JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

組木細工を磨きあげ DUO IN CONCERT / KENNY DREW

2007-09-20 21:06:22 | 聞いてますCDおすすめ
デュオが好きになったのは何時からだったか思いだせません。B・エバンスとG・ホールのデュオが最初のアルバムで、凄いと思ったでしょうが、本当にいいと思ったのはここら辺からかも知れません。
SteepleChaseよりでている一連のアルバムの中でのKenny DrewとNiels Pedersen
のデュオ、最初が1973年4月録音の“DUO”次が1974年2月録音の“DUO2”このアルバムで、2人に惚れてしまいました。
こちらのアルバムはそれをコンサートで行った、もう一つ驚きが加わった一枚です。1974年6月8日、オランダ、ユトレヒトでの録音です。
2曲目“My Little Suede Shoes”はペデルセンがよく早弾きする曲ですが、ドリューのピアノもジャージーです。私SteepleChaseのころのドリューが一番好きなんです。
3曲目“You Don't Know What Love Is”今度はドリューの素晴らしいフレージングにペデルセンがウォーキングでぐいぐいバックをつけます。
4曲目“My Shining Hour”はペデルセンの超絶ベース、6曲目は34秒の、しかし内容は長さじゃないとおもわせる超高速オレオです。
9曲目“All Blues”はしっかりとバップを演奏してきた人たちが出せるリズムとメロディ、好演です。
10曲目はアルバム”DUO2”に入っている大好きな曲です。
12曲目は再び“Oleo”で昔のアルバムにはこちらが入っていたようで、より高速、強力、な2分14秒でした。
秘密箱などがある細木細工という細工が箱根に有ります。色の違う木がぴったりと組み合わせさって美しい模様を作ります。このデュオ、まるでこの細工のようにぴったりと合わさって隙間などまったくない、それも名工が磨きに磨いたような輝きです。変な離しですが、キース・ジャレットのコンサートとこちらのコンサートだったら、私こちらを選びます。

Duo Live In Concert / Kenny Drew / Niels Pedersen

Kenny Drew piano
Niels Pedersen bass

1 In Your Own Sweet Way
2 My Little Suede Shoes
3 You Don't Know What Love Is
4 My Shining Hour
5 Viking's Blues
6 Oleo
7 You Don't Know What It Means to Miss New Orleans
8 Serenity
9 All Blues
10 Trubbel
11 There's No Greater Love
12 Oleo
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無知のようだけど UNDERCURRENT / BILL EVANS JIM HALL

2007-09-19 21:11:30 | 聞いてますCDおすすめ



デュオのアルバムを聴きいていて、素晴らしいと思うのは、インタープレーの凄さでしょう。激しく交差するフレーズとバッキング、知っている曲で、このような緊張感があるのだと驚いたのがこのアルバムでないでしょうか。
1962年に録音されたこのアルバムはリアルではなく(私は小学生でした)手に入れたのは8年後、でした。
ずっと持っているものの、LPプレーヤーで聴く機会がないので置いてありましたが、今回この話題を思ったら、アンプの調子の悪い地下なので、ぜひ聞きたくなりました。中古屋さんにはたいていこのアルバムはあるので拾いました。



それがこのアルバムです。CDは全10曲、持っているLPよりか4っも多い曲です。今まで“UNDERCUTTENT”といえば全部一緒と思っていましたからこれは理解が違います。当たり前ですが、この違いはすでに充分話題になって結論付いているのかも知れません。のんきなわたしは少しあわてました。
私の持っているLPの曲順があって、それが“UNDERCURRENT”と思っていましたから、このたび拾ったCDでの変化は知りませんでした。
まず古いアルバム構成ですが、それは1曲目の“MY FUNNY VALENTINE”前掛りなフレーズの応酬と掛け合いのテンポでデュオというものの驚きを教えてくれた演奏です。
ここで追加された演奏のうち別テークとして演奏される“MY FUNNY VALENTINE”と“ROMAIN”は特に優れるわけでなく別にいらないバージョンです。
JAZZに博識のあるバブさんのところに行って見ましょう。

