マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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和爾町営農圃場の種撒き発芽15日目

2018年07月14日 09時02分40秒 | 民俗あれこれ(四季耕作編)
この日は田植えを終えた農家の方の田植え終いの在り方が聞けるかもと思って大和郡山市の横田町や天理市の勾田町の田んぼを訪ねる。

結果はといえばハズレだ。

横田町で2組の現役農家に聞いたが、家を建て替えた際にあった竃はキッチンが洋式化して消えた。

勾田町は数日前に田植えを終えていたから拝見もできなかった。

大和郡山では櫟枝町にある「大峰山上 六十六度 供養」石塔の寄進年を探ることであったが、記銘刻印は風化しているのか判別はできなかった。

それなら、ではないが、さほど遠くないところにある天理市和爾町の営農組合の直播きの発芽状況を見てみたくなった。

ポツポツ芽生えた状態であった6月4日

それからほぼ一週間後。

その後の発芽状態をみておこうと思って車を走らせる。



着いてみればすっかり様相が様変わり。

疎らだったポツンポツンはなくなり、細い稲苗の葉が逞しくなっている。



水田いっぱいに広がる稲苗の景観にうっとりする。

一方、隣の田の畔はふっくらほんわりした白い帆のような植物が風に吹かれている。

梅雨入り宣言があったのは6月7日。



それからは雨も降らずに気持ちよさそうな風が頬を撫でる。

白い帆のような植物はチガヤ。

もっと早い時期であれば花に蜜がある。

開く一歩手前の蕾状態の花を口に銜えて噛めば甘いが、ここまで育ってしまったチガヤを口の中に入れたらとんでもないことになってしまう。

この時期のチガヤは見るだけー。



そう思ってしゃがみ込んでチガヤにレンズを向けるが息苦しい。

ファインダーなんてものを覗き込むには身体が無理だ、と悲鳴をあげる身体。

ローアングルで構えるのはとても辛い。

リハビリ運動をしても治る見込みのない身体にやるせない。

(H29. 6.10 EOS40D撮影)


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