子供の頃からの親友ローラ(イジルド・ル・ベスコ)が出産後急逝した。クレール(アナイス・ドゥムースティエ)は子供の頃、手のひらをナイフで切って、ローラと血の絆を誓った仲だった。
成人してローラはダヴィッド(ロマン・デュリス)と結婚、クレールはジル(ラファエル・ペルソナーズ)と結婚、共に郊外のアメリカ風の住宅地に住んでいる。
ダヴィッドもクレールもローラを亡くして傷心の日々。ある日、クレールがダヴィッドの家を訪れた。ノックをしても誰も出てこないので帰ろうとしたとき、子供の泣き声が聞こえてくる。そっとドアを開けて入ってみると、そこには女装をしたダヴィッドが、娘リュシーに哺乳瓶からミルクを飲ませていた。
驚きながら話を聞いているうちに納得する。それからは、二人してショッピングやディスコで遊ぶ。そして7年後として、女装のヴィルジニアとクレールが学校の門で成長したリュシーを出迎える。
他愛のない話ではあるが、フランス風の小粋な雰囲気と男でもメイク次第で変身できるという女装趣味者には、たまらない映画かもしれない。本物の女クレールは、そばかすの浮いた素顔のメイクのため、尚更女装ヴィルジニアが印象的に。
面白いのは、住んでいる住宅がアメリカ風で、乗っている車はマツダのロードスターということで、この監督海外のものがお好きなようで。
フランス映画でアメリカの郊外と思える街区にちょっと驚き、googleマップでフランスの住宅地をさまよったが、見た範囲では見つけられなかった。
その代わり、住宅地の道が狭いということと日本のようなたたずまいがあった。塀で家を取り囲んであって樹木が生い茂っていた。建物はフランス風だ。
監督
フランソワ・オゾン1967年11月パリ生まれ。
キャスト
ロマン・デュリス1974年5月パリ生まれ。
アナイス・ドゥムース1987年9月フランス、リール生まれ。
ラファエル・ペルソナーズ出自不詳。
イジルド・ル・ベスコ1982年11月生まれ。
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