ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

お気楽母さん

2010-01-21 21:39:36 | 日常
               
             次女宅前の美味しそうなブロッコリー畑

昨夜は願い空しく、眠気より覚醒バイオリズムが勝り、一晩中独り言、神さまやおじいちゃん・おばあちゃんへのお願い、泣き声、等のオンパレードでした。夜10時前に声が次第に大きくなり泣き声交じりになったところでベッドサイドに行き、「何泣いてるの?泣くことなんて何もないのよ」と言いながらお茶を飲んでもらおうとすると、「変なもの飲みたくない。あなたが起きていたいなら勝手にどうぞ、私はここで寝てますから」と、いつもと逆転した発言。「あらそう、私も寝たいから、じゃあ向こうで寝てくるわね」と退室。その後しばらくは静かになりました。

次は2時半ごろ、再び泣き声と娘を呼ぶ声が高くなったとことでベッドサイドへ。「今Nちゃん(四女)に会いたくて泣いていたの、Nちゃんはどこに居るの?」「今夜はNちゃんは家で寝てる。」「あなたは誰と遊んでいるの?」「夜中だから誰とも遊んでない。応接間で寝てたところ」「おじいちゃんは何処かしら」「おじいちゃんは天国」「あら、そう、でNちゃんは」・・・とループする話につきあいましたが、キリが無いので30分ほどで切り上げることにして、「もう少し寝てね、朝になったら又続きを話しましょう」と言って退室。しばらく泣き声が聞こえていましたが、やがて諦めたのか静かな独り言に変わっていきました。

朝6時、束の間の睡眠の後目を覚ますと、泣き声交じりの「どうしたらよいの?」が聞こえてきましたが、パニックまでにはなっていない様子なので、一旦自宅(SV家から徒歩2分)に戻り、サササと朝食、洗濯、ごみ出しを済ませて、7時半過ぎにSV家に戻りました。

すぐにベッドサイドに行くと「お姉ちゃん、会いたかった、握手して」など泣き顔でのお出迎え。幼児帰りしたような様子に違和感を覚えつつ握手すると「嬉しい」と大泣き。「もう少し待っててね」と声掛けけをしながら朝の準備をしている間に四女到着。いつもどおりポータブルへの移動、清拭、着替えを済ませ、車椅子への移動。朝食となりました。

朝食(蒸しカステラ1/2、オムレツ1、バナナ1/2、マドレーヌ小1、ミルクティ1.5杯)完食。2度のトイレ(小)(大○=自然排出)を経て、「寒い」「どうしたら良いの?」などやや不安定な精神状態の中、外に出てデイサービスのお迎えをしばし待ち、「何だかわけが分からない」まま、デイサービスに送り出しました。(三女)

デイサービスから4時15分帰宅。タオルを使っていないところをみると入浴はしなかったようです。連絡帳に「こういう理由で入浴は取り止めました」と一言書いておいてくれてもよさそうなものですが、そういう記述はなし。もっとも今日は、このデイサービスにしては珍しく「昼食後、ベッドで1時間くらい休んでいただいています」とあったので、それ以上は望み過ぎなのかも知れません。

ちなみに、土曜のデイサービスは連絡帳に当日のバイタル測定結果(最低2回)、昼食の食べ具合と活動内容ほか気付いたことをフォーマットを作ってきちんと報告してくれています。但しここは入浴設備に難があり、母のような要介護状態の人はシャワー浴しか利用できません。それに対し、今日の所は報告は無いに等しいけれど素晴らしい入浴設備を持っています。

最近2ヶ所のデイサービスを利用することになって、デイサービスといってもそれぞれの得意・不得意分野があることがわかってきました。利用者側が特徴を分かった上で使い分ける必要があるのかもしれません。しかし、いずれにしても、利用者が気持ち良く安全に数時間を過ごす環境を提供し、様々な個性(症状)の高齢者を受け入れてくれていること自体、ありがたいと思う今日この頃ではあります。

夕飯(牡蠣フライ、アスパラ、ふろふき大根、菜の花の辛子醤油和え、ごま豆腐、里芋の味噌汁、ご飯)を菜の花以外完食。眠そうな雰囲気だったので、着替え、トイレ(×)を済ませてベッドに。別室に引き上げてしばらくは声が聞こえていましたが、30分ほどで静かになりました。今日はさすがに良く寝てくれるのではないかと思います。

