吸気系チューニングの重要なパーツ、エアクリーナー。
純正置き換えエアークリーナーは大手ブランドにおまかせなので
MT-DRACOとしてはよりパフォーマンス重視のスポーツサクションをリリースしてます。
むき出しタイプのエアフィルターの双璧?! K&N と HKS パワーフィルター
何れも甲乙告げがたい代表的なフィルターブランドですが
私が思う其々のコンセプトはかなり異なり興味深い部分。
哲学に近い話しかもしれませんが・・・
K&Nに代表されるペーパーフィルターは如何にゴミの進入を防ぎつつ効率を上げるか!
一方のHKSに代表されるスポンジフィルターはまず第一により沢山の空気を取り込めるか!
更に、メインテナンスに関しても一方は洗浄クリーニングの上専用オイル添付の上再使用
対して汚れたら速やかに新品スポンジフィルターに交換・・・
実際の所、完全に汚れきったフィルターを新品時の状態まで洗浄するのはかなり困難なのと
洗浄後に乾燥&オイル添付までの時間的なデメリットがあり
私の場合は新品に置き換えるのでコスト面ではスポンジフィルターに軍配が上がるかもしれません。
(最初のフィルターは次回交換時のスペアーになりますね)
HKSのパテント、吸入口部分のリップファンネルが
非常に重要なポイントで、1200馬力以上のチューニング
エンジンにも対応してます。
性能面で、このリップファンネルがあるのと無いのとでは
想像以上の性能差があります。
初代パワーフローは1990年、第二世代が1994年、
そして第三世代のスーパーパワーフローDD、レーシングサクション、
イエローフィルターの時代に トラストさん、アペックスさんらが
参戦したりしまして・・・
2005年に第四世代となるスーパーパワーフローリローテッドを
リリース。
番外編としましては、パワーフロー生みの親ともいえる開発責任者K氏と
クラシックミニ用、B110サニー用、そしてリローテッドの先駆けとして
ALFA用とLOTUS用の専用インテイクを開発リリースしたのは懐かしい昔話です。
純正メーカー向けではホンダアクセスさんの依頼にて今は無きDOOVブランドにて
FIT&オデッセイ用のサクションKIT開発で栃木研究所によくお邪魔してました。
FITといえば国内だけでなくマレーシア向けのライン装着として
(なんちゃってTypeーRですね)
デュアルテール・センター出しマフラーですとかサークルアース等々
ほぼコンプリート企画になったりと、かなりアクティブな時代だったように
思います。
実際の所ホンダアクセスさんとしても海外ディーラー向けの
チューニングパーツの先駆けになったと記憶してます。
という事で、チンク用スポーツサクション開発時に最初に検討したのがパワーフロー。
シャシーダイナモチェックでの最適な位置を見つけ出すと、残念ながらスペース的な
問題で採用出来なかった経緯があります。
パワーフロー、Ф150とФ200の2サイズあるのですが
小口径のФ150でも最適なポジションにレイアウト出来ないのと吸い込み面のスポンジ部分が
真裏になる為汚れ具合の目視が非常に厳しくなります。
おまけにある程度性能面に目を瞑ってレイアウト可能なポジションに移動しても
ボンネット内側に干渉してしまうのは問題有りですので。
そこで・・ 色々と物色しまして見つけたのがお気に入りブランドのK&N
しかもФ90超コンパクトサイズ。
中高回転領域でのパフォーマンス重視の最適な位置にすっぽりとレイアウトが可能に^^;
その後、アバルト用スポーツサクションでも同じモノを採用。
同時に机上理論では正解の箱断面でフィルターを囲い込む細工もシャシーダイナモテストと実走テスト
を行いましたがあまり効果が認められませんでした。
スペース的に非常に厳しいチンクの場合はより積極的な外気導入が効果的かもしれませんね~
インダクションポッドとシュノーケル・・・
はたまたNACAダクト・・・
個人的には、OT2000からのインスピレーションなんですね^^;
サソリの毒針・・・