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ジェラルド・クレイトンというピアノが良いということを宣伝ではみるけれど、タイミングが合わないでアルバムを聞いてこなかった。次で確かめようとおもっていたら、コンコードに移籍したアルバムがリリースされて、コンコードか~とは思いつつ買ってみた。
コンコードか~というのは失礼だけれど、お金はかけるけれどレーベル・カラーが出来ていて若い人にはどうかと思ったからなのです。
最初の曲はCarl Hancock Ruxの朗読で始まる曲で、昔のバリー・ホワイトみたいな低い声は気持ちよいジェラルドの思いみたいなものが語られるプロローグ、若者の主張。
2曲目、ペットとリード2本の管が参加しているけれど、これはトリオ演奏、粒だったピアノの音とフレーズ、ベースの音が重く採れていて良い。
3曲目、塊のようなさうんどにペットのソロ、このAmbrose Akinmusireというペットも個性的なミュージシャンだけれど、ピアノのレベルをさげないからペットはバックミュージシャンの立場です。
4曲目はトリオ演奏、ピアノの音はすこし硬質で切れがあり、これでフレーズが鉱石のような輝きを持つ感じです。
5曲目、女性のヴォーカリーズをいれたカルテット、液体の中をピアノという色彩が渦巻いていくような演奏です。
6曲目、JAZZというよりフォークソングのようなGretchen Parlatoのヴォーカル入りの曲。
ラジオから聞こえる“バードランド”のようなサウンドの古い思い出のプロローグから9曲目、そのフレーズに対応つるピアノのメロディが美しい、現代に焼きかえるサウンドは後半、ドラムスが見事にあおります。
11曲目、トリオ演奏はメロディ・ラインを大切にしながらコンテンポラリィに構成された強力な曲、こう聞いてくると総じてジェラルド・クレイトンの実力が伝わってきます。
ボーナス・トラック“SKYLARK”では、ふくよかな情緒のハンサム・ボーイの面が見えるピアノ・ソロ、前途というものが満ちていくだろうと予感させるピアニストだと解った。
LIFE FORUM / Gerald Clayton
Gerald Clayton(p)
Joe Sanders (b)
Justin Brown (ds)
Geust:
Logan Richardson (sax)
Dayna Stephens (sax)
Ambrose Akinmusire (tp)
Gretchen Parlato (vo)
Sachal Vasandani (vo)
Carl Hancock Rux (poet)
1. LIFE FORUM
2. FUTURE REFLECTION
3. SHADAMANTHEM
4. SIR THIRD
5. DEEP DRY OCEAN
6. DUSK BABY
7. MAO NAS MASSA
8. PRELUDE
9. SOME ALWAYS
10. LIKE WATER
11. UNHIDDEN
12. WHEN AN ANGEL SHEDS A FEATHER
13. SKYLARK