MT-DRACO

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-『少年』の心を持つクルマ趣味人へ-

ABARTH500&FIAT500純正置き換え4potブレーキキャリパー

2014-12-28 20:26:34 | ブレーキ関係

ABARTH500&FIAT500純正置き換え鍛造4potブレーキキャリパー

<RANA PUPILLA>完成いたしました!

 

鍛造キャリパー特有のソリッドな質感、カラーリングは6potキャリパーと同じ硬質シルバーアルマイト。

 

15インチホイールに対応する為裏面は逃げ加工を施しています。

 

キット構成: 鍛造4potキャリパー     

        専用ステー           

        専用ブレーキライン (テフロン+ステンレスメッシュ+保護チューブ3層構造)

        専用ブレーキパッド      

        

キャリパー単体重量: 2000g

RANA PUPILLA 鍛造4potブレーキキャリパー      <MT-DRACO with ENDLESS> 

 

(受注生産)

 

 

 

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鍛造ホイールについて

2014-12-21 19:37:23 | 汎用パーツ

今回の鍛造15インチホイールへのお問い合わせ有難う御座います。

アルミ鍛造製法に関してのご質問が幾つかありましたので少しばかり

Tan-Ei-Syaさんの鍛造製法のご紹介です。

 

古くは日本刀に代表される鍛造技術、日本の鍛造製造技術は

世界的に見てもトップクラスでそのシェア占有率も圧倒的です。

70年代後半に創業した鍛栄舎さん、80年代初頭に豊富な水力発電に

恵まれた富山県に本社工場を構え、軽量&強度という相反する目標を

徹底的に追求してきてます。

一見、電信柱?! アルミ原材料を円形状に固めたビレット。

このビレットをカットして鍛造前に熱処理されます。

同社では、アルミニウム AL 6061(メイン), 6000系 高強度素材,2000系,5000系,7000系
マグネシウム AZ 80(メイン),その他Mg合金
その他、銅,チタンなどを扱ってます。

8000tと6000tの加圧能力を誇るプレスマシン、途轍もない迫力です。

この工程で連続した鍛流線を形成、結晶を微細化し、結晶の方向を整えて

鋳造製法では得られない剛性を生み出します。

 

同社独自の冷間裂開。

「裂開」「スピニング」とは、ろくろを使って陶芸をするイメージで、鍛造後の

素材をローラーでリム幅を伸ばすと同時に圧延する加工技術です。

これらの加工は、時間も手間もかかる難しい技術ですが、素材のさらなる

強度アップのため、こだわる独自の特別な加工技術です。

MT-DRACOがベストと考える 『裂開鍛造』 ですね^^;

 

 

 

NC旋盤、マシニングセンター。

私の大好き?! な5軸旋盤!

大量生産品の鍛造用金型を用いて鍛造する型鍛造に比較して

より高い寸法精度を追求するとNC・MC加工となります。

同社では、24インチまで対応する大型NC旋盤と5軸マシニングセンタを

導入し、さらなるデザイン再現性を確立しています。

特に、鍛造17インチのRS209A&Bはこの切削工程で通常製品の

4~5倍の手間暇と時間が掛かってしまってます(=お高くなっちゃいます)

 

 

仕上げ加工。

意外に思われるかもしれませんが、切削後の製品には鋭利な部分が

どうしても出来てしまいます。   

形状によりマシニングの際にプログラムを組んで一緒に取ってしまいます

が、完全ではありません。

 

切削後は1本1本、職人が熟練の技で丁寧に仕上げていきます。

この工程がなかなか手間暇が掛かる部分ですがとても重要なプロセス。

 

表面処理には色々な手法がありますが・・・

 ブラッシュド、ポリッシュ以外の製品には、ショットブラストという技術を

用います。

数ミリのステンレスカットワイヤを毎秒数百メートルの高速で材料の表面に

ぶつけることで、残留圧縮応力を与え、耐疲労性の向上と表面を整えてい

きます。

それに伴いできあがった、ディンプル状の模様を利用した新しい

表面テクスチャの提案もしています。

冷間直巻きのスプリングも同様の表面処理加工してます。

 

粉体焼付塗装。

 ショットブラストが終了した製品は洗浄され、粉体焼き付け塗装で下地を

作っていきます。 塗装前の皮膜処理は、従来のクロム酸化皮膜から

ノンクロ皮膜へと変更し、環境問題に配慮しています。

その後の通常製品には、1コート(塗装)につき1ベーク(焼き付け)を必ず行

います。

通常商品には3コート、3ベークを行ってます。

 

表面処理。

表面処理に関しては様々な方法があり、又私自身が知らない新技術があ

ると思いますが・・・

ダイヤモンドカット、アルマイト、ブラッシュド、乾式&湿式ポリッシュ、

スパッタリング等々。

この表面処理工程、RS209Aの場合はポリッシュ~クリア2コート~

硬質アルマイト処理といった工程で通常の10倍の手間暇掛けてます。

 

品質管理。

「高剛性」、「軽量化」という相反するものを、高次元で両立させる為、同社

ではJWL規格※1、JWL-T規格※2の定める厳格な数値をクリアし、

なおかつ同社独自基準の+α試験を全製品に実施しています。

※1:運輸省通達「乗用車用軽合金製ディスクホイールの技術基準」の安全基準
※2:貨物自動車および大型自動車向けアルミホイールの安全基準

 

今さらながらに私自身が思うのですが・・・

こんな重厚長大な製造工程でよくもまあとんでもない少量生産を

無理くり行っているもんだと思う今日この頃でした^^;

 