☆機嫌が悪くない時の母の最近の口癖:
「面倒臭いね~」(ぐずぐず言う母をなだめながら着替えの手伝いをしている時など)
「危ないね~」(椅子⇔ベッドの移動時や立位の保持など、娘が必死で頑張っている時)
・・・これらを「まったく困ったものだわ。でも、我慢してあげましょう」という感じで言われるので、こちらは「あらら・・(苦笑)」。まったくお気楽なものです。(四女)
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来訪者が多かったりで精神不安定

2010-01-20 19:52:34 | 日常
               
           街のアイドル・タビちゃん「今日は暖かいにゃ~」

昨夜は静かに寝ていました。6時前に賑やかな声が聞こえてきたので様子を見に行くと、完全に目が覚めていて、多少精神的に不安定ながらパニックという程では無いという状態。取り合えずホットミルクで落ち着いてもらい、時々母のご機嫌をとりながら、自分の起きる支度と朝食の準備をゆっくり済ませました。

7時15分頃にベッドから椅子に移動し朝食。蒸しパン1/2、ハム、バナナ、紅茶ミルクを完食。片付けを終え、パジャマの上の着替えをしているところに、予定通り三女が到着、一緒に洗浄、下の着替えをすませました。普段は着替えなど余り母の好きでないことを済ませてから朝食になり機嫌が直るというパターンなのに、今日は朝食を先にしたため着替えの後の精神的不安定さがそのまま残ってしまいました。

新聞を読んだり、お茶を飲んだりしてお茶を濁しているところに、最近の最大の難関、看護師さんがケアマネさんと登場。椅子に座ってのバイタルの測定から難航し、ベッドに横になっての踵の処置ではいつも通りの大騒ぎでした。

看護師さん達が帰ってから、この時のためにとっておいたプチケーキを食べてもらったものの、プチだったせいか食べ終わると「おかしいね~」、そして意味の解らない「あぁ~」。昨日同様「あぁ~」を歌にもって行こうと歌いはじめると、つられて「あぁ~」が歌に切り替わるけれど、今日は昨日より不機嫌だったせいか1曲終わるごとに「誰に向かって歌っているの」と詰問調に。これを3、4回繰り返して歌での気分転換を諦め、基本に戻ってクッキーを食べてもらうことに。やっぱり甘い物は強い!ある程度納得する量を食べたら、なんとか微笑みが出るようになりました。(四女)

三女・四女と引き継ぎ後も、不安定な状態が続いていました。バイオリズムが覚醒モードになっているようでしたが、それに拍車をかけるように11時頃介護会社から集金についての電話があり、若干長引いたせいか、電話後「なんの電話?」から始まり、それに付随した会話が繰り返し延々ヘルパーさんの時間まで続きました。

今日のヘルパーさんは賑やかでお話し上手な方なので、あとはお任せし一時退散。戻ってみると、案の定不安そうな顔をしてまだ電話の話をしているようでした。その後、泣いたり四女の名前を呼び続けたり実に賑やか。更に、途中ウンの申し出があり、ポータブルに移動。小のみで、しばらく座っていましたがウンの成果はありませんでした。トイレ中も頻繁に泣かれて疲れました。

今日は忙しい日で、2時に主治医が来訪。血圧146-76。また午前中の看護師さん測定の酸素は98、脈拍は90で問題無し。「春になって暖かくなったらショートステイを試せるといいですね」との事でした。

主治医の往診が終わると、2時半にヘルパーさんの介護料金集金の方がみえ、その頃には覚醒がピークに。玄関で話をしていても「あ~あ~」が聞こえていました。2時半頃「そろそろ疲れたでしょ?ベッドで横になろうか」といってベッドへ。しかし、ベッド上でも喚き叫び続けました。30分程横になり、再び椅子へ移動したところで三女再登場。(Y子)

泣き声交じりの不安定な覚醒状態で引き継ぎ、「さてどうしたものか」と当惑しましたが、精神安定に最近効果が見られる「百人一首」をすることに。案の定今回もカルタを取ることに気をとられ、6対4位の勝利を治めて機嫌は上々。ここ数回のように眠気は訪れなかったものの、不安や悲しみは吹き飛んだようで、穏やかな表情が戻ってきました。

その後四女が戻り、昨日に引き続き「イタリアン・フェスタ」をテーマに、おいしいパスタ他の料理を作ってくれている間、母と三女は「生協」の申込みの書き込みなどをしながら、のんびり気分で過ごしました。

夕食(根菜パスタ、イタリアンサラダ、鶏胸肉ソテー、ポテト)をワインとビールと共によく食べた後は、美味しいものでお腹が満たされ身体も温まったせいか、とても満足そうな様子でウトウト開始。

