めいすいの写真日記

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映画 「アバター」

2010-01-31 | 映画


 前回、映画を見に行った時、帰り際に3D用の眼鏡がシネコンの通路に置いてあり、3D映画をやっているのかなと思いました。
 そこで、従業員に「3Dの映画をやっているんですか?」と聞いたら「アバターという映画は人気がありますよ」といっていたので
見てみようと思っていました。
 そうしたら、なんと何日か後の新聞に『映画「アバター」が興行収入の世界記録』と載っていました。
 「映画の後、平凡な日常に戻り、落ち込んでしまう人も多く、現実世界に帰りたくないと鬱になってしまう現象も起きている」とも書いてありました。
 そんなに人気があり、インパクトのある映画なのだと知り、3D映画とは一体どのようなものという興味もあって、さっそく見ることにしました。



 「アバター」の世界は22世紀の宇宙、自然が豊かなパンドラといわれる星は、地球と良く似た環境があり、貴重な鉱物資源があります。
 映画は、その星の支配と資源の獲得を目指す、地球から宇宙船に乗ってやって来た人類とこの星の先住民との戦いと恋を描いています。

 まず、3D映画ですが、この効果は素晴らしい。以前からあった立体映画と原理は同じということですが、やはりコンピュータの発達により
高度な3D映画が作りやすくなったのでしょう。見始めた途端に画面の中に吸い寄せられました。
 この映画そのものも内容に優れたものがあるので、たとえ3Dでなくとも話題になっていたでしょうが、その良さを飛躍的に高めている
ことは間違いありません。これからは、映画のかなり多くの割合が3Dに変わっていくでしょう。
 また、テレビも近々3D ( 通常の映像もOK ) が見れるものが発売されるようですので、この映画を
家庭で見ることが出来るのもそう遠くない時代でしょう。



 この映画のグラフィック技術も特筆すべきものです。特にパンドラの植物は熱帯の植物を連想させますが、
3Dですぐ側にいるという感覚もあり素晴らしく思えました。また、聖なる木の精など植物の幻想的なシーンも魅力的なものです。
 22世紀ということでコンピュータのディスプレイなども情報が透明なものに立体的に描き出されたりして未来の情報伝達は
このようになるかも知れないと想像することも面白いものでした。私は22世紀まで生きるのは全く困難ですので・・・・。
 また、バンシーとかレオノブテリクスと呼ばれる大きくどう猛な肉食飛行動物は、同じような動物が映画「ハリー・ポッター」にも出てきます。
 こうした動物のグラフィック技術は、これまでの映像と違い一度開発されれば、応用が自由自在なので迫力あるシーンを演出できます。
 アバターでもパンドラの地を飛び回ったり、戦闘シーンなどに使われ効果満点でした。

 ストーリー。人類が科学技術を持たない先住民を強大な武力で制圧するというのは、言い換えればアメリカのベトナム戦争、イラン戦争、
アフガン戦争にそっくりです。
 いわゆる「竹槍」部隊で先住民が侵略してくる人類 (アメリカ軍) を追い払い、豊かな自然環境を守り抜くのを主人公達が手助けするということは、
 「世界中で嫌われているアメリカ人」も多いが「真面目に物ごとを考えているアメリカ人も少しはいる」と思わせてくれました。
 それとなんと言っても映画は若い男女の恋が芽生え、愛が深まっていくシーンが無くてはなりません。それも十分に満たされていました。

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