マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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瓶詰め筍はもてなし後の料理に祝う

2020年10月28日 07時52分35秒 | もらいもの・おくりもの
せっかくのもてなしに登場しなかった料理がある。

尤も調理したのは二人が京都に向かってからだ。

予め細工をして中身の筍を開放した瓶詰めの蓋がある。

瓶ごともらった掘れたて新鮮、ではなく一年前に瓶詰めされた当時は採りたての筍。

皮を剥いて茹でた筍をそのまんま瓶詰めしたとされる。

実際に見たわけではないので、なんともであるが、2月16日に「これ持って帰って」と、くださった京都南部・木津川市山城町綺田(かばた)在住の古川座三老のF・Kさんである。

おふくろにもフィアンセにも味わってもらいたいと思って蓋は開けずに待っていた。

蓋は密閉状態だからなんぼ力づくでも開けられない。

蓋が回らないのだ。

濡れ布巾を蓋の側面に巻いて回そうとしてもあかん。

たいがいのものはそれでいけるんだが・・。

とにかく、いくら力を入れても回らない瓶は密封状態におそらく真空状態。

Fさんが云っていた開け方を思い出した。

蓋に穴を開けて空気を抜けばあっさり開くということだった。

試してみようと取り出した金槌。

先が尖がった方でボコン、バコン。



十数か所に穴を開けたがまだ回らない。

そこに再度登場する濡れ布巾。

蓋にも瓶の底にも巻いて滑り止め。

そうしたら、ふっと回って開いた。

瓶から取り出した筍は新鮮そのもの。

瑞々しい姿である。

そして、かーさんが炊いてくれたタケノコ料理。



いつも美味しく、そして今夜も食べるワカメ入りのたけのこ煮。

Fさんがくれた筍の柔らかいこと。

しかも、芯でなく柔らかい先の部分ばかり。

これがむちゃ旨いんだ。

おふくろも柔らこうて、美味しいという。

この日は歯が痛いというから、包丁を入れて短冊切りにしたらガツガツ食べてくれた。

たけのこ煮の出汁はマルトモの鰹だしの素

いつのころか覚えてないが、顆粒だしの味が気に入っていつも美味しくいただいている。

もう一つの出汁はスーパートライアルが製造販売する液体の白だし。

これもよく使う出汁。

いずれも重宝している。

それはともかく、こんなに美味しく炊けた、

特別の旬の筍。

フイアンセに食べてもらおうと、せっかく用意していたのに・・・タイミングが間に合わんかった。

昼間にもてなした残り物料理とともに、喉を潤す祝杯。



めでたい祝いの日にありがとう。

(H31. 2.16 SB932SH撮影)
(H31. 3. 2 SB932SH撮影)