娘達が後片付けを終えたところでポータブルで清拭を済ませ、7時過ぎにベッドに移動。ベッドに入ったところで、「足が痛い」他、少し文句がでましたが、とりあえずいかにも眠そうな様子で目をつぶってくれたので、娘達は別室に。・・その後何やら独り言が聞こえてきています。これからどういう展開になるでしょうか。多分眠気が勝るはずですが。(三女)
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ピザ・パーティ

2010-01-19 20:35:41 | 日常
               
          なんとなく早春の気配が感じられる近くのお池

3時過ぎに「神様、助けて下さい」などの独り言が聞こえて来ましたが、しばらく様子を見ていました。30分程で静かになり、寝たと判断して娘も一眠りさせてもらいました。

8時に部屋に入り「お早うございます」と声を掛けると「そろそろ来てくれると思っていた」と爽やかな笑顔で迎えてくれました。トイレに移動し、まず上の着替えを(かなりの抵抗も問題にせず)済ませ、下の着替えを(少々のうん付き)始めると、「うんがしたい」とのことで、そのままポ-タブルに座ってもらいました。

朝食の仕度をしている間に「小」があり、テーブルに朝食を並べると、ポ-タブルに座ったまま「これ食べて良いの?」と食事が始まりました。チョコパン1/2、オムレツ、バナナ、ミルクティを完食。「食べれば出るのよね」の言葉どおり自然に◎をゲットできました。

下の洗浄、着替えを済ませて車椅子へ移動。デイサービスのお迎えが来るまでの間、四女の上手なリードで沢山の歌をうたい、楽しい時間を過ごしました。デイサービスのお迎えの時間がきたので、足置きに足を載せようとしましたが痛がり、深く椅子に座ることにより、なんとか乗せることかでき、デイサービスには元気に出発して行きました。(長女)

デイサービスから4時15分に帰宅。介護士さんの愛想の良い挨拶は無視していましたが、別に機嫌が悪い訳では無く、帰ってきてやれやれという感じ。夕飯の時間まで、お茶を飲みながら静かに過ごしていました。

夕飯はSV家では珍しくピザ・パーティ。三女、三女の夫、四女、母の大人4人でピザ(大)、パエリャ、サラダ、ビール、ワインで大いに盛り上がりました。ピザは出前、他の料理は三女が外出のついでにデパ地下で買ってきてくれたものですが、母も娘達につられて楽しそうにマイペースでよく食べていました。

美味しい時には「美味しいね」と言ってくれるけど、時に「不味いね」と遠慮の無い、かなり的確なコメントをくれるグルメな母を相手に、食べやすく喜んでくれそうなものを作ろうと最近料理に力が入り気味。それはそれで楽しいけれど、ちょっと疲れてきたし、時には手抜きをして、且つ美味しいものを食べようというのが本日の夕飯の趣旨。そして結果は狙い通りで大成功でした。

それにしても、9月の末にはプリンくらいしか食べることができないくらい衰弱していたのが、こういうメニューでも普通に食べられるようになったなんて、本当に良く回復してくれたものです。

食後は居眠りを始めたので、トイレ、着替えをすませてベッドイン、少しぶつぶつ言う声が聞こえていましたが、間もなく静かになりました。デイサービスで入浴も済ませたので、気持ち良く朝まで寝てくれるとよいのですが。(四女)
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何となく不機嫌

2010-01-18 20:09:46 | 日常
               
              国立・青柳稲荷神社のどんど焼き

夕べは幸い一度も目覚めることなく、11時、3時、6時に確認しましたが、常に軽い鼾をかいて気持ち良さそうに眠っていました。

今朝は8時半に母のところに行くと、静かにしていましたが目は覚ましていました。朝の挨拶を交わし、いつもどおりの作業に入りましたが、着替えの間は眠かったり寒かったりで泣きたい気分に突入。それでも朝食のチョコパンを出すと、泣くのは止めることにしたようで、パンを自分でつまんで食べ始め、チョコパン1/2、バナナ1/2、オムレツ、牛乳紅茶を完食。

朝食後しばらくすると「大」のご要望。しばらく自力で頑張ってもらった後座薬を使うと、程なくして◎の結果を得ることができました。ほぼ自力で達成したことに娘達は「よかった、よかった」と喜んでいましたが、母は「情けないわね」と泣き顔に。