http://blog.goo.ne.jp/h-babu0717/e/692cc1d8fc23042def04c6cab413ab9e

“SKATING IN CENTRAL PARK”が結構いいと書いています。確かのいい演奏です、私は“SRAIRWAY TO THE STARS"が結構いいと思います。
ところでこのことはバブさんに伝わるのでしょうか。バブさんのアルバムでも、私のもっていいるLPでも収録がないのです。次の曲の“I'M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU”もLPには入っていませんが、良い演奏です。バブさんがどのようにお答えになるか解りませんが、私はその事を知りませんでした。(実は聴いたことがあるように思っていますが)アルバム収録曲が有名盤で2曲も増えていると話が食い違いますね。どのような基準で話を続けるのかちょっと食い違いますね。
別バージョンの“マイ・ファニー”は全然いらないけど後の2曲はいいですね。

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君たちは偉い / Native Sense CHICK COREA GARY BURTON

2007-09-18 22:01:47 | 聞いてますCDいいと思う
誰かが秋はデュオだと力強く言うもんだから、その気になっています。
持っているアルバムで最初に購入したのはたぶんビル・エバンスとJ・ホールの“アンダーカレント”だと思うけどこれは最高に秋的です。持っているのはLPなので車では聞けないので、今はこれにしました。C・コリアとG・バートンのデュオ、一番有名なのが1972年録音の“クリスタル・サイレンス”1979年には“デュエット”と“イン・コンサート”があり、このアルバムは1997年録音でレコード会社がECMからConcordに変わって一番マイナーなアルバムです。
1曲目リズミカルなアルペジオにエキゾティックなバイブのメロディ、2人のデュオがより洗練さらた様に感じます。
2曲目の“Lave Castle”や4曲目の“No Mystery”などチックの曲が素晴らしく、相手の演奏をいかにサポートするかが充分にわかっている演奏の充実を感じます。これは“インコンサート”などの打打発止のフレーズを出し合うことをよりも、一面では完成度の高さが感じます。
このアルバムでの2人の演奏は、これまで経験してきた2人の蓄積が出ているようで、5曲目“Armando's Rhumba"ではバートンがタンゴと関わってきたいい面が反映されて1番素晴らしい曲に思います。
ただアルバム全体を通じると、バルトークの曲を挟んだ3曲とか、最後のモンクの曲などは、別の曲で統一持ったほうが私は良かったと思います。



Native Sense / CHICK COREA & GARY BURTON

Chick Corea piano
Gary Burton vibrahone

1 Native Sense
2 Love Castle
3 Duende
4 No Mystery
5 Armando's Rhumba
6 Bagatelle, No. 6
7 Postscript
8 Bagatelle, No. 2
9 Tango '92
10 Rhumbata
11 Four in One


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秋はデュオですか

2007-09-17 21:11:56 | その他
この連休は父親の墓参りにいって、近くにある鎌倉建長寺によってきました。



そこでの樹齢750年の古木と平成15年に小泉淳氏により描かれた天井画です。







休みは長いのでゆっくりできました。blogはどうしようと考えたらば、次のように書いている人がいたような気がします。
秋はデュエットだと,そしてその気になりました。又ほかの人にデュオ選びのお褒めを頂きましたが、デュオのアルバムどんなの持っているか見直した事はありません。かなり好きな部門であるし、秋は長いし、振り返ってみようかと思います。まずこれまで紹介したものを振返ってみました。
紹介日と題及びプレーヤーです。

お薦め

2006 9/14 我導きによりて CHARLIE HADEN & HANK JONES b&p
2006 9/23 2色のゆくえ PAT METHENY & BRAD MEHLDAU g&p
2007 6/27 師匠元気で何よりです MIKE NOK &DAVE LIEBMAN p&sax
2007 9/5 地中海から続いている PAOLO FRESU & URI CAINE tp&p

