マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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奇遇な出合いのアートスペース上三条

2013年10月02日 06時48分46秒 | メモしとこっ!
「奈良いまむかし展」を拝見して一階に下りた。

豊田さんからいただいたコーヒーチケットはアートスペース上三条一階にある喫茶室で利用できる。

ドアを開ければほのかに漂う素敵な香り。

なんの臭いかと思えば挽いたコーヒー豆。

だと思う心地よい香りが包んでくれる。

店主であろうと思われるご婦人に尋ねてみれば、意外にも感じないという。

毎日、そこにおれば感じないのであろうか、香りいっぱいの喫茶室にはいろんな書物が置いてある。

落ち着きのある店内だ。

「豊田さんにもらったんです」と伝えて手渡したコーヒーチケット。

「いいイラストに写真が添えてありました」と云えば、「4日に私が住む集会所で写真家がお話しをするのが楽しみなんです」と応える。

「私も写真家ですが、本日2日に集会所で語ってきたばかりです」と云えば「あれぇ」。

地域に回覧した案内にそう書いてあったと思うと云うから、もしや地元自治会では・・・。

そう、店主の婦人が住む地域は同じ自治会の旭ケ丘。

なんと、なんと、奇遇な出合いです。

帰宅された娘さんも同じ自治会。

どういうことなのか。尋ねた結果は・・・。

アートスペース上三条がある地は婦人が生まれ育った処だ。

住まいは大和郡山市に移ったが、生誕地の建物はそのままにしておいた。

十数年前に憧れだったギャラリーを開きたかった。

そこで住居を建て替えた。

ギャラリーを開くことでいろんな人が集まってくる。

ご自身がその地に居てもさまざまな人が利用することで情報が集まってくる。

喫茶室は利用者、閲覧者に寛いでもらうために開店したというわけだ。

旭ケ丘には写真クラブの人たちがときおり寄ってくれるという。

地元のことを含めて話題が盛り上がるらしい。

「奈良いまむかし展」、「豊田定男さん」、「アートスペース上三条」、「店主」、「旭ケ丘自治会」へと繋がった奇遇な出合いの「アートスペース上三条」であった。

(H25. 6. 4 SB932SH撮影)