気分転換にと母娘でお茶と大福を食べましたが、大福はお餅が上手く飲み込めず中断(大福は意外と危ないです)。気分が上向かないまま、「寒い、寒い」が始まったので、同意を得て、とりあえずベッドで温まってもらうことにしました。しかし、ベッドに横になると足がつり出して、再び泣き声になってしまいました。(三女)

三女・四女と交代後、ベッド上で膝の痛みに悲鳴をあげていました。さすっていると、一旦落ち着くようですが、根本的な解決法がわからず 何とも可哀想でした。

ヘルパーさんの時間になり、交代。昼食はハムとアスパラのサラダプレート(レストランの様な盛り付けにヘルパーさん感心)・蒸しパン・パンプキンスープでした。「半分位召しあがりました」との事。

戻ってみると、まだおばあちゃんはベッドで悲鳴をあげていて、ヘルパーさんが声をかけながらさすっている所でした。ヘルパーさん終了後、しばらく「神様、許して下さい」とお願いしてましたが、満腹になったのか居眠りが始まり、そのままほとんど目覚める事なく長女との交代の時間になりました。(Y子)

引き継いだ後も、良く寝ていました。4時15分頃から、台所で夕食の仕度を始めましたが、目を覚ますことも無く、寝続けていました。5時過ぎに「おはよう」と目を覚ましたので、「いま、餃子を焼いているからチョット待っててね」「嬉しい、餃子大好き」と喜んでくれ、椅子に移動して夕食にしました。

夕食(餃子7個、白菜・人参・なるとまき・はんぺんの鍋、ビ-ル)完食。デザ-ト(プチケ-キ、ほうじ茶)、さすがにケ-キは残していました。食事中から、足が痛いと機嫌が悪かったのですが、トイレ(×)とパッドの替えをすませ、散々悪態をつきながらも7時過ぎにはベットイン。四女がベットサイドで15分ほど話し相手をしてくれたので、なんとか寝てくれたようです。(長女)
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覚醒から落ち着きへ・・・?

2010-01-17 19:59:41 | 日常
               
        SV家の庭の片隅に水仙が可愛い芽を出しています。

昨夜は1時ごろ「どうしたら良いの」の独り言が始まったので、ベッドサイドに行きお茶を一口飲んでもらって「もう少し寝ましょうね」と言うと「分かったわ、有難う」とすぐに納得。そのまま朝まで眠ってくれたようでした。

今朝は6時過ぎから再び「どうしたら良いんだろう」という呟きが聞こえてきましたが、大騒ぎになる気配ではなかったので、7時半まで待ってもらって朝をスタートさせました。「お早うございます」と挨拶をすると「嬉しい」と言って笑い泣き。

「お布団の中は温かくて良いわね」など、のんびり話しかけながら雨戸を開け、お湯を沸かし、着替えを用意している間に長女も到着。一緒にいつもの段取りで、足のマッサージ、ポータブルへの移動、洗浄、着替えを済ませて椅子に移動。はっきりと目覚めているせいか、母の体の動きや立位の保持がしっかりしていたので、一連の作業はスムーズでした。

朝食(蒸しカステラ1、マドレーヌ1、オムレツ1、おろし林檎1/4、ミルクティ1.5杯)完食。今朝も食欲旺盛でした。朝食が終わると頭が冴えている分「分からないわ、教えて」の連発となり、テレビや新聞を説明しながら見て過ごしてもらいました。

そうこうするうちにトイレ(大)のご要望。一週間振りなのでなんとか成果を得たいと、自力→座薬→直接介助を経て、30分ほど掛けて3日分ほどを排出。まだ3日分ほど残っているようで心残りはありましたが、母の苦痛が大きいようなので一旦断念しました。

排泄後しばらくは大声で嘆き悲しんでいましたが、緑茶と千鳥饅頭で一休みするうちに、気持ちが落ち着いてきたようで、「私は我がままでダメね」というので「そうね、否定はできないわ」と応えると笑っていました。(三女)

緑茶とお饅頭を食べて、ちょっと和んで良い感じになりましたが、これもほんの一瞬でした。すぐに「ご飯は何を食べる?」「お腹が空いた」「何か作ろうか?」等、食事をしたいという一方的な会話が続き、早いと思いながらも11時には昼食にしました。

昼食(タマゴ・ツナのサンドイッチ、タマゴ・ワカメのス-プ、苺)。「美味しいから食べちゃった」「お腹いっぱい!」と完食。チョットの間、気持ち良さそうに目を閉じていたのでベッドに誘いましたが、「眠くなんか全然ない」とベッドインを拒否されてしまいました。その後どうしたことか話が孫達・お祖母ちゃん(母の母親)へ。みんなの写真を撮りたいと言い出し、適当に相槌をうちながら1時間お相手をしましたが、大変でした。

