もともとサッカーに興味がないから、ボールをゴールに入れればいいというぐらいしか知らない。ましてや選手の名前なんてラジオでちらりと耳にするぐらいだ。
ブラジルで今月12日開幕のワールドカップでサッカー・ファンは盛り上がっているようだ。そういう熱気はゲームばかりではなさそうだ。
4月5日読売夕刊に“高級ブランドPR戦”という記事があった。それによると選手が移動する場合には公式のスーツを着用するらしい。記事では日本、ドイツ、韓国の選手が着用した写真が掲載されている。
まず日本、英国のダンヒルが手がけた濃紺の地に薄いグレーの格子柄という洒落たもののようだ。掲載の写真は、本田圭佑選手でファンに手を振っているのか左手を上げている。靴は黒。悪くない。これは市販されていて税抜き19万円とか。好調な売り上げらしい。
ドイツは、濃紺のスリーピース。ドイツのヒューゴ・ボスのブランドで細身のシルエット。靴は黒。こちらの値段は、13万5千円の予定という。
韓国も濃紺のスーツ。韓国の男性服ブランド、ギャラクシー製。靴は茶。
公式スーツの一致点は、濃紺というところ。これは偶然の一致なのだろうか、あるいは国際サッカー連盟の意図なのだろうか。
それはともかく、濃紺のスーツに茶系統の靴という韓国。ネクタイに合わせたのかもしれないが、ちょっと野暮ったい感じがする。あの国は発想も異次元だしファッションにも別の感覚があるみたいだ。
それに、日本の今のクールビズ。ポロシャツで勤務OKとは、ちょっと男をやわにしていないだろうか。この公式スーツのようにネクタイでびしっと決めたほうがスマートで格好いいと思うが。本田選手も格好いいよ。著作権の関係で写真を載せられないのは残念。
ああそうだ。この費用は個人負担? それともサッカー協会負担? 私も19万円のスーツを着れば、少しは格好良くなるかなあ。