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映画「50/50フィフティ・フィフティ’11」劇場公開2011年12月

2012-08-15 13:41:46 | 映画

                
 シアトルのラジオ放送局に勤める27歳のアダム・ラーナー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は医師からガンを宣告される。
 このガンは、珍しいもので正式には「悪性神経鞘腫(しょうしゅ)神経線肉腫」という。原因は、17番染色体の遺伝子の突然変異からくる。治療は術前療法でがん細胞を縮小させ切除手術がもっとも望ましいと医師の説明が続く。アダムは上の空で聞いているが肝心の治るのかという点があいまいでネットで調べる羽目になる。

 そこにはなんともやるせない説明が並んでいた。5年生存率は50%、転移後生存率10%未満。気分の滅入ること夥しい。
 同棲しているレイチェル(ブライス・ダラス・ハワード)との関係も怪しくなる一方、がん患者特有の気難しさにも優しく接するセラピーの研修医キャサリン(アナ・ケンドリック)とはなぜか甘えが出るアダム。アダムの母ダイアン(アンジェリカ・ヒューストン)の息子に気遣う気持ちがアダムにとって鬱陶しい。

 それを「両親を選ぶことは出来ないわ。あなたが変わらないといけない」とさとすキャサリン。ラジオ局の同僚で友人のカイル(セス・ローゲン)の友情が本物であることが分かったりレイチェルの浮気の発覚もあったり身辺は何かと急速に変わり始める。
 変わらないのが抗がん剤の作用で全く効果が現れない。最後の手段、危険な手術しかない。アダムは手術を受ける。勿論、手術は成功してハッピーエンドとなる。

 ラストシーンは、キャサリンがアダムの家に訪ねてきて友人のカイルを追い出したあとキャサリンが「それで?」ニヤニヤ笑いのアダム「それで?」キャサリン「どうする?」相変わらずニヤニヤ笑いのアダム。あとはエンドロールとなる。

 熱い抱擁なのかと思ったが、あっさりしたものだった。この方が爽やかでよかった。さて、ガンを宣告されるというのはどんな気持ちになるのだろう。いずれその時が来るのかもしれないが、考えるとちょっと怖い気もする。
           
           
           
           
           
           
           
           
           
監督
ジョナサン・レヴィン出自不明のため写真掲載

キャスト
ジョセフ・ゴードン=レヴィット1981年2月ロサンゼルス生まれ。
セス・ローゲン1982年4月カナダ、ブリティッシュコロンビア州バンクーバー生まれ。
アナ・ケンドリック1985年8月メイン州ポートランド生まれ。
ブライス・ダラス・ハワード1981年3月ロサンゼルス生まれ。’01「ビューティフル・マインド」でアカデミー監督賞受賞のロン・ハワードの娘。
アンジェリカ・ヒューストン1951年7月サンタモニカ生まれ。’51「アフリカの女王」で作品賞受賞のジョン・ヒューストンの娘