良いと思う

2006 5/1   二等親でぴったり JOE PASS & RED MITCHELL g&b
2006 5/14  癒し系とは言ってはいけない TERJI GEWELT & CHRISTIANJACOB b&p
2006 6/8   セットは完成された TERJI GEWELT & CHRISTIANJACOB b&p
2006 6/15  おちついた MAD VINDUNG & JACOB FISCHER b&g
2006 11/1  めずらしレコード会社 ROLAND HANNA & GERGE MRAZ p&b
2006 11/23 A列車が到着 PATRICK TOMPERT & DEVIDE PETROCCA p&b
2007 2/3  “好きです” AKKIKO TOYAMA & MUNRYUKI DRKIGUTI p&b
2007 2/11  望み NIELS PEDERSEN & PHILIP CATRINE b&g
2007 2/12  ESTにいけなかったけど  NILS LANDGREN & ESBJORN SVESSON tb&P
2007 3/6  色重ね  eric longworth & marc johnson cell&b
2007 6/11  フェンダーローズの威勢 ADAM MALPWOCZ & cZESLAW BARTKOWSKI p&b
2007 6/25  家族の情景 LARS DANIELSSON & LESZEK MOZDZER b&p
2007 7/14  やさしいあなたのそばにいて IRON DE PAULA &FABRIZIO BOSSO g&tp
2007 8/29  こんな組み合わせありました PAUL BLEY & NHOP p&b
 

どちらでも

2006 8/22 絵画も難しいけど DADO MORONI & ENRICO PIERANUNZI p&p
2006 9/29 JAZZの枠じゃなく JESPER LUNDGAARD & THOMAS CLAUSEN b&p

解らない

2006 5/2 ウーム       GUIDO MANUSARDE & RED MITCHELL p&b
2006 7/11 ジャケで気づくべきだった JAN LUNDGREN & GEORG RIEDEL p&b

デュエットって気に入るとぴったりくるのですが、合わないとほとんど聴かない世界に入ります。それだけミュージシャンの持つ魅力と、組み合わせの妙が明確になるのでしょうか。
好きな形態なのでついつい手が出るぶん、困ったアルバムもかなりあるのです。そんな困ったアルバムは記事にするのは難しいのですが、デュオ物を少し続けることにします。
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緩急自在  IMPRINTING / FRANCESCO CHEBAT

2007-09-16 22:15:44 | 聞いてますCDおすすめ
銀座にある山野楽器本店には2ヶ月に1度ぐらいの割でいって、いくつか拾ってきます。このお店のJAZZ部門の責任者は、神尾孝弥氏といい、雑誌JAZZ批評でも結構お名前を見る方です。時々お見受けはするけれで、声をかけたことはありません。
JAZZ批評No.138“超JAZZ入門”(p.115)で神尾氏が推薦されている3枚のうち2枚は山野楽器で拾ったもので、記事にしましたし大好きなアルバムです。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060802

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060817


だからこのショップでは普通のショップとは少し違った拾い方をしています。
それで拾ったのがこのアルバムで、大正解です。
2006年10月録音のイタリア・ピアノ・トリオ。リーダーは1978年生まれの20代でまるで知らない人です。ベースはATTILO ZANCHIでこの人はPaolo Freseのクインテットでおなじみです。ドラムスはMARCO CASTIGLIONIという人で、知りませんが、このリズム隊も強力です。このベースいいです。Freseのところではここまでとはおもわなかった。ベースとドラムスがしっかり脇を固めたピアノトリオです。
1曲目、美しくスッキリしたピアノメロディの曲ですが、このアルバムすべてリーダーFrancesco Chebatのオリジナルというのは、ちょっと不安です。
2曲目もなかなかセンスの良い上品さが漂う曲です。
このピアニスト、美し系の人かなと思うと3曲目、チック・コリアの“マトリックス”みたいな始まりでモーダル、最初の2曲と違っていてこれは驚きます。
4曲目も粘る旋律で面白い曲です。
5曲目は思索的なハーモニーで静かな面に戻ります。
6曲目はメロディが美しい、そちらの面がまた良いので驚きます。
7曲目、ベースとピアノの低い音のユニゾンで始まる、力強い曲、モーダルでカッコ良いピアノソロの後は、ピッチのしっかりしたベースソロ、この曲は素晴らしい。
こうなると次の曲はどっちの面と楽しみにすると、ロマンチックなメロディと優しいベースソロ、すべてオリジナルが、全く気になりませんし逆にいい曲ばかりです。
9曲目は早いパッセージのピアノがこれは力強い面、10曲目は思索的に始まりますが途中からは強い面に変わる二つの面が合わさった曲。
10曲目は大変美しいピアノソロ、驚くほどです。
美しいが売りかなと思って聴き始めましたが、とんでもない。モーダルな旋律をぐいぐいと力強く引くところは力強く、こりゃ凄いと思うし、美しいところは、流れるように、上品です。
まるで内容が想像付かないので、売り場でお店の人にどんなピアノですかって聞くと、“イタリアなのでリリカルなようです”と説明を受けましたが、それだけではないようです。
怪傑ゾロというのがありましたが、貴族で外面上は気品のある生活なのに実は剣の達人、弱気の見方みたいな、二つの面がとても明快で、尚且つ2面とも魅力的という感じの、素晴らしいピアニストです。
この記事の題、怪傑ゾロじゃちょっとイメージあわないし、才色兼備でも文武両道でもないし何がいいかと思いましたが、緩急自在にしておきました。
ところでゴルフのハニカミ王子が文武両断ていっちゃったみたいですが、私もこの言葉思い浮かぶのは何ででしょうか。




