊切り)
◆あぶらげ(2回油抜き・繊切り)
◆椎茸(薄切り)
◆舞茸(室内干し・裂く)


◆新得そばのつゆ(濃縮)
◆水・蔵の素
◆塩

 ・水分量はヒタヒタより少ない
 ・炒りつけるように煮る(10分くらい)
 ・クッタリしたら火を止める

 ・笊にあげ、ぐと煮汁をわける


 ・研いだ米に「煮汁」を注ぎ、にがりを落とし
 ・水を足して、「かため」に調節する
 ・ぐを「どっさり」のっける

 ・浸水後、炊く


 ・ご飯をほぐし、ぐを均等に混ぜる
 ・5分ほど「再加熱」する(炊飯器)


◆若芽のおつゆ
◆つけもの(胡瓜南蛮・味噌漬け・紅しょうが)


   ・・・


◆ヨーグルト・りんご・珈琲

◆五目雑炊(べんとう)・みかん



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



美味しく炊けたし今朝は「おかず」がないんで、はりきってモリモリよそってたら
それを台所の外から見ていたオットが、「少しでい~から~」と遠慮がちに言う

りんごを1個たべたからお腹いっぱいらしい、ちっ、と横目で睨む

果物もいいが、アタシの飯もモリモリ食えっ、がっつり食ってがっつり稼いでこい

それが男の生きる道っ


   ・・・

   ・・・

   ・・・


先週の土曜あたりから、またまたガクンとしんどくなってて.......................
日曜の夜は、近所の「中国人の店」へ行って、ラーメン餃子か餃子ビールの予定だった

だけど、オットが「ホンビノス貝」を買ってくるし、宅配野菜からはたっぷり届いてるしで
どう考えても「さぼる」わけにはいかんと、午後から台所に立って切ったり煮たり.........

外食はやめて家で食べよう、ってことになったんだけど、やっぱり5時すぎたらグッタリ
激しく後悔するが、8割がた準備がすんでいたんで、あとは気力で仕上げ美味しくできた

月曜日はいつも通り、火曜日は買い物へも出かけ、いつも通り.....のはずが
夕方になって沈没、ハッと目覚めたら6時すぎていた....................

まだ間に合ったけど面倒で面倒で、それで買ってきたばっかりの「らーめん鍋」を利用した(※下記事)
こういう時は無理しないのが一番さっ、掃除もしてなかったけど、メガネはずして埃を見ないようにする


   ・・・


ペットを飼ってるから掃除は毎日してるけど、ここんとこ激しくドタバタしてたのと
その後のグッタリとで、あんまり丁寧に掃除してない、あ~あちこち凄く気になる


姑のことがあってから、アタシ自身も「突然」死ぬってことを想定して考えるようになった
いま自分が突然死んじゃっても、だいじょぶか?問題ないか?って..............

姑は解離性大動脈瘤で、痛みを訴えて救急車で運ばれ、緊急手術中に亡くなるまで、数時間しかなかった

倒れる直前に近所のスーパーへ買い物に行って、テーブルに買ったものが袋ごと乗っていたそうだから
たぶん帰宅した直後に破裂したんじゃないかなと、異変に気づいて2階からおりてきた舅が言っていた

手術室に入るまで意識はあったらしい、なのに2時間くらいしか「もたなかった」と聞いた
全てがほんの数時間の出来事だ、その1秒前までは普通の日常が流れていたというのに

バッサリと姑の人生が終わった、忽然といなくなってしまった

残されたのは日常の残骸、主のいなくなった家の中

おかあさん、嫁のアタシが来るとなったら掃除してたと思う
だけど急にこんなことになっちゃって...................

鬼嫁やら葬儀屋やらお坊さんやら近所の人やら.....................
掃除してない部屋にドカドカ入られて、おかあさん、嫌だったろうな

そんなことを考えると、妙に部屋中が気になるバカ嫁だ


   ・・・


おかあさんが最後にスーパーで買ったものは、鶏釜めしの素、もやし、みかん

釜めしの素は甥が食べたがったそうだ、それにしても買物の量があまりにも少ないから
途中で具合が悪くなって早々に切りあげて帰ってきたのかもしれない、と義弟が言う

そうかもしれないなと思いながら、主のいなくなった台所に立って釜めしの箱を見下ろしていた

流しをみると、あいかわらずの「おかあさんの癖」があちこちに見受けられた
こんなこと止めればいいのに~なんて、鬼嫁がちょっと意地悪な目で見ていたようなことだ

まちがいなく一昨日の午後まで、おかあさんは此処に立っていた

でももう何処にもいない、きれいさっぱりいない

アタシは女だから、亡骸をみた時より、主婦を失った台所に立った時のほうが
ズシンと姑の死を実感した、底なしに静かで、暗く冷たい水の底みたいだったから


自分が死んだあとの「自分の台所」って、こんなふうになっちゃうんだな


人が死ぬってどういうことなんだろう、親が死ぬたびに解らなくなる


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サッポロ一番・塩らーめん鍋

2015-10-28 | 鍋もの

こんなもん見つけたんで・・・・・・



オット夕餉を「らーめん鍋」にしてもらった


◆サッポロ一番・塩らーめんが鍋になりました(2人前)

 ・説明書どおりに扱う


◆白菜・玉葱・ねぶか葱・にら・人参・椎茸・えのきだけ
◆豚肉(肩ロースとんかつ用を削ぎ切り)

◆水・紹興酒




まず「お鍋」で食べて...........................



