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経営学=優秀、副専攻=人類学という過程を経て卒業したアニー・ブラドック(スカーレット・ヨハンソン)は、ゴールドマン・サックスの入社面接を受けた。
そこで受けた質問「アニー・ブラドックはどんな人物?」実に簡単と思った。なぜかというと、自分のことだから。ところがである。何を言っていいのやら、サッパリ浮かんでこない。一体自分は何者なんだろう? ふと疑問がよぎった。
この質問に何人の人が明快に答えられるだろうか。面接という状況を考えると1時間もかけるわけにいかない。せいぜい2分だろう。さて、説明できますか?
これは実に的確な質問だ。入社して仕事を始めたとき、いろんな局面で説明はついて回る。その小手調べに自分のことを話しなさいというわけだった。勿論、アニーはゴールドマン・サックスに入社できなかった。
セントラル・パークで自分の行く末を考えていると、ジョギングを始めるストレッチの女性に見とれたおもちゃのような乗り物に乗った男が近づいてきて、道にしゃがんでいる5歳くらいの子供にぶち当たりそうになった瞬間アニーは危機を救った。
かけよってきた子供の母親は、ディオールのヘビ革コートにルイ・ヴィトンの靴を履いたミセス
X(ローラ・リニー)という女性だった。紛れもなくアッパー・イースト・サイドの住人だった。
映画のナレーションはこう言う「アッパー・イースト・サイドの生息者は、地球上最も裕福で特異は社会システムを持つ。配偶者を得て子作りに成功すると、男は一定の距離を置き、女が食料を確保し家族を養うのだ。
だが、恵まれた母親たちは時間があるので女ならではの活動にいそしむ。つまり、肉体の部分的改造や神聖なる瞑想、断食の儀式も。そこで気になる問題が、子育ては誰が?
アフリカではこう言う「村が子育てをする」アッパー・イースト・サイドでは子育てするのは1人。ナニ-(子守)だ。これは部族の習慣の一般的な記録でなく1人のナニーによる観察記。もし、一部の地域の人に当てはまる場合は、許して欲しい。私は客観的な観察者ではない」
このアッパー・イースト・サイド(Upper East Side)は、高級住宅地として有名。マンハッタン島の中央に位置する。セントラル・パークの東側にあり、20世紀以前は大富豪の屋敷が並んでおり、現在はセントラル・パークに面する住宅街とパーク・アヴェニューの周辺を中心に高級アパートメント、コンドミニアムが並ぶ地域。
アニーはひと夏の体験としてナニーを選ぶ。その高級アパートメントに入るとまるでホテルのスイートのような豪華さ。グランド・ピアノが置いてあるリビング。広々としたアイランド型のキッチン。すべてピカピカ。
ところがアニーの部屋は、6畳ほどでしかも窓から見えるのは建物の壁だけ。これだけで、ミセスXの本当の心根がわかろうというもの。これだけではない。8ヶ条のルールというのがあって、息子や息子の友達を主寝室に入れてはいけない。勿論、あなたも入ってはいけません。息子に昼寝をなせるな。壁紙に触らせるな。見学先は、メトロポリタン美術館やモーガン図書館、フランス料理協会、ニューヨーク証券取引所など。病原菌の多い地下鉄に乗るな。週三回フランス語の勉強をさせなさい。夫が大学付属校に入学させたがっているから。なんと注文の多いミセスX。
しかし、男はカネがあると女を漁るもの。ミスターXも例外ではなかった。ミセスXの夜の面倒を見るのをおろそかにしているせいか、ミセスXのアニーに対する風当たりがきつくなる。アニーは上階に住むハーバードのイケメン男(クリス・エヴァンス)となにやら怪しい関係に。
これらをつぶさに見ていたのが、クマのぬいぐるみだった。つまり、ミセスXは、そのぬいぐるみに監視カメラを仕込んでいたのだある。
それを発見したアニー、キレついでに文句をその監視カメラにぶちまけた。ハーバードのイケメンから、ミセスXからの手紙を受け取って中身を見ると、目が覚めたようにアニーに感謝の言葉が並んでいた。
よくあるなんてことのない結末だったが、アッパー・イースト・サイドの異人類の観察やセントラル・パークの美しさ、それにこの映画はロケをニューヨークでしていて、生のニューヨークを見る楽しさもあった。監督を始めほとんどの出演者もニューヨーカーで占め、アリシア・キーズのようにニューヨークでのロケと聞いてそれだけで出演を決めたという。アメリカ人も憧れるニューヨーク。エキサイティングな街ニューヨークの魅力あるれる映画とも言える。
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監督
シャリ・スプリンがー・バーマン1963年7月ニューヨーク生まれ。
ロバート・ブルチーニ1964年8月生まれ。この二人は夫婦。
キャスト
スカーレット・ヨハンセン1984年11月ニューヨーク生まれ。
ローラ・リニー1964年2月ニューヨーク生まれ。
アリシア・キーズ1980年1月ニューヨーク生まれ。
クリス・エヴァンス1981年6月マサチューセッツ州ボストン生まれ。