IMPRINTING / FRANCESCO CHEBAT

Francesco Chebat piano
Attilio Zanchi double bass
Marco Castiglioni drums

1 Inside
2 Song For My Princess
3 Moody Man
4 Una Notte Di Pioggia
5 Lirico 6.Hyvinkaa
7 Pg
8 Nessuno Prima
9 Colors
10 ummer Ballad
11 Senza Via D'uscita
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夏は去っていくけど VANDOMBE INFLUENCIADO / JOSE REINOSO

2007-09-16 00:03:33 | 聞いてますCDいいと思う
今年の夏も去っていくのでしょう。いく夏も惜しむということはなく、未練を全く感じません。歳なのでしょうか、夏が終わる寂しさは、昔は感じたものでした。まだまだ秋を感じないので、少し舞いあいましたが、夏にマッチのアルバムです。blogの仲間にはこの夏一番とかありましたが、遅ればせながらこの夏にマッチした一枚です。銀座Yで拾ったアルバムです。ここでは私流の拾い方があるのです。
秘密です。
このアルバム、スペインのピアニストの2004年のアルバムです。全く解らずにカンで拾いました。アルバムジャケではかなりイケ面ですが、中はそれなりです。
パーカッションを入れたピアノ・カルテットにゲストを招いた形のアルバムです。
1曲目、スペインの伝統でしょうか、軽やかなピアノフレーズは涼しげで快調です。
2曲目の出だしはゲストLuis Salinasのちょっとうねったギターから始まりますが、後はオーソドックス、意外とjazz系なギターになります。
3曲目、ラテンのリズムに優雅なピアノメロディ、美しい曲ですが、ここはエレではなくアコベで聴きたかった。
4曲目はソプラノの入った軽快な曲でフュージョンといってもいいかもしれません。
6曲目はラテンタッチも入れたピアノソロで、ピアノのテクニックを披露しています。
7曲目はカジョみたいなpercassionにちょっと乾いたリー・オスカー風のハーモニカでカントリーのにおい。
9曲目はペットがゲストですが、残念ながらここのところいいペットを聴きすぎているので、これはアウト。
10曲目は短い今日ですが美しいピアノソロ。
ここのところスペインのアルバムもかなりいいものがあるように感じだしました。ピアノがとても流麗で、軽やか、そのサウンドは夏に望む涼やかなところがあります。
残念ながら秋風を感じると別のアルバムを探してしまうので、ここ集中して聞いてあげましょう。

  CANDOMBE INFLUENCIADA / JOSE REINOSO

Jose Reinoso(p,key)
Juan San Martin(b)
JOse San Martin(ds)
Nicolas Arnicho(per)
Luis Salinas(g on 1tune)
Perico Sambeat(ss on 1tune)
Antonio Serrano(hca on 1tune)
Raynald Colom(tp on 1tune)

1 para acunar a borja
2 salaita con luis
3 the gypsy
4 el inocente
5 o grande amor
6 tres tangos;
nunca tuvo novio
la ultima novio
golondrinas
7 malena jugando
8 setembro
9 candombeinfluenc
10 meu ailwncuo


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遅ればせながら、そしてもう少し驚いた Pure Soul / ANDREA SABATINO

