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デジカメ持って小旅行「坂東三十三箇所霊場32番札所清水寺(きよみずでら)」

2009-02-17 11:39:40 | 旅行

               
            仁 王 門
 このお寺を見つけるのには手間取った。なにしろ農道を走り回ったのだから。途中下校中の小学生に場所を聞いたが役に立たない。そりゃそうだろう、小学生の年代ではお寺なんかに興味があるわけがない。幸い高齢の人がやってきて道を教えてくれた。それでも偶然見つけたという按排だった。
 国道128号線の上総一ノ宮と大原の中間あたりの岬町に位置するこのお寺は、延暦年間(782年~806年)に平安時代の僧最澄(さいちょう)が、この地を訪れて草庵を結んで十一面観世音菩薩を安置し、807年(大同2年)慈覚大師円仁が千手観世音菩薩を刻んで安置したという。
 道路に面して小広い駐車場とキレイなトイレがあるが、急な坂道を登っていって仁王門の前にも車を止められる。ここはやや古びた風情のお寺だった。
 本堂の回廊を歩いたが、床板がカタカタと鳴った。お参りの人も時折訪れるようで、高齢夫婦と思しき二人連れが車から降りるのを見かけた。ここには、県指定の有形文化財木造十一面観音像がある。
            
             本 堂
            
             本堂内部
            
             木造十一面観音像
 夕刻とまではいかないが、冬の陽射しが落ちるのは早く田んぼに囲まれた村落に帳が下りる兆しが見えた。車が国道128号線を走るあいだ、垣間見える太平洋の穏やかなうねりにも、心の安らぎを感じながら帰路についた。
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