この状態のまま三女に引き継いでしまいましたが、大丈夫だったでしょうか?覚醒の日のお相手は覚悟がいりますね。(長女)

長女と引継ぎ後しばらく「写真を撮る」話が続き、その後はティッシュペーパーを食べそうな様子を見せたので、込み入りすぎる前に気分を変えようとまずは歌を歌ってみることに。「小学唱歌」の本を持ってきて「早春賦」や「からす」や「やさしいお母さま」などを歌うと「歌うのが下手になっちゃった」と言いながら、一緒に歌ってくれました。

歌が終わったあとは引き続き「百人一首」に挑戦。今日の勝負は6対4位でやはり母の勝ちでしたが、途中から今までの覚醒が収まってウトウトし始めたのが、正直なところ何よりの成果でした。2時半過ぎ、「お尻が痛い」などベッドで休みたそうな素振りに「もう少しだから頑張って」と励まして、最後まで頑張って「百人一首」をとり終えた後ベッドインをお手伝い。ベッドに横になるとすぐに目をつぶり、しばらく気持ち良さそうに眠っていました。

3時半ごろから足がつり始めて「痛い、痛い」が始まりました。それでも半分眠った状態でしたが、夕食の支度にかかる4時半ごろ「トイレ(大)」の要望。ポータブルに移ってもらうと「小」のみの成果。そのまま椅子に移動して夕食を待ってもらうことにしました。

「今ある材料を使っちゃおう!」のコンセプトで作った夕食は、カツ丼(ご飯抜き)、大根・つみれ・揚げ出し豆腐・百合根・春菊の炊き合わせ、ブロッコリーとホタテの酢醤油あえ、ブルーチーズ、など結果的になかなか豪華なメニューになりましたが、どれも積極的においしそうに食べてくれました。

夕食が終わると、「よく食べたわ、お腹がいっぱい」と何度か言って、その後に再度トイレ(大)のご要望。今度は可能性が高いと、娘二人も積極的に応援しましたが、結果的には「成果なし」で、母も途中から「面倒くさい」と言い出したので、今夜はあきらめることにして、朝の残りは明日以降への持越しとなりました。

トイレ騒動で微妙になったご機嫌も何とか大きく崩れることなく、7時半にはベッドイン。とりあえず静かに眠る体勢になりました。(三女)







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熟睡の夜でありますように

2010-01-16 19:44:48 | 日常
               
     いるかの優雅な泳ぎ@しながわ水族館(長女の訪問を記念して、再び)

昨夜は一晩中、断続的に歌ったり、嘆いたりしていました。朝8時過ぎにまた声が聞こえてきたので部屋に行くとはっきり目覚めていて、多少精神的に不安定で時折「あぁ~」を発することがあるものの娘達が来たことは歓迎。朝の一連の作業にも協力的で朝食を食べ始めるとにこやかになり、蒸しパン、ソーセージ、牛乳紅茶、バナナをいつも通り完食しました。

先週まで10時だった土曜のデイサービスのお迎えが、今日から10時半になると聞いていたので、朝食後はのんびりと時間をつぶしていると、10時にドアチャイムがなってデイサービスのお迎えが。まだ車椅子にも移動していなかったのでかなりバタバタしてしまいました。

せっかく母が穏やかな気分になっていたのに、案の定「訳がわかんない」ことに。(ゴメンナサイ、私たちにも分からない。)気難しげになってしまいましたが、いつもの運転手さんの挨拶には嬉しそうに応えていました。そして多少釈然としない表情のまま車上の人となりました。(四女)

5時少し前にデイサービスより帰宅。居間に落ち着くと「懐かしいわ、嬉しいわ」と言いながら泣こうかどうしようかという表情になりましたが、「泣く必要は全然無いのよ、お茶にしましょう」の娘の言葉に泣くことはストップ。緑茶を飲みながら先日「ちい散歩」で紹介された奥沢『粉と卵』のスイートポテトをおいしそうに食べて、穏やかな様子になり、そのまま夕食まで椅子に座って静かに待っていてくれました。