2007-09-13 21:37:39 | 聞いてますCDいいと思う
blog仲間のnaryさんとクリスさんが2人ともほめているアルバムがあり、これは欲しいと思いながら、時間がたってしまいました。中古屋さんで出会ったので拾いました。
売りは又凄いトランペッターがイタリアからデビューしました、という感じで、それにイタリアトランペッターの勇ファブリオ・ボッソが3曲、競演するというなかなか華やかなアルバムみたいです。
1曲目、ペットとテナーのユニゾンが、洗練されたバップのメロディになってよい曲です。
ボッソの競演は全部で3曲、2曲めに始まりますが、これが気持ちよい。この曲での演奏に2人の差は感じないほど、ストレートな良い味があります。ペットだけでなく途中のピアノソロも興奮します。
トランペットのAndrea Sabatinoという人、とてもbossoの演奏に似ていますが、それよりもフレーズをソフトにした感じで、ひとつやさしい感じでフレスを入れたようにも思います。
3曲目はスローなバラッドマイルスを意識した演奏で、これはこれでいい。
4曲目、ピアノのソロの始まりは大変美しい、なかなかとおもう演奏です。
奏者をblogで検索して確かめることがあります。このペットはもちろん、naryサンとクリスさんにヒットするのですが、驚いたことにはmonakaさんにヒットしました。私の記事では演奏者の名前を出来る限り記入しているので、そこにヒットしてくれるのですね。
このタランペッターを聴いていました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060815

“ベラルディ・ジャズ・コネクション”というグループで、ペットのandrea sabatinoとピアノのettore carucci、ベースのgiuseppe bassi,tenorのvinsenzo prestaが参加しています。今度のペットのアルバムは、“ベラルディ・ジャズ・コネクション”よりJAZZを強くして、それもバッソを入れて本格ジャズをやろうという感じを受けます。それの印象は悪くなく、ピアニストのcarucciも同じレーベルからピアノトリオをだしたばかりですし、ベースのgiuseppe bassiもこのアルバムのドラマーとアルバムをだしています。
6曲目に再度バッソとのペットの掛け合いを聴いていると、なかなか魅力的な音色です。
7曲目ペットとテナーの絡み方が面白い曲ですが、残念ながらフェード・アウトします。
8曲目、ピアノ・トリオで始まる演奏では、目立たなかったドラムスのMimmoが、結構裏で色々やっているのがわかるし、続くテナーとそのバックのウォーキングベースはしっかりしていて、とてもバランスが取れたグループです。誰がリーダーでもおかしくない演奏で、というより仲間が、それぞれ自分のリーダーアルバムを順番に出している感じです。


Fabrizio basso trumpet (2,6,10)
andrea sabation trunmet flufelhorn
vincenzo presta saxophones
ettore carussi piano
giuseppe bassi bass
mimmo campanale drums

1 First Steps
2 Learning to Fly
3 Pure Soul
4 Mr.Vince
5 The Fable Infinty
6 Joy Spring
7 Dear Raffy
8 There Will Never Be Another You
9 Illusion
10 Birdlike
11 Pure Soul
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長いお別れ

2007-09-12 22:58:58 | その他
今日ザビヌルが亡くなった記事を見ました。つい2日前にシンセサイザーの記事で思い出していたばかりなのに、残念です。
ザビヌルの傑作ウェザー・リポート、ザビヌルの遺産シンセサウンド、そしてイン・ア・サイレント・ウェーとマーシー・マーシー・マーシーの作曲者、私にとって実に長く付き合ってきた人が逝ってしまいました。
長く追っかけた分、長いお別れが始まったのでしょうか。ザビヌルのオフィシャルサイトへ行くと、なんとも優しい写真が笑いかけてきます。涙がこぼれました。

朝出かけに2004年録音の“Vienna Nights”と“FACES & PLACES”のアルバムを持って出かけました。





シンジケートのサウンドがワールドな音調と、ウェザーリポートのサウンドに近寄っていくのが解ります。これから先どのような音源が出てくるのでしょうか。家に帰ってはこちらを聴いています。





そして遡ってWRです。昔の懐かしいコンサートのカタログがありました。





あのコンサートのザビヌルのシンセのオープニング、私としてはいまだに衝撃ベスト1です。

LPになると大変なのでまずは新しいこれを。
“IN A Silent Way"までくるとザビヌルの思い出がジヮとのしかかってきます。



ここまで聴いてくるとだいぶ落ち着いてきた気がします。私が出来る偲ぶことは、彼の演奏をしっかりとなぞって、感謝をすることですね。
その前のザビヌルは一番刺激を受けていた時代でした。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20061017

