マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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高樋の実成―ハザカケ―

2016年06月21日 08時57分14秒 | 民俗あれこれ(干す編)
稲刈りをしていた男性が話してくれた高樋町のハザカケ。

稲作する農家の人は多いが、ハザカケをしているのはたったの一軒。

いつの日か辞められるかもしれないから撮っておいたらどうかと伝えられた。

カミキリ取材を終えたころの時間帯は午後5時前。

高樋町取材に着いた時間は午後1時半。

3時間半も滞在していた。

ハザカケをしている場所を探した。

車通りから見える場だと話していた。

ソロソロ走って探してみる。

あった。

停車して畑道を下る。



ハザカケとハザカケの間は稲刈り前の状態が残っていた。

電柵を張っている田んぼに入ることはできない。

陽が落ちるころの時間帯はつるべ落とし。

闇が迫る速度が早い。



西に夕陽が落ちていく。

空は茜色に染まりつつある。

向こうに見える山波は矢田丘陵、それとも生駒山系・・。



くるりと背を返せばスズメオドシ。

飲んだカンビールを竹竿に括って下げている。

稔った稲穂が黄金色に輝いた。

それは一瞬だった。



再び西を見れば夕陽が落ちていく。

(H27.10. 9 EOS40D撮影)

高樋の実成―稲刈り―

2016年06月21日 08時45分50秒 | 民俗あれこれ(四季耕作編)
春日神社のマツリ準備に余念がない氏子たち。

作業する日も忙しく働いているのも氏子。



稲刈りバインダーを運転操作する男性は日焼けで顔が真っ黒だ。

稲刈り作業の逞しい後ろ姿を追いかけた。



春日神社の月並祭に古代米を奉納、供えられた。

稲刈りしていた男性とは違う田主のようだ。



今年は豊作になった古代米は5品種。

紫、黄、緑・・・。



稲刈りをしていた男性がいうにはマツリは是非とも記録してほしいと願う。

この年、祈年祭のフリアゲや摂社の舎人神社行事も撮らせてもらった。

特にフリアゲの際に掛図の内容を話したことが印象に残っているそうだ。

ありがたいことである。

(H27.10. 9 EOS40D撮影)

高樋の実成―落下銀杏―

2016年06月21日 08時42分09秒 | 自然観察会(番外編)
銀杏の実成は相当な量だ。

高くそびえる銀杏の枝にびっしり成った実はやがて境内に落下する。

今年の実成はやや小さめ。



例年のほうが大きいという銀杏は誰も持ち帰ることなく掃いて捨てられるか、燃やされる。

11月初めのころにはまっ黄色になっているかも知れない銀杏の秋の色。

当地近くに用事がわれば足を伸ばしてみよう。

(H27.10. 9 EOS40D撮影)