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女は愛なくしては……「パパが遺した物語Fathers and Daugthers’15」劇場公開

2016-04-04 15:45:59 | 映画

              
 劇中こんなセリフがある。「男は愛がなくても生きていける。でも女は違う」この言葉がケイティ(アマンダ・セイフライド)の心に響くものがあり、今一度キャメロン(アーロン・ポール)の愛を求めよう。

 学生時代からずっーとセックスは運動不足解消のためといって相手選ばずの奔放な女だったケイティ。常軌を逸しているが何故だろう。そこには父が娘を溺愛した副作用だと映画は言う。

 その父ジェイク(ラッセル・クロウ)は、ケイティ(幼少期を演じるカイリー・ロジャーズ)の幼いとき、豪雨の中ジェイクが運転中夫婦喧嘩。前方不注意の交通事故でケイティは母を失う。ケイティは無傷だったが、ジェイクには脳に損傷が残った。

 精神科医は、妻を亡くしたショックもあってうつ病と診断。早期入院治療が望ましい。「一生ケイティと一緒だよ」というジェイクも苦渋の決断をした。妻の姉エリザベス(ダイアン・クルーガー)夫妻にしばらく預けることだった。

 エリザベス夫妻は弁護士で大きな屋敷に住み二人の男の子がいる。泣き叫ぶケイティを振り切って7ヵ月後、退院したジェイク。ケイティを迎えに行ったエリザベス邸で夫妻から言われたのは「ケイティを養子にしたい」。

 勿論断ったジェイクではあるが、なんと姉夫婦の高慢な態度。少なくともジェイクは、ピューリッツァ賞受賞の作家だ。事故以来思うような作品はない。金銭的にも貧しい。そんなジェイクから娘を奪おうなんて許せるはずがない。 と観る人は思うわけ。

 エリザベス夫妻の極端な人物造形ではあるが、多分監督の意図したところかもしれない。こういう憎まれ役を配して観る人にジェイク父娘への感情移入を図ったともいえる。

 やがて病は、ジェイクの命を奪う。父という大好きな男性を失ったケイティには、愛する男性は父一人。父の著作「Fathers and Daughters」を信奉するというキャメロンとの出会いも、ある夜、ケイティが男を連れ込んだ形跡をキャメロンが見つけ同棲が終わる。 が、冒頭の「男は愛がなくても生きていける。でも女は違う」やっとキャメロンの愛に気づくケイティ。

 幼少期のケイティを演じたカイリー・ロジャーズがすごく可愛いのとアマンダ・セイフライドのぎょろ目が印象的だった。この映画フラッシュバックが多用されていて、ちょっとうざったい感じもある。劇場公開2015年10月
        
        
        
        
        

監督
ガブリエル・ムッチーノ1967年5月ローマ生まれ。

キャスト
ラッセル・クロウ1964年4月ニュージーランド、ウェリントン生まれ。2000年「グラディエーター」でアカデミー賞主演男優賞受賞。
アマンダ・セイフライド1985年12月ペンシルヴェニア州アレンタウン生まれ。
カイリー・ロジャーズ(幼少期のケイティ、2004年2月テキサス州ダラス生まれ。
アーロン・ポール1979年8月アイダホ州コメット生まれ。
ダイアン・クルーガー1976年7月ドイツ生まれ。

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