Zawinulを古い装置のLPで聴きました。“In a Sirent Way”エレのための曲ではなく彼の永遠のテーマのように感じます。

朝から色々考えながら、そして選んで聴いてきて、少し落ち着いてきました。
彼の魂が今、オーストリアの牧場の空を漂っているような、IN A SILENT WAYのなかにいるような慈しむ気持ちで一杯です。
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なぞが残りました LOS SUENOS Y EL TIEMPO / GUILLERMO MCGILL

2007-09-11 21:44:09 | 聞いてますCDいいと思う


まるで何も知らないアルバムを拾ってみたくなることが時々あります。新譜であれば何かしらの情報がありますから、これは中古屋さんでの話です。このアルバム人の名前だと思われるもの意外、まるで解りません。タイトルが英語ではないこともわかります。それ以外には表には別の表記もあるし、とてもぶ厚いジャケットです。なぞめいてとても惹かれます。
リーダーがGuillermo McGillというドラムスの人で、アルバムタイトルが“Los sueños y el tiempo”ということが解りますが意味は解りません。
思い切って拾ってみました。
表紙にDESDE MARIA ZAMBRANOとあり女性だということがわかり、幾枚かの写真などがノートにありますが、意味はわかりません。DESDEがつくと・・からという意味のようです。



そしてなんとスペイン語と思われる文字で81ページに及ぶノート、後半は章立てみたいになっていますので、中篇の小説でしょうか。謎です。



曲のタイトルごとには彫刻の写真と詩のようなもの、なんとも不思議なアルバムですが芸術的です。ジャケットをあちこちひっくり返しながら聴き始めました。



1曲目“Oriental”という曲のでだしドラムスの刻むリズムにテナーと不協なピアノ、アバンギャルドかなと一瞬思いましたが違うようです。曲名通り少しエキゾチックにリズムがゆれ、バンドネオンもメロディアス、テナーがストレートに吹いて主流の演奏です。
2曲目“Paloma”物憂い感じのテナーの音で始まりますがストレートでいい音色です。それに続くピアノが透明感があり美しい、ベースもピッチのしっかりしたいい音です。ドラムスは意外とオーソドックスで、思索感の漂う良い曲です。ECMを少し温度をあげた感じです。
3曲目はスペインのcajonから始まりバンドネオンのメロディ切れの良いソプラノサックスが入ってくるカッコイイ演奏です。終盤のバタバタドラムスもいい感じ。
4曲目はチェロから始まりますが、これがうまい、、ヴァイオリンとバンドネオンをバックにcanteではっきりスペイン産と解りました。この曲の弦の響きの美しい、ヨーロッパのよさが出ています。
5曲目は低いベースラインから始まり、インリズム、ピアノが独立したモーダルなメロディーを演るとテナーが徐々にモーダルになってきて、J・コルトレーンを思わせる音色でとプレーそこまで激しくないリズムにのって気持ちよく聞けます。
6強目はバンドネオンの哀愁あるメロディからフラメンコギターに移っていく面白さ、テナーはコルトレーン以後の聴いていていいところが出ている曲にうまくマッチしたスウィートな曲。
7曲目はタイトル曲でモーダルなテナーとピアノの響きですが、このピアノはGeorge colliganでさすがにjazzしています。スペインギターと声をつぶした女性のcanteもいいアルバムの雰囲気を象徴しています。
8曲目は静かなピアノとバンドネオンが美しい曲。
9曲目は少し変わったアフリカンなリズム続き笛の素朴なメロディに逆にモダンなピアノとベースがからむ、これもおもいしろい曲です。
アレンジがしっかりして、雰囲気がしっかり統一された、スペインの風が渦巻くす晴らしアルバムでした。
これほど素晴らしい演奏ですので、どこかで話題になっていると思うのですが、前に聴いたフラメンコとjazzとの交流のアルバムがありました。そこら辺と近いので調べてみました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070320

やはりメンバーにいました。コリガンがいますが、そのほかに素晴らしいテナーJulian Argüelles とベースのJavier Colinaがこちらは後の演奏でした。
ピアニストのチャノ・ドミンゲスはショップで試聴したことのあることを思い出しましたが、いいピアノです。ヴィーナスからも1枚出ているようですが別のをチョット探してみるかもしれません。バンドネオンのロドルフォ・メデーロスもメロディアスでありましたが1940年産まれの重鎮です。
何も知らずに拾った一枚は思いのほか素晴らしい一枚で、私の棚にはお友達もいましたが、なお謎が残るアルバムであります。





