東京駅は、総武線快速と横須賀線が一本につながり千葉から久里浜まで直通で行くことが出来る。その東京駅の地下のプラットフォームからコンコースまで、二本のエスカレーターに乗り継がなくてはならない。で、二本目のエスカレーターはかなり長い。
通勤時間帯になると山手線や京浜東北線、東海道線、東海道新幹線、東北新幹線、地下鉄線に乗り換える人々でごった返す。うろうろしていると蹴飛ばされそうになる。
そこでエスカレーターの乗り方が生まれたようだ。東京なら左側によって右側が駆け上る人用。東京は、交通法規の左通行を守っている感じだ。
大阪はどうか。大阪はこの全く逆。ネットで調べてみるとこの違いについて、1970年(昭和45年)3月14日開幕した日本万国博覧会のとき、多くの外国人来場者もあることから警備員の「右によって立ってください」と誘導したのが、その始まりだという。
したがって大阪は、世界標準の乗り方。東京は日本の交通法規遵守と言える。どちらがいいとか悪いとかでなく、地方の特色としてみればいいと思う。関西に旅行をすれば、人の振りを見て真似をすればいい。
それにしても東京と大阪は何事も正反対が多い。うどんだしのとり方とか、蒲焼の仕方とか。それに言葉のニュアンス。なんとなく尻すぼみな大阪弁と怖いほど語尾が強くおさまる東京弁。大阪の色の薄いうどんだしも、東京の濃いうどんだしも慣れれば何も言うことはない。