『お宮参りはひと月目~・・・♪』の唄をついつい口ずさむ。
生後一か月の誕生を祝い成長を願う行事は我が家でもしていた。
長男が誕生した27年前は春日大社にお参りした。
次男のときは地元の氏神さんになる柳澤神社だった。
先代宮司に抱えられたことを覚えている。
二人とも和服姿のおふくろに抱かれてお参りをしたものだ。
そのときに付けていたのがヒモセン。
漢字で書けば紐銭だ。
ヒモセンの中にはお金が入っている。
初めて体験するかーさんは「なんでこんなものをぶら下げるのか。たくさんあって恥ずかしい」と、当時は思ったようだ。
子供たちのそんな姿を撮ったことは覚えているがネガフィルムが未だに行方不明。
どこへ行ってしまったのだろうか。
そんなことを思い出すお宮参りが額田部町の推古神社で行われた。
とは言っても我が家ではなく、地区に住んでおられるY家である。
推古神社の年中行事を担っている四人当家に聞いて訪れたのである。
参拝者を待つ当家たち。
昨年の一年間は四組のお宮参りがあったという。
随時行われるお宮参りも年中行事にあたる。
稗田町の賣太神社の宮司さんを迎えて初宮参りの祭典を執り行われた。
ご家族の許可を得てヒモセン姿を撮らせていただいた。
額田部のお宮参りでは男の子が30日目で女の子は31日目に参るという。
お孫さんを抱く婦人は和服姿。
初々しいお孫さんを大事そうに抱えている。
赤ちゃんの額には口紅で書いた「小」の文字は消えている。
「大」と印すのは男の子。
女の子は「小」の文字だ。
和服婦人の後ろ側には水引で括ったヒモセンが取りつけられている。
赤ちゃんへのお小遣い、或いは子供の成長を願い親戚やご近所からお祝いされたヒモセンである。
ヒモセンは祝儀袋。
気持ちやからと言って紙幣でなく小銭を入れるのだというヒモセンは、子供がお金に不自由しないようにという願いの袋である。
婦人の背中には犬の人形もある。
犬は安産の印し。匂い袋や扇とともに付けられた。
お参りする際に近くに居た子供たちが寄ってきた。
そうすると家族は持っていた袋を差し上げた。
なんでも生まれた子供が仲間入りに加えてもらうために配るそうだ。
額田部だけの風習なのか判らないが近くに住むMさんも貰いにきた。
87歳であっても嬉しそうな顔は童(わらわ)の姿である。
「あんたこないに大きなって、いつの間に嫁はんもらはったん」と成年になった男の子と談笑する。
お宮参りをする風習は全国各地で見られるが一ヶ月目と決まっているわけでもない。
白土町に住むKさんは初めて子供ができたときにお宮参りが11日目だったことにとても驚いたと言う。
ヒモセンや赤ちゃんの額に書くのは大、小とも額田部町と同じであったがその日は隣近所に搗いたモチを2個ずつ配る風習があったという。
白土町は正月明けの4日に〆飾りをとんどで燃やすというから特殊なのではとKさんは話す。
(H24. 1.14 EOS40D撮影)
生後一か月の誕生を祝い成長を願う行事は我が家でもしていた。
長男が誕生した27年前は春日大社にお参りした。
次男のときは地元の氏神さんになる柳澤神社だった。
先代宮司に抱えられたことを覚えている。
二人とも和服姿のおふくろに抱かれてお参りをしたものだ。
そのときに付けていたのがヒモセン。
漢字で書けば紐銭だ。
ヒモセンの中にはお金が入っている。
初めて体験するかーさんは「なんでこんなものをぶら下げるのか。たくさんあって恥ずかしい」と、当時は思ったようだ。
子供たちのそんな姿を撮ったことは覚えているがネガフィルムが未だに行方不明。
どこへ行ってしまったのだろうか。
そんなことを思い出すお宮参りが額田部町の推古神社で行われた。
とは言っても我が家ではなく、地区に住んでおられるY家である。
推古神社の年中行事を担っている四人当家に聞いて訪れたのである。
参拝者を待つ当家たち。
昨年の一年間は四組のお宮参りがあったという。
随時行われるお宮参りも年中行事にあたる。
稗田町の賣太神社の宮司さんを迎えて初宮参りの祭典を執り行われた。
ご家族の許可を得てヒモセン姿を撮らせていただいた。
額田部のお宮参りでは男の子が30日目で女の子は31日目に参るという。
お孫さんを抱く婦人は和服姿。
初々しいお孫さんを大事そうに抱えている。
赤ちゃんの額には口紅で書いた「小」の文字は消えている。
「大」と印すのは男の子。
女の子は「小」の文字だ。
和服婦人の後ろ側には水引で括ったヒモセンが取りつけられている。
赤ちゃんへのお小遣い、或いは子供の成長を願い親戚やご近所からお祝いされたヒモセンである。
ヒモセンは祝儀袋。
気持ちやからと言って紙幣でなく小銭を入れるのだというヒモセンは、子供がお金に不自由しないようにという願いの袋である。
婦人の背中には犬の人形もある。
犬は安産の印し。匂い袋や扇とともに付けられた。
お参りする際に近くに居た子供たちが寄ってきた。
そうすると家族は持っていた袋を差し上げた。
なんでも生まれた子供が仲間入りに加えてもらうために配るそうだ。
額田部だけの風習なのか判らないが近くに住むMさんも貰いにきた。
87歳であっても嬉しそうな顔は童(わらわ)の姿である。
「あんたこないに大きなって、いつの間に嫁はんもらはったん」と成年になった男の子と談笑する。
お宮参りをする風習は全国各地で見られるが一ヶ月目と決まっているわけでもない。
白土町に住むKさんは初めて子供ができたときにお宮参りが11日目だったことにとても驚いたと言う。
ヒモセンや赤ちゃんの額に書くのは大、小とも額田部町と同じであったがその日は隣近所に搗いたモチを2個ずつ配る風習があったという。
白土町は正月明けの4日に〆飾りをとんどで燃やすというから特殊なのではとKさんは話す。
(H24. 1.14 EOS40D撮影)