初回診察してから28日目。
四週間後の通院診療である。
気にかかっているのは脈拍だ。
前日の心臓リハビリ中は110。
運動しなくとも90台。
高めである。
この日の診療前検査は4種。一つは採血、二つ目が心電図、三つめは心エコーで四つ目に胸部レントゲンだ。
10時20分までに外来棟に行って再来受付機に診療カードを挿入してこの日の検査、診察の内容を確認する。
そのシートは総合受付に持ち込んで正式処理される。
心エコーと診察の時間は予め設定されていた。
少し前に着いた時間に費やす診療前検査。
指定されたのは採血だった。
待ち行列は多い。
順番待ちの番号を呼び出されて採血する。
時間帯は10時から10時20分まで。
胸部レントゲンでもと思っていたが、心エコーの予約時間に遅れてしまう。
そう思って後にすることにした。
検査はそれぞれに受付がある。
心エコーも心電図も同じ受付だ。
予約時間になった新エコー検査であるが大幅に遅延していたことから先に心電図へ行くことになった。
時間帯は10時20分から同40分まで。
待ち時間はそれほどない。
心エコーはその後も遅れが発生する。
呼び出しされたのは同55分。
心エコー検査は長丁場。
入院時も検査があった。
だいたいが30分ぐらいだ。
終わった時刻は11時20分。
25分間の検査は入院時の体力状況が違う。
呼吸をしにくい身体だった。
30分も超えたときは、耐えられず苦痛で仕方なかった。
今回は手術後約2カ月。
無理な運動をしない体力はほぼ回復している。
気持ちよさに目を閉じていたら、数分後には眠りに入る。
佳境なころはすっかり夢の中。
医師に起こされるまで気がつかなかった。
次は取りこぼしの胸部レントゲン。
ここまで服を脱いだり着たり。
その都度、心臓を締め付けていた胸帯を外したり閉めたりだ。
レントゲンは正位置と横位置。
鏡でわが身を見たらガリガリ君だった。
およそ10分間のレントゲン検査を終えたら診察だ。
この予約時間は12時30分。
待ち時間は1時間もある。
「心臓血管外科」受付で待った時間は結局のところ、1時間45分である。
呼び出しを受けて診療カードを首からぶら下げる。
診察室前室で待つ患者さんは3組。
その人らが終わらなければ呼び出しされない。
待ち時間に計測した血圧は125-89。
脈拍は107だ。
一か月前の計測値は血圧が112-75で脈拍数は79だった。
血圧は若干の違いがあるが、特に問題視する値ではない。
気がかりなのは脈拍だ。
異常に値が上昇している脈拍は身体でも感じる。
目を覚ましたときからドクドク。
心音が聞こえそうな感じであるが、とにかく早いのだ。
入院前の脈拍はだいたいが60~70。
それ以上になればドクドク感に身体が震える。
何週間か前から毎日のように発症するドクドク感で診察を待っていた。
呼び出しまで待つこと20分間。
診察室のドアを開けて、医師によろしくお願いします、である。
開口一番に伝えられた脈拍の値。
これまでは1/4か1/3ぐらいの間隔でおかしくなる不整脈。
リズム感覚が1/4か1/3ということだ。
今日の心電図の結果によれば1/2。
2回に1回の割の脈拍異常。
そういうわけで高い値となった脈拍だ。
医師が云った。
現在服用中の薬剤を増量するという診断結果に思わずのけぞった。
結果はよろしくない。
退院前に伝えられていた二種の薬剤。
心臓の働きを改善・心不全悪化予防のアーチスト錠と心臓の拍動抑え・不整脈改善のアンカロン錠である。
これらは通院検査の結果によって錠数を換える可能性があると聞いていた。
まさに、その宣告であった。
薬剤量を増やすのはアーチスト錠。
相当な量になったが、錠剤は半切り。
中身が濃いのである。
次の検査通院は3週間後。
昨日に設定した心臓リハビリに合わせて診察することになった。
その対応で変化がなければ・・・。
脈拍が低下すればいいのだが、そうでなければ心臓に措置を講じなければならない。
不整脈異常の発生源は心臓手術。
インパクトある手術処置に驚いた心臓がビックリした状態になっているようだという。
驚きに対処する措置は「ドン」である。
ビックリ状態を落ち着いた状態の心臓にするということだ。
心臓蘇生装置にAEDがある。
消防訓練の際に仮人形の胸に降ろして「ドン」を体験したことがある。
心臓に電気的インパクトを与えて蘇生する。医師曰く、それによって脈が正常に戻ることがある、だ。
もう一つの措置は心臓カテーテルを用いて心臓そのものにショックを与えて安定させる。
これらの手段は3週間後に決定される。
なんとか薬剤で落ち着いてほしいものだと思うが・・・。
ちなみに肺に溜まる水分はごく僅かだという。
レントゲン結果の肺映像。
向こう側がすっきり見えるくらいになっている。
弁の調子が良いと伝えられた。
