6月第一日曜日は大和郡山市で一斉に行われるクリーンキャンペーンがある。
地域ごとで行われる地域の清掃日。
自治会役員や班長は段取りなどに動き回る。
住まいする地区は入居した時代からほぼ全員が参加してきた。
清掃日は強制参加でなく自由参加。
やむを得ない事情があれば欠席している。
朝8時半から始まって、草刈りや流れた水路の泥を取り除いて袋に詰める。
集める場所は指定地だ。だいたいが9時半過ぎに終えるが役員らはゴミ収集車が運ぶまで待機する。
泥の収集はほぼ10時過ぎだが刈った草の収集は昼過ぎになる。
班長を務めていた年は収集車が運び終わるまでどこへも出かけることができない。
この日は今年度3回目の野遊び自然観察会。
集合時間は9時半だったが絶対的に間に合わない。
遅れて行くと予め伝えていた。
事前にお願いしていた正暦寺の臨時駐車場に着いたのは10時半過ぎ。
すでに観察は始まっていた。
下見していた場所に向かおうとしたら声がかかった。
サポータースタッフの家族だった。
もしかとすれば逆ではと思ったらその通りだった。
石垣辺りでタゴガエルを捕まえたそうだ。
観察を始めていた集団は15人の親子さんに8人のサポータースタッフがついていた。
ここら辺りに生息するカエル類のすべてはタゴガエルになるそうだ。
トイレ前に咲いていたヤマボウシを拝見して再出発だ。
この日は昆虫がなぜか少ない。
少ないといってもテングチョウはやたら多い。
多いと云っても昨年ほどでもない。
見慣れないチョウが飛んできた。
飛んで開いていたときの翅の内側は綺麗なオレンジ色のように見えた。
地面にとまっても開いてくれない。
シャッターを押したとたんに飛び去ったチョウはどうやらヒオドシチョウである。
もう一つはキンモンガ。
じっとしていたので撮りやすい。
もう一つは巣作りしていたハチ。
アシナガバチの一種だと思ってネット図鑑で坊主捲り。
巣の形態から見てキボシアシナガバチ若しくはコアシナガバチのようだ。
もう一つは昆虫仲間のサワガニのオス。
子供が捕まえた沢に生息するカニだ。
素揚げで食べたことがある。
あのバリバリ感が懐かしい。
下見の際に聞いていたイノシシアラシ。
電柵を突き抜けて畑に突っ込む。
そういえば榛原石田の住民もそう言っていた。
当地では高さ2m以上のシカ除け柵を立てた。
であるが、跳躍力があるシカは柵を飛びぬけて畑を喰い荒らすので難儀していると話す。
菩提山町隣の高樋町の農家の人が話していた現象。
夜間に鳴くシカの声。
翌朝に見た稲苗は食い荒らされていた。
面白いことに形は四角形。
綺麗なものだと思ったそうだ。
奈良公園の芝刈り機はシカ軍団。
芝生を食べる状態は横一列になって食べていた光景を見たことがある。
同じように何頭かのシカが居るのだろうか。
写真はタケノコを食い荒らしたイノシシアラシの痕跡だ。
土に埋もれているタケノコの匂いを嗅いで食い荒らす。
動物本体は見ることなかったが野鳥は多かった。
コゲラ、サンコウチョウ、シジュウカラ、オオルリ、ホオジロ、ウグイスなどだが、いずれも鳥だけに撮り損ねた。
ピッピーピリチョイと聞こえたオオルリが鳴く。
ここより遠く離れた大樹に止まっていた。
その姿は双眼鏡でとらえられるが、私がもつ望遠レンズでは届かない。
背中が綺麗なルリ色ははっきりと見えたのが嬉しい。
記録はできなくとも記憶は残る。
この辺りではいろんな野鳥が飛び交う。
遠くで鳴く野鳥もいる。
耳を澄まして聞けば、サンコウチョウの鳴き声だった。
杉林のなかにいることは確かなのだが見つけられなかった。
野鳥より多くの観察ができたのは植物だ。
野生のアスパラガスといわれる蕾状態のシオデがあった。
塩茹して食べたくなるが・・・。
5月の初めのころ。
旧都祁村のある地域にはたくさんあるらしいとKさんが話していた。
