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シカゴで買った中古3ヶめはこりゃおどろいたので、急きょ2番目紹介、ジャケもなかなかきれいでしょう。
ゆったり、やわらかいハーモニーの弦楽4重奏の1曲目はなんともクラシカルな流れでとても優しい感じです。
2曲目は、ブルース含みのテナー・サックスのバーチュオーソからドラムスが入ってインリズム、インプロが激しくなるとリーダーのピアノ、ベースが加わってカルテット、ピアノが結構硬質なバッキング、おかしいのはテナーのアドリブ、途中“フリーダム・ジャズ・ダンス”になってます。
3曲目は弦楽の短いタイトル曲ではいり4曲目はピアノトリオが、ヨーロッパ調の入りから弦楽が加わりそこにテナーはガルバレイクをソフトにした感じでこのサウンドなかなか個性的です。
このCD、薄いプラ・ケースにはいっていて珍しい、後で気が付くのだけれど1枚目もこの後も結構、プロモート用販売不可なんていうのがならんでいたようで、これもそうかもしれません。
5曲目リリカルなピアノの後の弦楽はクラシカルでそこにテナーとピアノが忍びいってきて実に感じがいい。
6曲目はベースから、バイオリンのメロディが美しいカルテット
7曲目はアバンギャルドなアプローチもテナーのブローがとてもかっこいい。
実はシカゴで拾ったからてっきりアメリカものだとおもいこんでいましたが、ノートそ一生懸命さがすと、2011年、コペンハーゲンの録音のUKのアルバムでした。
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ジャケに映っているメンバーもみんな若い人たち、リーダーは右下の人Royyal Welsh College of Musicを卒業して10年目だそうです。
驚きのテナーはノルウエーの25才、今年3枚目のアルバムをリリースしたようで、アマゾンでポテッとしてしまいました。
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そして弦楽4重奏はBRODOWSKI STRING QUARTETというれっきとしたカルテット、ロンドンをベースとするいくつかの国の人のあつまりで、2008年からコンペで賞をいくつか獲得しているクラシックの人たちでした。
8曲目テナーのラインと弦のアレンジが見事だし、9曲目フーガが入っているようなカルテットの演奏が素晴らしいとしか言いようがありません。
9曲目のリズムの作り方は、キースのヨーロピアン・カルテットがきっと好きだろうと思います。
10曲目の出だしのチェロのソロも良くてほぼ全曲紹介になってしまったのは、アメリカ作品だとおもいこんだのとUKとの落差で驚いたこともありますが、ヨーロッパ作品とわかっても、作曲のすばらしさ、アレンジ、若々しさ、弦楽カルテットの美しさなど日本に並んでほしいアルバムです。
FLIGHT / DAVE STAPLETON
Cello – Reinoud Ford
Double Bass – Dave Kane (3)
Drums – Olavi Louhivuori
Music By, Producer – Dave Stapleton
Performer – Brodowski String Quartet
Piano – Dave Stapleton
Recorded By, Mixed By – August Wanngren
Tenor Saxophone – Marius Neset
Viola – Felix Tanner
Violin – Catrin Morgan, David Brodowski
1 Before
2 Polaroid
3 Flight
4 Henryk Part I
5 Henryk Part II
6 Unity
7 OTS
8 Whisper
9 Running East
10 North Wind