マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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富雄川沿いのとんど

2012年03月06日 08時42分11秒 | 大和郡山市へ
満願寺町界隈を走っていた。

昼過ぎだろうか。大きなとんどが目に入った富雄川堤。

その傍で小さな火が見えたのだ。

走っている車窓からでははっきりと判らない。

おおきなとんどに火がなく小さな火なのである。

そのことで思い出したのが矢田の寺村のとんど。

そこでは服忌の家は傍らで小さなとんどに火を点ける。

不浄だから大とんどは避けなければならないというのだ。

服忌であるのか・・・いずれは確かめてみたいものだ。

燃え尽きた思われる大火痕が目に入った夕方5時。

再びこの辺りを走行していたのだ。

後日に満願寺町で生まれ育ったI先生の話によれば、そこは矢田の新村だという。

満願寺町は集落の南の方にある枯れ木の下辺りだそうだ。

先生の父親に確認すれば公園に移ったという。

富雄川沿いにはもう一つの大火痕が目に入った。



探していた外川町のとんどだ。

それは郡山西中学校の向い側の川堤。

小さくなったとんどの火の前では女性が二人おられた。

持参したモチを焼いていたのだ。

「大勢の人がおったと思うのだが」と話してくれた親子。

モチやサツマイモを焼いていたようだという。

さらに富雄川を遡っていった。



川沿いの国道、外川の信号からでも見える大きなとんどは火を点けたばかりの主水山(もんどやま)。

我が家が属する地域のとんどである。

今年は4か所から火を点けたそうだ。

Kさんの話では西城のほうでもしているという。



丁度その頃だ。

大和田から南のほうで火の手があがった。

遠くからでも目に入る大きなとんどのようだ。

なんでも3垣内それぞれで行われているという。

地域周辺ではいずれも日曜日に行われている。

かつては旧暦小正月は2月1日。

前日の大晦(おおつごもり)になる1月31日に行われていた主水山のとんど。

矢田の新村、満願寺町、外川町、西城地区、それぞれの地域を詳しく聞き取りしなければならない。

(H24. 1.15 EOS40D撮影)