昨年と同じ場所にあったツチアケビ。
黄色い花が咲いていた。
ツチアケビが寄生するナラタケ菌がまだ土のなかに残っているようだ。
白い花のウツギ。
蜜を吸う小さな昆虫がいるが・・何者だ。
イチヤクソウは、一週間経ってもまだ蕾だった。
ウツボグサは魚のウツボに似ているわけではなく、矢を入れる用具の「靫」である。
どことなく似ている姿だ。
白と淡いピンク色の小さな花のウメモドキ。
ヤブムラサキの花。
どちらも小さい花で、風に揺られて撮り難い。
これは下見でも見たショウジョウバカマのムカゴ。
一週間の差では成長具合は判らないが、下見会においても学習したから、自信を持って覚えられることだろう。
これはミヤコアオイ。
当地での観察会は十数年間。
始めてお目にかかる。
葉はカンアオイのような文様はないが、花はまったく同じように見えるミヤコアオイ。
カンアオイの花が開くのは秋ごろだが、ミヤコアオイは全開していた。
昼食を摂った場所付近に2本のササユリが咲いていた。
明日ぐらいには開くであろう。
ササユリの葉は隣にあった笹の葉とよく似ている。
葉に筋があるか、ないかで見分けられる。
もちろん茎はまったく様相が違うから見間違うことはない。
ササユリは新芽が出た年には花を咲かせない。
2年目、3年目になってようやく花をつける。
花泥棒に見つからないよう、祈るしかない場所に咲いていたササユリは大切にしてもらいたいものだ。
咲いている付近にヤマビルを見たとウメちゃん先生が云った。
ジュクジュクしている処に生えていたササユリ。
長靴を履いていてもヤマビルは侵入する。
子供たちは危険なので遠目で見てもらおう。
これは帰路に拝見した花後のムロウテンナンショウだ。
ホオジロ、ウグイスの鳴く声を聴きながら戻った道中に吊るし干しをしていた民家がある。
タマネギではなくニンニク干しだ。
「干す」をテーマに撮っておいた。
(H27. 6. 7 EOS40D撮影)
地域ごとで行われる地域の清掃日。
自治会役員や班長は段取りなどに動き回る。
住まいする地区は入居した時代からほぼ全員が参加してきた。
清掃日は強制参加でなく自由参加。
やむを得ない事情があれば欠席している。
朝8時半から始まって、草刈りや流れた水路の泥を取り除いて袋に詰める。
集める場所は指定地だ。だいたいが9時半過ぎに終えるが役員らはゴミ収集車が運ぶまで待機する。
泥の収集はほぼ10時過ぎだが刈った草の収集は昼過ぎになる。
班長を務めていた年は収集車が運び終わるまでどこへも出かけることができない。
この日は今年度3回目の野遊び自然観察会。
集合時間は9時半だったが絶対的に間に合わない。
遅れて行くと予め伝えていた。
事前にお願いしていた正暦寺の臨時駐車場に着いたのは10時半過ぎ。
すでに観察は始まっていた。
下見していた場所に向かおうとしたら声がかかった。
サポータースタッフの家族だった。
もしかとすれば逆ではと思ったらその通りだった。
石垣辺りでタゴガエルを捕まえたそうだ。
観察を始めていた集団は15人の親子さんに8人のサポータースタッフがついていた。
ここら辺りに生息するカエル類のすべてはタゴガエルになるそうだ。
トイレ前に咲いていたヤマボウシを拝見して再出発だ。
この日は昆虫がなぜか少ない。
少ないといってもテングチョウはやたら多い。
多いと云っても昨年ほどでもない。
見慣れないチョウが飛んできた。
飛んで開いていたときの翅の内側は綺麗なオレンジ色のように見えた。
地面にとまっても開いてくれない。
シャッターを押したとたんに飛び去ったチョウはどうやらヒオドシチョウである。
もう一つはキンモンガ。
じっとしていたので撮りやすい。
もう一つは巣作りしていたハチ。
アシナガバチの一種だと思ってネット図鑑で坊主捲り。