夕食(ふわふわ肉団子&白菜鍋、ほうれん草お浸し、豆腐、クロワッサン2口)はおいしいと言って積極的によく食べ、完食。食後しばらくして眠そうな様子になったので、寝る準備でポータブルに移動してもらい、清拭と着替え。着替えの間は「あ~、嫌だな~」と多少の抵抗を見せましたが、サクサクと作業を終えてベッドに誘導。再度多少の抵抗はあったものの、何とかベッドインまでこぎつけ、とりあえず目をつぶったのを見届けました。

このままスンナリ一晩熟睡とはいかないだろうとは思いますが、外出・シャワー浴で疲れていると思うので、母自身のためにも(勿論、一晩中見守る娘のためにも)なるべく長く穏やかに眠れる時間が続きますように。(三女)
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何となく不安定な睡眠状態

2010-01-15 21:19:57 | 日常
               
        四女家ベランダの葉牡丹を食べに来ているひよどり(←多分)

朝3時半に「神様、助けて下さい」「どうしたら良いのですか」という独り言が聞こえてきました。30分程独り言が続きましたが、4時頃には静かになり、それが7時前まで続きました。

7時過ぎから、また独り言が始まりましたが、そのまま様子を見ていました。特に大声をだすということもなかったので、8時に部屋に入りました。母は目を覚ましており、爽やかな笑顔で娘達を迎えてくれました。トイレ(×)、洗浄、着替えを済ませ朝食に。

朝食(チ-ズ蒸しパン、ソーセージ、バナナ、牛乳紅茶他)を「お腹がすいた」と積極的に食べていました。完食。食事の片付け、洗濯物を干す間はTVを見ていましたが、その後は四女と手を握り楽しそうに話し込んでいました。(長女)

長女・四女と交代後、椅子で居眠りでしたが、11時15分頃ウンの申し出。ポータブルに移り試みるも小とガスだけ。11時半にヘルパーさん来訪。状況を報告し、この後どうするかを相談した結果、「椅子に戻りましょう」となり二人で椅子への介助をし、Y子は一旦退室しました。

昼食は、おでん・かぼちゃ・うなぎ錦糸卵のせ・味噌汁・みかんで「良く召しあがりました」との事。その後トイレの要求はないという事でした。

ヘルパーさん終了後、椅子での居眠りが続き、時折起きてモゴモゴ話し、また寝るという状態を繰り返しました。2時半に早めのおやつを食べ、右に傾く体を支えていた右腕が痛いと何度も訴え、「それならベッドに移る?」と尋ねてもやんわりと拒否。しかし、3分おき位に痛みを訴えていました。(Y子)

引き継いですぐに目を覚まし「腕が痛い」と言うので、「そんな格好で寝ていたら痛くなるのが当たり前」「寝なくてもいいから」と言ってベッドに移ってもらうことに。ベッド上で身体を軽く起こした状態に保つと安心したのか、気持ち良さそうに居眠りをはじめました。

夕飯の用意ができてから起こして椅子に移動。ビールと共に焼肉(少し固め)、豆腐チゲ(鱈入り、少し辛い)、南瓜を問題なく食べた上、物足りなさそうだったので蒸しパンも1/4追加で食べてもらいました。

食後は「足が痛い」(左足の親指の爪が伸び過ぎ?)、「何か変」などと言っていましたが、片付けが終わった段階でなだめつつベッドに誘導。横になると静かに寝る雰囲気になったので別室に引き上げたのですが、すぐに何か言う声が聞こえてきて30分程続きました。今は静かになっていますが、果たして今晩はどんなことになりますことやら。(四女)
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眠い一日、足のつりが可哀想

2010-01-14 20:38:54 | 日常
               
                「一炉庵」の早春の和菓子

昨夜はベッドイン後少しの間泣き声を上げた後は、3時過ぎまで気持ち良さそうな寝息を立てていました。3時半近くになって神さまへのお願いが聞こえてきたので、ベッドサイドに行くと、嬉しそうな顔で「今目が覚めてどうしたら良いかと思っていたの」。「まだ夜中だから、あと2時間ぐらい寝てから起きましょう」と言うと「分かったわ、待っているわね」の返事。

落ち着いてくれるかと別室に戻ると「痛い、痛い!」が始まってしまい、再度ベッドサイドに行くと左足がしきりにつっていました。声掛けをしながら足をさすること30分余り。少し落ち着いたところでベッドの足の高さを変えると、何とかつりが治まったようで、そのまま眠りに落ちていきました。

