Cr21. CALABRONE Twinair用スポーツマフラー、保安基準に適合しつつ心地よい
レシプロ複葉機サウンドを再現する為に途中開発中断を含めて2年と3か月の歳月を掛けて
採算度外視にて製作しております工芸品レベルのスポーツマフラー!
しかし・・・・
エンドユーザー様からのTEL:
お久しぶりです、Twinair車検で購入した正規ディーラーに依頼中なんですが・・・・
近接排気騒音テスト、10回以上やっても 96~100dBにて保安基準不適合と言われて・・・・
10万円ほど追加支払いで純正マフラーに戻しますと・・・・・・
今更純正にはもどれないので、Cr22.CALABLONE 5AT用なら近接排気騒音クリアー出来ませんか??
私:
そんなバカな^^ 何かの間違いですよ~
経年変化も考慮しつつスペックを煮詰めてますので・・・
追い打ちを掛けるメール受信:
早速、車両入庫中のディーラー様に連絡、エンドユーザー様からの相談と内容は一緒のようで
マフラーは純正に置き換えないと車検に通りません!!
言うまでもなく、即緊急スクランブル発進でした。
予め連絡の上ディーラー様に出向いたのですが・・・なぜか工場長は不在で詳細確認出来ず ・・・・・
私自身の耳で聴く限りはどう考えても96dB以上の音量とは考え憎いのですが、測定してみないと・・・
車両を預かり、花園SACLAMさんへ!
結果は、何回チェックしてみてもどうやっても88dBプラスマイナスα
エアコンオンにしたりピークパワーまで回転を上げたり色々と確認。
もっとも、内心は 100% 絶対大丈夫とは思っていませんから ・・・ ふ~、良かった^^
過去の経験では、サイレンサー内部のパンチングの穴に黒炭ススと触媒からの水が固着して
事実上の直管マフラー状態で爆音になっていたケースもありましたので。
早速、再度ディーラー様に連絡:
ちょうど、現在進行形の開発用試作マフラー製作中のSACLAMさんに無理をお願い。
3時間掛けてディーラー様に出向く事になりました。
測定方法と測定器の設定をチェックして頂いて
再度近接排気騒音をチェック!
ブッブゥオ~~~~ン (私: 熊蜂さん飛んで来た^^;)
測定値: 88dB
無事に車検パスできそうです^^:
結局、約2年半での近接排気騒音の経年変化は認められずの検証が出来たのですが、
気になるのは、ここのディーラー様ではこの測定器と間違った測定方法で何台もの
車検整備を行っていたと推測できる点です。
MT-DRACOからのアドバイスです。
車検等での疑問点等ある場合は出来るだけ前もってご相談して頂きたいのと
パーツ装着の際、遠方であっても是非、花園及び横浜まで遠征ドライブがてらに
寄って頂けると今回のような信じられない事は経験せずに済みますので^^;
トライバルオートさん、整備のみならず車検対応もしております。
追伸: 久しぶりに Twinair MT-DRACO号(ノーマルブレーキ) と お客様のTwinair(6potブレーキキャリパー&2ピースローター)
をドライブしましたが、6pot仕様のシルキースムースなブレーキングタッチと非常に安心感のあるブレーキング挙動は全く別次元と
再確認出来ました。