巣の形態から見てキボシアシナガバチ若しくはコアシナガバチのようだ。
もう一つは昆虫仲間のサワガニのオス。
子供が捕まえた沢に生息するカニだ。
素揚げで食べたことがある。
あのバリバリ感が懐かしい。
下見の際に聞いていたイノシシアラシ。
電柵を突き抜けて畑に突っ込む。
そういえば榛原石田の住民もそう言っていた。
当地では高さ2m以上のシカ除け柵を立てた。
であるが、跳躍力があるシカは柵を飛びぬけて畑を喰い荒らすので難儀していると話す。
菩提山町隣の高樋町の農家の人が話していた現象。
夜間に鳴くシカの声。
翌朝に見た稲苗は食い荒らされていた。
面白いことに形は四角形。
綺麗なものだと思ったそうだ。
奈良公園の芝刈り機はシカ軍団。
芝生を食べる状態は横一列になって食べていた光景を見たことがある。
同じように何頭かのシカが居るのだろうか。
写真はタケノコを食い荒らしたイノシシアラシの痕跡だ。
土に埋もれているタケノコの匂いを嗅いで食い荒らす。
動物本体は見ることなかったが野鳥は多かった。
コゲラ、サンコウチョウ、シジュウカラ、オオルリ、ホオジロ、ウグイスなどだが、いずれも鳥だけに撮り損ねた。
ピッピーピリチョイと聞こえたオオルリが鳴く。
ここより遠く離れた大樹に止まっていた。
その姿は双眼鏡でとらえられるが、私がもつ望遠レンズでは届かない。
背中が綺麗なルリ色ははっきりと見えたのが嬉しい。
記録はできなくとも記憶は残る。
この辺りではいろんな野鳥が飛び交う。
遠くで鳴く野鳥もいる。
耳を澄まして聞けば、サンコウチョウの鳴き声だった。
杉林のなかにいることは確かなのだが見つけられなかった。
野鳥より多くの観察ができたのは植物だ。
野生のアスパラガスといわれる蕾状態のシオデがあった。
塩茹して食べたくなるが・・・。
5月の初めのころ。
旧都祁村のある地域にはたくさんあるらしいとKさんが話していた。
昨年と同じ場所にあったツチアケビ。
黄色い花が咲いていた。
ツチアケビが寄生するナラタケ菌がまだ土のなかに残っているようだ。
白い花のウツギ。
蜜を吸う小さな昆虫がいるが・・何者だ。
イチヤクソウは、一週間経ってもまだ蕾だった。
ウツボグサは魚のウツボに似ているわけではなく、矢を入れる用具の「靫」である。
どことなく似ている姿だ。
白と淡いピンク色の小さな花のウメモドキ。
ヤブムラサキの花。
どちらも小さい花で、風に揺られて撮り難い。
これは下見でも見たショウジョウバカマのムカゴ。
一週間の差では成長具合は判らないが、下見会においても学習したから、自信を持って覚えられることだろう。
これはミヤコアオイ。
当地での観察会は十数年間。
始めてお目にかかる。
葉はカンアオイのような文様はないが、花はまったく同じように見えるミヤコアオイ。
カンアオイの花が開くのは秋ごろだが、ミヤコアオイは全開していた。
昼食を摂った場所付近に2本のササユリが咲いていた。
明日ぐらいには開くであろう。
ササユリの葉は隣にあった笹の葉とよく似ている。
葉に筋があるか、ないかで見分けられる。
もちろん茎はまったく様相が違うから見間違うことはない。
ササユリは新芽が出た年には花を咲かせない。
2年目、3年目になってようやく花をつける。
花泥棒に見つからないよう、祈るしかない場所に咲いていたササユリは大切にしてもらいたいものだ。
咲いている付近にヤマビルを見たとウメちゃん先生が云った。
ジュクジュクしている処に生えていたササユリ。
長靴を履いていてもヤマビルは侵入する。
子供たちは危険なので遠目で見てもらおう。
これは帰路に拝見した花後のムロウテンナンショウだ。
ホオジロ、ウグイスの鳴く声を聴きながら戻った道中に吊るし干しをしていた民家がある。
タマネギではなくニンニク干しだ。
「干す」をテーマに撮っておいた。
(H27. 6. 7 EOS40D撮影)