マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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世界遺産登録の眺望

2013年10月16日 09時30分45秒 | 宇陀市(旧榛原町)へ
starsuite異常事象の対応を終えた直後に携帯電話の着信音が鳴った。

榛原額井の住民であるFさんからだ。

先週世界遺産に登録された富士山が見えるという情報である。

なんでもゴミキャンペーンで登った登山者たちの声が「富士山が見えた」と云うのだ。

その一報は奈良新聞などで伝えられたという額井の山は「大和富士」。

本名が額井岳の大和富士の標高は813m。

30人も40人もやってくる団体登山者はバスで来る。

「写真も撮れたからあんたにあげる」と云われたが、どこのだれかも知らない人だったと伝えるFさん。

山頂から見えたという場はどこなのか。

ネットで調べてみれば5月24日の関西テレビの夕方ニュースのスーパーニュースアンカーで紹介された大和富士から捉えた富士山越しに日の出を撮った映像らしい。

5月2日の朝に捉えた天理市在住の人の作品らしい。

その件はFMラジオで紹介されていたが、大峯山の方だと思っていた。

当人だと思われるブログを拝見したが神々しい姿の富士山には見えない。

ちょこんとつき出ている山頂がそれなんだろうか。

それはともかく、直線距離で267kmも先の富士山の方角はどこだ。

地図と方位磁石は必須だろう。

ある人がブログで書いてはる額井岳はどっちかと云えば宇陀市榛原(はいばら)だ。

山頂は行政区分で云えば奈良市の都祁(つげ)吐山(はやま)町と重なる境界線。

都祁吐山は平成の行政市町村大合併で奈良市に編入したが、平成17年4月以前までは都祁村である。

私自身は未だに奈良市と思っていない。

知らない人は奈良市内の市街地だと思ってしまわないだろうか。

奈良市から見えたと報道するのもどうかと思えるのである。

それはともかく捉えた画像の鑑定の結果は・・・。

シミュレーションソフトと同じであった富士山の姿であった。

鑑定された田代博先生にお墨付きをもらったようである。

報道やクチコミで広がる「大和富士」から眺望する世界遺産の「富士山」。

知った登山者は今後増えるに違いない。

大騒動の額井からの便りにワクワクしたこの日。

おらが村の山頂展望台に方位盤の設置をしたり、登山道には案内板も設えることを考えなくてはならないようになってきたと電話口からの声が届いた。

(H25. 6.25 記)