1931年にブロードウェイ・ミュージカル「エヴリバディズ・ウェルカム」の中で歌われた。1942年製作の映画「カサブランカ」のテーマ曲になり、酒場のピアニスト役サムを演じたドーリー・ウィルソンが歌って広く知られるようになった。ちなみに、「時の過ぎゆくままに」と訳されるが「時が経っても」が実際の意味だとウィキペディアにある。
ハンフリー・ボガード(リック)がイングリッド・バーグマン(イルザ)に、今でも愛していると打ち明けながらいう「Here's looking at you. Kid(君の瞳に乾杯!)」日本人にはちょっとキザに思われるが雰囲気はグッド。
一度は女性に使ってみたい言葉。女性からは言われてみたい言葉になるのだろう。アメリカ映画協会の名セリフベスト100(2005年)の中に、この映画から6個が選ばれているのも名作の証か。
渋く声のいいハンフリー・ボガード、見とれるほどの魅力的なイングリッド・バーグマン。強い印象を残した映画だ。
それに、わたしの好きな曲「カサブランカ」。これはバーディ・ヒギンズが歌っていて、登山に向かう真夜中の車でよく聞いたものだ。
このバーディ・ヒギンズは、1946年フロリダ生まれ。’81年にレコード・デビュー。大好きな映画「カサブランカ」に触発されて書いた「カサブランカ」がヒット。甘い歌声とソフトな旋律のポップスでAORシンガー・ソングライターとして注目を集めた。代表曲は「キーラーゴ~遥かなる青い海」。
映画の中のサム役のドーリー・ウィルソンで「As time goes by」を。バーディ・ヒギンズで「カサブランカ」をどうぞ。