今朝は8時半に朝のスタートとしましたが、呼びかけに反応はするもののとても眠そう。いつもの手順で足の清拭、マッサージを始めると、またつってしまい、「痛い、ばか、やめろ、死んじまえ」などの罵りがありました。「まあまあ」となだめながら、引き続きポータブルに移動。上の着替え、トイレ、洗浄、下の着替えをしている間中、悪口雑言の連続。「化けてやる」と言うので、「化けるにはまず死ななくてはいけないのよ、どうする?」と言うと笑っていました。

着替えを終えて椅子に移動し、朝食に。蒸しカステラ1個、オムレツ1個、バナナ1/3本、ミルクティ1.5杯を完食。食べている間に少し笑顔が出るようになりました。朝食後は椅子に座ったまま居眠りを始めたので、後を長女に託し三女は一足先に一旦失礼しました。(三女)

長女と交代後、椅子で居眠りしていたのでテレビを見ながら見守りをしていました。ふと、目が覚めて「あ~あ~」というので、『わけが分からない~』が始まると思いきや、「あ~」が次第に音程をおび、「浜辺の歌」を歌っているんだ、と気付きました。今日はご機嫌のようです。歌を2曲歌い終えると「疲れたわ」といって再び居眠り。そして、ヘルパーさんに交代。

昼食はツナサンド・ポテトサラダ・ブロッコリー・みかん・卵スープでした。「今日はあまり食べてくれませんでした。いつもは寝ながらでも口を動かして下さるのに」との事。

ヘルパーさん終了時に、リビングを覗くと既にベッドの上で眠っていて、ヘルパーさん終了後は、鼾をかき、口を開けながら延々寝ていました。そして、長女と交代。(Y子)

Y子と交代後もベッドで深々と眠り続けて、一向に起きる気配がなく、5時半に夕食にしようと声を掛けたり肩を揺すっても、何の反応もありません。仕方がないのでしばらくそのまま寝てもらうことにして、娘達は先に早い夕食を済ませました。

7時になって、今日は着替えだけ済ませて寝てもらっちゃおうか、と長女・三女で話し合って、その準備を始めたところで、丁度母の眠りが浅くなりうっすら目を開けました。このタイミングを逃さないようにと、椅子に移動してもらい食べやすい夕食を用意。南瓜、ポテトとブロッコリーのサラダ、おでん(つみれと大根)と蒸しカステラの夕食を、ミルクティと共に思った以上によく食べて、娘達をホッとさせてくれました。

夕食が済むと椅子の上で深い眠りに落ちていきましたが、頑張ってポータブルに移動してもらい、清拭とパッドの交換を済ませてベッドに誘導。横になってしばらく「足が痛い」と嘆いていましたが、8時には深い眠りの世界に戻って行きました。(三女)

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看護師さんの治療に感謝の言葉

2010-01-13 19:47:58 | 日常
               
   今日は曾孫ちゃんの幼稚園の餅つき大会。上手にお餅をつけたかな?

昨夜は時々独り言を言っているだけだったので12時頃寝たところ、2時半過ぎに大きな声で起こされてしまいました。まだ時間が早いのでなだめて寝てもらおうと、ホットミルクとプチケーキをあげると居眠りを始めたので別室に引き上げ、ホットミルク作戦成功を喜んでいたところ、しばらくしてまた話し声が聞こえてきてしまいました。

それが断続的に続いたものの、独り言の範囲内だったので、そのうち治まることを期待して様子見をしていましたが、残念ながら5時半に今度は名前を大きな声で何度も呼ばれてしまいました。仕方なく馳せ参じると“コンちゃん”一歩手前で、顔を見るなりぺらぺら訳のわからないことを説明しだしました。

ここで母の相手をしたら、そのまま朝食、トイレという流れになりそう。でもこの早朝に一人でトイレ介助をして失敗した場合どうにもならなくなるので、「私はまだ眠たいから寝るわね。お母さまは起きていたかったら一人で起きて、何でも好きなことをしていてね。無理に寝ることはないわよ」と言いおいて、別室に引き上げました。すると驚いたことに朝の8時近くまで静かな状態が続きました。

8時前にまた賑やかになったので、頃はよしと起きてもらうことに。穏やかな目覚めで、三女と共に行なった洗浄を含む朝の一連の作業にも全く文句がでませんでした。

朝食(クロワッサン、オムレツ、苺、牛乳紅茶)を完食。眠そうだったので看護師さんの到着をベッドで待つことに。今日はいつもの看護師さんが若い方を一人連れてみえ、その方を気に入ったためか、左踵がずいぶん良くなり治療の痛みが和らいだためか、治療時に多少の抵抗はあったものの「ありがとう」「お世話さま」などまっとうな挨拶をし、更に「上手な方が来てくださったから」など相手への気遣いまで見せていました。(四女)