頃合いでラーメンを煮込み.......................



◆メンマ・きざみ葱・テーブルコショウ・七色


オットは2人前をほとんど食べちゃってた(少しだけ残ったのはアタシが食べた)

袋麺は「サッポロ一番」がいちばん好きなので、とても美味しかった~♪

中に入れるものによって味がかわるし、便利なもんができたな~



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



きのう慌てて「週刊新潮」を買いに走った

前号から4週、高山さんの連載があるのだ
それも「きようの漬物」つながりで.........

初回は夜の羽田空港で思い出し、リムジンバスに乗り込む直前なんとか買えた
なのに2号めはすっかり失念、で近所のコンビニへ走ったけど無くて冷や汗がでる

次のスーパーではゲットできたんだけど、どいつもこいつもめくったあとでシナシナしてた(涙)

発売日は木曜日なのかなぁ~水曜日なのかなぁ

週刊誌を1冊だけ買いに行ったはずが、当然ながらコンビニでもスーパーでも余計なものを買う
いちばん余計なものはコンビニの「フランクフルト」だ、なんか買っちゃう、しょっぱいのに

あと菓子パン、あぁぁぁ~っ

スーパーでは、まずこの「らーめん鍋」シリーズ、入ったらすぐズラ~ッと並んでた
あとは野菜とか牛乳とか、って買ってるうちにふと気づいてガマグチを開ける

げっ、4千円しか入ってない、危ない危ない




コメント (2)
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紙の月

2015-10-28 | 本と映画の話

ゆうべの満月は明るかったな、木枯らしで夜空が一掃されていたから
今朝、明けはじめの空に、まだポワンと燈ってた............

なんとなく眠そうに、疲れた顔して


※あらすじなど・・・・・


話はありがちな展開で単純なんだけど、この映画は主人公の心の中が見どころ
だから、そういうのを読み取れないタチのオットには、つまらなかったようだ


慈愛にみちた、「歪んだ慈愛にみちた」彼女の精神構造が事件を生んでいく

可哀想かわいそう、私が何とかしなきゃ助けなきゃ
そう思ったら手段を選ばない、目的のためには何でもあり

自分にとって「目の前の人」を助ける為なら、その他の人間を傷つけようが
踏みつけようが、奪おうが、足で砂かけようが何とも思わない...........

助ける助ける助ける、それしか見えなくなる

私の何か間違っているのだ?


まさしく「バカ母」そのもの、アタシが憎む「バカ親子」の構造、社会悪


ラスト近く、横領がバレてにっちもさっちもいかなくなったとき
暴いた先輩同僚から、刑事告訴されないよう親身にアドバイスをされる

そのとき主人公は激昂する、「追いつめといて、今さら優しくするなんて」と
そして「今の私が可哀そうだから優しくするのか」と問う................

そうなんだな、彼女が施しをしようとするのは「相手が可哀そうな人」だと見なしているから
「自分より可哀そうな人、自分より不幸で哀れな人」、そうさげずんでいるのだ

自ら暴露してしまっている

だから、心からの同情を「侮辱」と感じ激昂したのだ

だとすると、バカ母は自分の子供を「哀れがって」いるのか
「私がいないと生きていけない可哀そうな子」なんだと

実の母親に哀れまれる子、もの悲しいったらないな


ラスト、自分が救えなかったと思っていた「哀れで可哀そうな男の子」は、実はちゃんと生きて成人し
結婚して子をなし立派に人生を歩んでいる、とても幸せそうに.......その子(男)から林檎をめぐまれる

それに引きかえ、なにもなく哀れに追われる身の自分、普通ならここでガックリすると思うけど
この主人公はどうだろう、なんせ歪んでるからな、やっぱり「私の施し」で助かったのだと

そう頑固に思うのかもしれない、いまだ間違ってると思っていないのだから(だから逃亡してる?)

って感じなんだろうか、原作を読んでいないからアタシの勝手な解釈だ



間違った愛情(施し)が、人間をどれだけダメにしていくのかは
事件のきっかけとなった若い愛人の変貌ぶりをみると、明らかだろう

なのになんでやるのかなぁ、世の母親族は

とくに息子にやったら悲惨だ、まともに育った男なんか1人も見たことない



それにしても彼女、老けたなぁ、もっと太ったほうがいいって


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