(H27. 9.25 記)
四週間後の通院診療である。
気にかかっているのは脈拍だ。
前日の心臓リハビリ中は110。
運動しなくとも90台。
高めである。
この日の診療前検査は4種。一つは採血、二つ目が心電図、三つめは心エコーで四つ目に胸部レントゲンだ。
10時20分までに外来棟に行って再来受付機に診療カードを挿入してこの日の検査、診察の内容を確認する。
そのシートは総合受付に持ち込んで正式処理される。
心エコーと診察の時間は予め設定されていた。
少し前に着いた時間に費やす診療前検査。
指定されたのは採血だった。
待ち行列は多い。
順番待ちの番号を呼び出されて採血する。
時間帯は10時から10時20分まで。
胸部レントゲンでもと思っていたが、心エコーの予約時間に遅れてしまう。
そう思って後にすることにした。
検査はそれぞれに受付がある。
心エコーも心電図も同じ受付だ。
予約時間になった新エコー検査であるが大幅に遅延していたことから先に心電図へ行くことになった。
時間帯は10時20分から同40分まで。
待ち時間はそれほどない。
心エコーはその後も遅れが発生する。
呼び出しされたのは同55分。
心エコー検査は長丁場。
入院時も検査があった。
だいたいが30分ぐらいだ。
終わった時刻は11時20分。
25分間の検査は入院時の体力状況が違う。
呼吸をしにくい身体だった。
30分も超えたときは、耐えられず苦痛で仕方なかった。
今回は手術後約2カ月。
無理な運動をしない体力はほぼ回復している。
気持ちよさに目を閉じていたら、数分後には眠りに入る。
佳境なころはすっかり夢の中。
医師に起こされるまで気がつかなかった。
次は取りこぼしの胸部レントゲン。
ここまで服を脱いだり着たり。
その都度、心臓を締め付けていた胸帯を外したり閉めたりだ。
レントゲンは正位置と横位置。
鏡でわが身を見たらガリガリ君だった。
およそ10分間のレントゲン検査を終えたら診察だ。
この予約時間は12時30分。
待ち時間は1時間もある。
「心臓血管外科」受付で待った時間は結局のところ、1時間45分である。
呼び出しを受けて診療カードを首からぶら下げる。
診察室前室で待つ患者さんは3組。
その人らが終わらなければ呼び出しされない。
待ち時間に計測した血圧は125-89。
脈拍は107だ。
一か月前の計測値は血圧が112-75で脈拍数は79だった。
血圧は若干の違いがあるが、特に問題視する値ではない。
気がかりなのは脈拍だ。
異常に値が上昇している脈拍は身体でも感じる。
目を覚ましたときからドクドク。
心音が聞こえそうな感じであるが、とにかく早いのだ。
入院前の脈拍はだいたいが60~70。
それ以上になればドクドク感に身体が震える。
何週間か前から毎日のように発症するドクドク感で診察を待っていた。
呼び出しまで待つこと20分間。
診察室のドアを開けて、医師によろしくお願いします、である。
開口一番に伝えられた脈拍の値。
これまでは1/4か1/3ぐらいの間隔でおかしくなる不整脈。
リズム感覚が1/4か1/3ということだ。
今日の心電図の結果によれば1/2。
2回に1回の割の脈拍異常。
そういうわけで高い値となった脈拍だ。
医師が云った。
現在服用中の薬剤を増量するという診断結果に思わずのけぞった。
結果はよろしくない。
退院前に伝えられていた二種の薬剤。
心臓の働きを改善・心不全悪化予防のアーチスト錠と心臓の拍動抑え・不整脈改善のアンカロン錠である。
これらは通院検査の結果によって錠数を換える可能性があると聞いていた。
まさに、その宣告であった。
薬剤量を増やすのはアーチスト錠。
相当な量になったが、錠剤は半切り。
中身が濃いのである。
次の検査通院は3週間後。
昨日に設定した心臓リハビリに合わせて診察することになった。
その対応で変化がなければ・・・。
脈拍が低下すればいいのだが、そうでなければ心臓に措置を講じなければならない。
不整脈異常の発生源は心臓手術。
インパクトある手術処置に驚いた心臓がビックリした状態になっているようだという。
驚きに対処する措置は「ドン」である。
ビックリ状態を落ち着いた状態の心臓にするということだ。
心臓蘇生装置にAEDがある。
消防訓練の際に仮人形の胸に降ろして「ドン」を体験したことがある。
心臓に電気的インパクトを与えて蘇生する。医師曰く、それによって脈が正常に戻ることがある、だ。
もう一つの措置は心臓カテーテルを用いて心臓そのものにショックを与えて安定させる。
これらの手段は3週間後に決定される。
なんとか薬剤で落ち着いてほしいものだと思うが・・・。
ちなみに肺に溜まる水分はごく僅かだという。
レントゲン結果の肺映像。
向こう側がすっきり見えるくらいになっている。
弁の調子が良いと伝えられた。
(H27. 9.25 記)