看護師さんが帰った後は、ヘルパーさんが来るまでベッドでウツラウツラしていましたが、賑やかなヘルパーさんが来て挨拶をすると「待っていたのよ」と笑顔で応答。安心して、椅子への移動を手伝ったところでヘルパーさんに後を託しました。

1時間半後に戻って見ると、「会津磐梯山」を歌ったりおしゃべりをしたりと楽しく過ごしながら、昼食(グラタン、コンソメスープ、林檎、焼き菓子、ミルクティ)を完食していました。

午後も椅子に座ったまま、新聞を読んだりりテレビを眺めたりして過ごした後は、久し振りに百人一首を一回。最初は順調にいつもの強さを発揮していましたが、最後の20枚位になって娘ののんびりした詠み方に眠気を誘われたようで居眠りに。お陰で珍しく娘の辛勝となりました。

百人一首の後は3時のティータイム。三女の夫が買ってきた「一炉庵」の和菓子を緑茶と一緒に楽しむうちに四女が再登場。母と娘たちでお茶を飲みながらしばしのんびりしたおしゃべり。娘達が夕食の支度に掛かると「お尻が痛い」と言い出したので、ベッドに移動。背を起こしたベッドでしばらく過ごしてもらいましたが、終始「大変ね」などの労いの言葉を言いながら穏やかにしていてくれました。

夕食(鮭・鶏手羽先・ほうれん草・白菜の中華風ミルク煮、蟹シュウマイ、栗きんとん)をほぼ完食。食後すぐにウトウトが始まったので、後片付けが終わった7時過ぎにトイレ、着替えを終えて、ベッドに移動。ベッドイン後はすぐに眠る体勢に入りました。今日は、看護師さんの治療があったり、足のつりが頻繁に起きたりはありましたが、その割には穏やかな精神状態で過ごしてくれた一日でした。(三女)
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朝の不思議な食欲

2010-01-12 20:12:40 | 日常
               
      「子どもの世話にならずに死ぬ方法」(俵萌子著・中央公論)

昨夜は11時半に様子を見に行きましたが、軽く鼾をかいて良く寝ていました。別室にもどり、娘も安心してそのまま寝てしまいました。朝6時半に「誰か助けて下さい」と叫ぶ声に起こされました。そのまましばらく様子をみていましたが、7時前でしたが起きてもらうことに。

部屋に入り「おはようございます。元気ね」と声を掛けると「お腹がすいた」と思いがけない返事が返ってきました。急いでお湯を沸かし、朝食の仕度をしながら、椅子に移動してもらいました。まだテ-ブルの上に何も並べていないのを見て「何を食べたら死なないの?」と聞かれ、大急ぎでテ-ブルの上に朝食(チ-ズ蒸しパン1/2、チ-ズ入りオムレツ、イチゴ、ミルクティ1.5杯)を並べ、食べてもらいました。「美味しかった」と完食。まだ食べたいとクロワッサン1個追加。

食べ終わったところに四女登場。「食べたら‘うん’がしたくなった」とトイレ(×)。下の清拭・着替え、上の着替えをすませ車椅子に移動しました。娘達の遅い朝食がはじまると、「美味しそうね」と一緒に(コーヒー、ソーセージ、ブランデ-ケ-キ1切れ)を食べました。

デイサ-ビスに行くのに、左足が痛いと車椅子の足置きに載せられないので、タオルを左足の腿の下に置き、足先が地面に着かないようにして、デイサ-ビスに送り出しました。(長女)

いつも火曜日はデイサービスからの帰宅が4時15分位なのですが、今日は天気が悪かったので皆さんの乗降に時間がかかったのか、5時近いご帰還となりました。

氷雨の中を大きなバスタオル2枚でくるまれて戻って来た割には、手がぼかぽかと暖かでご機嫌も上々。デイサービスでは頻脈で入浴できなかったようなのですが、うまく身体を暖かく保ってくれているものです。

帰宅後は椅子の上で気持ち良さそうにうとうと始めたので、深く眠ってしまわない内にと急いで夕飯の支度を済ませ、早めに夕飯をスタート。おでん、ニラとシラスの卵和え、炊き込みご飯、トマト、アボカドを最後の方は居眠りしながらもほぼ完食。

一休みしてトイレ(×)、着替えを済ませてベッドに誘導、横になってすぐ静かになりました。このまま朝まで熟睡してくれるとよいのですが。(四女)
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