Los sueños y el tiempo / GUILLERMO MCGILL

Julian Argüelles tenor,soprano saxhone fluta
Rodolfo Mederos bandneon
Chano Domínguez piano
Javier Colina contrabajo
Efraín Toro percusion
Eva Durán cante
Raúl Rodríguez tres cubana guitarra
Juan Diego guitarra flamenco
George Colligan
Victor Ambroa violin
Jorge Pozas violoncello
Paloma Alfonsel baile
Guillermo McGill bateria cajon dehouka

1 Oriental
2 Paloma
3 El sueño creador
4 Nana de luna
5 Metáfora del corazón.
6 Alegrías del río de la plata
7 Los sueños y el tiempo
8 Sobre el alma
9 Vida
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脳波に直接 麗(シンセサイザー作品集) /  ウインダム・ヒル 

2007-09-10 20:59:14 | 聞いてますCDいいと思う
ギタリストのウィリアム・アッカーマンによって設立されたウィンダム・ヒル・レコードは統一されたイメージで少しは聴いていたし、ジャズの部門もあり、マイケル・マリングというベーシストなんかは結構うまかったと覚えています。
このアルバムも過って聴いたことはありましたが、中古屋さんで500円なので拾ってみました。
シンセサイザーの始まりはボブ・ムーグが作った電子楽器Moogを使ったアルバム“スイッチ・オン・バッハ”で、はいま聴けば陳腐な音楽のように思いますが、当時はやはり驚いて聴いた覚えがあります。
それが発展を続け、WEATHER RIPORTの日本公演、ザビヌルの演奏には本当に驚きました。シンセそのものはライブとして使用するのはかなり大変なので、録音もののバックなどに効果的に使われているように感じます。
1980年代にはその楽器に取り組む人が多く、その人たちがの作品を集めたのがこのアルバムです。いまでも各方面で活躍している名があります。
1曲目は大好きなミッチェル・フォアマンの曲、すでにマハヴィシュヌと活動もしていたので、大変JAZZ的です。シンセを使いながら、タイミングはジャズ・キーボードのよさがでていてバックのハーモニーと絡み合って伸びやかな風景です。
2曲目のFRED SIMONもピアノトリオのアルバムがいいもの出しています。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060812

4曲目コーリン・チンという人の曲はサウンドトラックのようですが、ドラマの背景を見ているようなプロローグを感じる曲です。
6曲目PHILPPE SAISSEもJAZZのピアノアルバムを出していて、これもなかなか素晴らしいアルバムで、シンセで鍛えて構成力があるのでしょうか。ここではMINO CINELUがpercussionを叩いています。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070608

7曲目ゲイリー・チャンという人の曲はリズミックな展開とベースラインの使い方、打ち込みに通じる展開をしていて、シンセのその後の展開をすでに行っている展開の大きな良い曲です。
9曲目は長寿グループ“オレゴン”に似ていると思ってみてみるとソプラノを吹いているのはP・マキャンドレスでした。20年以上後に今活躍している人たちが下地を作っていたのですね。
シンセの音はリードやホーン楽器のブレッシングなどの微妙な息使いがなく、透明感が強く、他人の所業に対する防衛本能を起こさせないような気がします。そうすると安心感からか無防備に音を受け入れるようです。
直接の脳波に触ってくるように感じるのは私だけでしょうか。


1 RIZZO / MITCHEL FORMAN
2 TIME AND THE RIVER / FRED SIMON
3 WATER TRADE / MICHAEL WHITELEY
4 AYERS ROCK / COLIN CHIN
5 PEACE OF MIND / RICHARD SCHONHERTZ,PETER SCOTT
6 LAND OF MORNING CALM / PHILIPPE SASSE
7 CITYVAPE / GARY CHANG
8 CHORALE / GREEENWALD,SCOTT HILTZIK
9 IN THE AGE OF STEAM / DARNELL
10 THE LURE OF SILENCE / TIM STORY
11 SHADOOWS OF EARTH / ROY FINCH

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