未だ、確定ではありませんが RSC252A Falcone 鍛造15インチ

ホイール、次回セカンドロットの計画も検討しなければいけないかも・・

 

 

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史上最強・最高品質 鍛造15インチホイール&4potブレーキキャリパー

2014-12-20 12:59:13 | FIAT

鍛造15インチホイール、ホイール加工完成連絡がTan-ei-syaさんより来ました。

現在、塗装工程準備中との事。

スペック: 15×6.5J PCD98(4穴) inset30 単体重量(予定)4.5kg

       ツィンバルブ(ゴムバルブ標準)

カラー:   艶消し マットガンメタリック & マットシャンパンゴールド

 

 

<RSC252A Falcone>      

鍛造15インチホイール MT-DRACO with Tan-ei-sya   4本set ¥240,000(税抜本体価格) 

                                              

 

MT-DRACOロゴアルミ削り出しセンターキャップ4ヶSET別売り:   ¥16,000(税抜本体価格)

 

ロゴ無しアルミセンターキャップ4ケSET別売り            :   ¥10,000(税抜本体価格)

 

 

 

純正置き換え鍛造4potブレーキキャリパー限定2set:  ¥378,000(税抜本体価格)

MT-DRACO with ENDLESS

 

 

 

* ↑CG画像の為、ホイールカラーは艶消しのマットカラーになります。

 

 

 

詳細等、ご不明な点ありましたらどうぞ遠慮なく連絡下さい。

mtakek9x1007@silk.ocn.ne.jp

Mobile: 080-6689-9950

 

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小ロット生産の憂鬱?!

2014-12-14 18:22:14 | FIAT

現在進行形の15インチ鍛造ホイールと純正置き換え鍛造4potブレーキキャリパー・・・・・

急ピッチで製作進行中です。

15インチ鍛造ホイール、お陰様でラボテストも無事終了しました。

 

因みに、耐久テストは通常のJWL基準の1.2倍となるTWS基準のVersion1。

半径方向60万回以上・回転曲げ疲労試験12万回以上、更に13°衝撃試験255mmを

余裕でパスしました。

既存アフターパーツ品ですと費用及び時間的な問題で此処までの耐久テストは行われないようですが・・

特に、横剛性確保を重視するMT-DRACOとしては更に意地悪テストを実施。

 回転曲げ疲労試験はVersion1基準の10倍!  120万回転にてテストを継続しました。

(通常では有り得ない過酷さです)

初回生産、20本なんですがね^^;

 

そして、現在悩みモードなのが・・・

センターキャップですが、今回の15インチホイール用はオプション別売りを予定しています。

なので、既存品流用ではなく新たに新規製作を計画。

 

シルク印刷・アルミエッチング・レーザーマーキング等々、色々とアイディアはあるのですが

やはり、彫りの深い旋盤切削のクオリティー感は中々そそられる質感です。

悩みは、原価が既存品の定価を上回っている現状です(汗

この、センターキャップの最終仕様は今しばらく悩んでみます。

こちらも20ヶ製作の予定でしたが結局40ヶ製作・・・

 

 

そして・・・ 同時進行の純正置き換え鍛造4potブレーキキャリパーも初回試作品を急ピッチで

進行中で肉抜き加工部分の一部変更を行ってます。

ぱっと見では殆ど判らない部分ですが、一桁グラムの軽量化にツッコミを入れてる最中で

 

最終的にどうなるかここ1~2週間で答えが出そうです。

こっちは何と 2台分なんですがね^^;

 

 

 

余談ですが・・・  工業製品 ・・・

中でもクルマの場合、私の経験ですと・・・・・・・

量産車ベースの限定車で4桁生産。

更に、価格的には倍以上になりますがカスタムコンプリートで3桁生産。

そして、アフターパーツの場合、大手チューニングメーカーはアイテムにもよりますが

最低3桁ロット生産以上が基本です。

なぜか?   ・・・・  企画・開発経費償却を前提とするとそれ以下の生産は有り得ない ・・・・

 

小ロット生産というよりも殆どショーモデルの試作品ですが、要するに

          『だって、僕自身がほっすぃ~~』

 

最終、詳細スペック等ご興味有りましたらお問い合わせ下さい^^;

 

 

 

 

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ブレーキパッド交換

2014-12-14 16:28:57 | FIAT

協力工場の都筑トライバルオートさんのお近くにお住まいの常連Fさん。

どうやら最近は山道ワインディングロードだけでなくミニサーキット走行にも頻繁に出撃しているようです^^

お遊びサーキット走行といっても低中速コーナーの連続ですと流石に純正ブレーキパッドでは役不足・・・

ほぼ限界まで使用されたブレーキパッド、色々とお勉強された上にMT-DRACOスポーツパッドをご指名です。

サーキット走行頻度が多いといってもやはり街乗り比率が高いのでノンアスベストで対応温度が高い(0~620℃)

上にダストが殆ど出ないのが選択理由だそうです。

更に、コントロール性能を重視すると中々他に選択肢が無いのも事実ですね。

もっとも次回ブレーキパッド交換時は純正置き換え鍛造4potキャリパーに選手交代の噂も^^;

 

 

 

 

この日は、1.4L 6MTのMT-DRACO号もメインテナンス。

 

気づけば、7万キロオーバー。

随分前なんですが・・・

昨年の積雪時にリヤワイパーがご臨終に(実際はリヤワイパー付け根部分の樹脂スペーサーの割れ)

アナログ時代と違って、アッセンブル交換ww

電装パーツはてっきりマニエッティと思いきや、何とDENSO・・・・ しかもMade in Italy ・・・

 

 

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